パリのどこかでほぼ毎週開かれている、日本でいう骨董市のような仮設のブロカント(アンティーク市)。近所で開催されていたので行ってみると、ここにもアトリエ椅子はありました。やっぱり格好良いので、ついつい目がいってしまいます。近年インダストリアルスタイルの人気が高いので、こういった椅子の相場も上がっています。なかなか手が出せません。道に落ちてないかな、あったとしてもすぐ誰かに持って行かれるだろうけれど。
蚤の市やブロカント(アンティークショップ)で良く見かける、工場やアトリエで使われていたであろう回転式の椅子。ディティールはそれぞれ微妙に違いますが、座面と背板が木素材、フレームと脚部がスチールが基本。職人さん達に使い込まれた感じが、何ともいえず良い味を醸し出しています。置くだけで絵になる。
蚤の市やブロカント(アンティークショップ)で良く見かける、スチール製のチョー重そうなスチール整理棚。形や色や棚数も色々あってひとくくりには出来ませんが、その圧倒的な存在感にいつも魅了されます。お金と部屋の広さに余裕があれば欲しい逸品です。今はやりのインダストリアルスタイルにもピッタリはまりますし、ショップデザインにもアクセントになりそうです。
以前紹介した、学校引き払い椅子の肘掛け付きタイプを蚤の市で発見。細部は微妙に違いますが、肘掛けは後付けされたのではなく、既製品としてこのモデルが存在するようです。格好良いです、余裕があれば是非共欲しい逸品です。
ワイヤーチェアでもイームズだとこうなります。ワイヤーメッシュチェアにシートパッドとシートを付け、その形状から「ビキニ」と呼ばれているモデル。デザインVS彫刻・工芸という構図でしょうか。好みは別れると思いますが、自分は彫刻出身なので、ベルトイヤの方に一票。値段は負けてしまいますが、その方がこちらとしては助かります。
お店の入っていた建物の全体像。中世木組み建築/Colombage(コロンバージュ)の特徴である木の柱と梁がむき出しになり、漆喰とのコントラストがきれいです。また、上階に行くほど梁を路地側に持出してきており(写真中央部)当時の店舗用の建築様式で、上階の住居面積を少しでも確保する為と、税金を安くする為の知恵から生まれた方法と以前どこかで習ったような記憶がありますが定かではありません。