こわれかけのカセット

日々日常で目にするおもしろ~いを紹介していこうと思ったけど、結局なんでもアリなんです。

パリモード一点モノ240/SIHEM SUPER DATOMATIC 17 RUBIS手巻き式01

2013-12-31 07:57:55 | パリモード一点モノ
本年最後にご紹介させて頂くのは、週末近所の蚤の市ヴァンヴ外の闇市で、一目惚れして買い付けた”SIHEM SUPER DATOMATIC 17 RUBIS手巻き式”は、1970年代に乱立したあまり知られていない小さな時計メーカーの一つ、勉強不足で詳しいことはわかりませんが、カラフルで美しく世界の時間が瞬時に確認出来る珍しい逸品です。巷に出回っているゴツい系時計の代名詞「ディーゼル」の時計にも負けないオーラを放っております。ミッドセンチュリーモダンデザインの流れを汲んでおり、ポップでお洒落な印象です。二重のベゼルは回転し、一つは各国の主要都市名を設定するモノで、もう一つは時差の設定用のようです。一部の数字しか無いフェイスデザインも秀逸で、蛍光色使いが今期のファッショントレンドともマッチします。日付表示機能も付属する、優れた内容です。ベゼルを収める構造上の理由からなのか、ゴツくて重い厚みのあるボディーは、フオルムも独特で個性的、大変存在感があります。アレルギー対策なのか、二重構造になった革ベルトも面白いです。当時のモノらしく。手巻き式というところも味があります。皆さんは、この時計メーカーご存知でしたか?個人的には。今回初めて知ったメーカーでした。現在コレクションように手元に残すかどうか迷っているところです。それでは、皆さんも良い年末年始をお過ごし下さい。Bonne fin d"anne!!! 来年もどうぞ宜しくお願い致します。このブログは今後も継続出来るのでしょうか。























パリつれづれなるままに買い付け-115/chateaufortアトリエコート大小二種ブラックシャンブレー生地01

2013-12-30 03:21:11 | パリつれづれなるままに買い付け
週末二日目に、近所の蚤の市ヴァンヴ外の、闇市では珍しいことですが、サイズ違いのデッドストック品二着が並べられていたので、即断即決で買い付けた”chateaufortアトリエコート大小二種ブラックシャンブレー生地”です。販売業者さんは、1950年代のモノと言っておりました。襟元のサイズ表記タグは切り取られており、正確なサイズはわかりませんが、177cm62kgの自分が着用してみると「大」はちょっと大きめの印象なので、Lサイズ50~54ぐらい、ベルトは片側に固定されてり、ぶら下がっているデザインで、ややめんどくさい使い勝手ではありますが、ざっくり羽織るには最適だと思います。一方「小」の方は、ちょっと小さめな雰囲気に袖丈も短い印象でしたのでSサイズ42~46ぐらいでしょうか。ベルトループが左右にあり、ベルトを通すデザインでスッキリスリムなシルエットですので、一般的な日本人向けなサイズ感だと思います。皆さんは、どちらのデザイン、サイズ感がお好みですか?個人的には、大きい方が大は小を兼ねるので、キープしたいところですが、気になる方は、お早めにご連絡下さい。


パリ蚤の市便り-2282/ヴィンテージMATSUDA LAMP GRAS MODEL 201 TYPE01

2013-12-29 00:53:22 | パリ蚤の市便り
日本でも人気の「GRAS MODEL 201」かと思いきや、その半額以下の価格で購入可能な、ジョイント部分の星形パーツが特徴の、類似商品”ヴィンテージMATSUDA LAMP GRAS MODEL 201 TYPE”は、近所の蚤の市ヴァンヴ内の、ある業者さんのお店で見掛けたモノです。それにしても丸ごとそっくりとデザインを真似ており、クオリティーも高く、大変良く出来ており、わかる人しかわからないように、丁寧に作り込まれております。ここまであからさまにやられると、ブランド名が異なるだけで、同じ工場で作られていたのではないかと考えたくもなります。状態も良く、オリジナルクランプも付属しており、オリジナル真鍮タイプのソケットと黒の塗装のカラーコントラストも美しいです。お値段は悪くはない内容で、200€切っておりました。皆さんは、ヴィンテージ「MATSUDA LAMP」ご存知でしたか?個人的には、以前「パリつれづれなるままに買い付け-012/MAZDA社製デスクライト二本アーム固定式リペイント01」でご紹介させて頂いたこともあり、気になる照明メーカーの一つです。

パリ絵になるウィンドー-76/2013年ノエルパリGaleries Lafayette(ギャラリーラファイエット)サブ01

2013-12-28 07:40:12 | パリ絵になるウィンドー
物語の一節として、冒頭文に必ず出てくる「il était une fois Noël / イ・レテュンヌ・フォア・ノエル(昔々あるところにクリスマスがありました。)」に着想を得たクリスマステーマを打ち出し、サブウィンドーでは多くの作品が既に存在する、来年二月公開予定の映画「美女と野獣」とのコラボレーションを大々的に展開している。一面バラの画面に触れると、触れた部分だけバラが消えて中が覗ける、インタラクティヴなウィンドーの試みが、特に目を引きました。多くの大人や子供が楽しんでおりました。皆さんは、観客参加型のウィンドーの展開、どのように思われますか?個人的には、今後増えて行く手法の一つでは無いかと思いました。

パリ絵になるウィンドー-75/2013年ノエルパリGaleries Lafayette(ギャラリーラファイエット)ツリー01

2013-12-27 05:32:11 | パリ絵になるウィンドー
物語の冒頭文として定番の「il était une fois  Noël / イ・レテュンヌ・フォア・ノエル(昔々あるところにクリスマスがありました。)」からインスピレーションを得たクリスマステーマを打ち出す”Galeries Lafayette(ギャラリーラファイエット)”では、恒例の店内吹き抜け巨大クリスマスツリーとして、30周年を迎えたスウォッチとのコラボレーションで、お伽話に出てくる街のような装飾の施された、カラクリ仕掛けの人形と共に構成展開されております。一時間ごとに照明効果と共に束の間の劇場的演出が施されます。皆さんは、プランタンとラファイエットのクリスマスツリー、どちらがお好みですか?個人的には、例年よりも更に凝った作りのラファイエットのツリーは、見応えありました。

パリ絵になるウィンドー-74/2013年ノエルパリPRINTEMPS(プランタン)ツリー01

2013-12-26 23:47:52 | パリ絵になるウィンドー
勢いの止まらない”PRINTEMPS(プランタン)”は、イベント会場店内吹き抜け部分も、クリスマスウィンドーと同様に「Noël, joyeuse obsession by PRADA  / ノエル・ジョワイユーズ・オブセッション・バイ・プラダ(プラダによる、クリスマス、楽しい妄想)」毎年恒例のハイブランドとのコラボレーションでの展開で、本年は「プラダ」プレゼンツのイルミネーションで装飾された巨大なクリスマスツリーと、相対する壁面にはクリスマス前スケジュール帳のような、プラダコレクションの日替わりメニューのような構成でした。地下一階スペースには、その場でコレクションラインを購入出来る、プラダのポップアップショップを設置し、顧客の購買意欲を促進している。皆さんは、今年どこのクリスマスツリーが良かったですか?個人的には、次回紹介させて頂く、新しい試みの施されたラファイエットのツリーが素晴らしいと思いました。

パリ絵になるウィンドー-73/2013年ノエルパリPRINTEMPS(プランタン)01

2013-12-25 05:56:15 | パリ絵になるウィンドー
オーナー企業が変わって数年経ち、今やパリの百貨店の中でも、高級百貨店の様相に変化しており、実力ナンバーワンの”PRINTEMPS(プランタン)”の提案する、今年のクリスマステーマは「Noël, joyeuse obsession by PRADA / ノエル・ジョワイユーズ・オブセッション・バイ・プラダ(プラダによる、クリスマス、楽しい妄想)」です。毎年恒例のハイブランドとの大々的なコラボレーションウィンドーを展開しております。本年は人気ブランドの常連「プラダ」一色に染まっておりました。カラクリ仕掛け各ウィンドーは絵のようでもあり、それぞれのストーリーを語っております。「プラダ」によるクマのマスコットが、モミの木やお菓子や贈り物の真ん中で、私達を感嘆させると同時に大いに楽しませてくれます。店内吹き抜け部分にも、巨大なクリスマスツリーと共にプラダのポップアップショップを展開しており、壁面にはクリスマス前スケジュール帳のような構成も圧巻でした。皆さんは、コレクションを注目しているハイブランド、幾つかございますか?個人的には、一応一通りは見ますが、特にブランドモノに興味がある訳では無いので、プランタンのウィンドーも、ファンの方のように大興奮とまでには至りませんでした。

パリ絵になるウィンドー-72/2013年ノエルパリGaleries Lafayette(ギャラリーラファイエット)01

2013-12-24 04:39:43 | パリ絵になるウィンドー
観光客向けの百貨店として不動の地位を築きつつあり、いつも人波でごった返しているものの、庶民的な雰囲気に変わってしまったのが残念なGaleries Lafayette(ギャラリーラファイエット)”の、今年のクリスマステーマは、フランスのお伽話や物語には必ず出てくる冒頭の言葉を引用した「il était une fois  Noël / イ・レテュンヌ・フォア・ノエル(昔々あるところにクリスマスがありました。)」と子供心をつかむ内容です。お伽話をテーマに、子供服でも人気のリトル・マーク・ジェイコブスの2013秋冬コレクションまとったマスコット人形の「リリー」と、ブランド提供の蝶ネクタイをした熊の人形「マルタン」のペアが紡ぎ出す、夢のような楽しい冒険の軌跡の叙情詩を、毎年恒例カラクリ仕掛けのメインウィンドーにて展開しております。様々なお伽話から着想を得た、場面設定の中、可愛らしい人形達がコミカルに動き回っている様が、大人にも子供にも人気でした。皆さんは、クリスマスの物語を想像するなら、どんなアイディアをお持ちですか?個人的には、本年のGaleries Lafayette(ギャラリーラファイエット)のような「アドべンチャー」展開も素敵だと思いました。

パリ絵になるウィンドー-71/2013年ノエルパリBon Marché(ボンマルシェ)01

2013-12-23 09:53:07 | パリ絵になるウィンドー
パリの中でも唯一セーヌ右岸に位置し、世界最古の百貨店でもある歴史があり、高級感漂う「新宿伊勢丹」的な存在の”Bon Marché(ボンマルシェ)”。そんな老舗が打ち出す、今年のテーマはズバリ直球勝負の「C'est Noël / セ・ノエル(さあ、クリスマス)」。昨年から継続されているテーマですが、毎年恒例のカラクリ仕掛けクリスマスショーウィンドーで本年は、時間の流れを感じさせるモチーフを、ボンマルシェらしく抽象的芸術的にアレンジし、クリスマスの夢のような一時を表現しております。例えば、メトロノームの針の刻み、鳩時計のマスコット、時計の振り子、揺れるブランコ等々、中断された時間の流れ、時の流れと共に湧き出る夢の数々等、樹木をモチーフにした最小単位の森の中でボンマルシェの提案するクリスマス商品を絡めながら詩的に構成展開しております。パリの百貨店を牽引して来たボンマルシェらしく、常に時代に左右されない永遠性と前衛性を併せ持った素晴らしいクリスマスの「一時」の演出だと思いました。皆さんも、クリスマス前に、夢の一時を味わいに出掛けてみては如何がでしょうか。個人的には、Bon Marché(ボンマルシェ)のウィンドーは通常難解でわかりにくいことが多いと思っていたのですが、ここ数年はユーモアを交えてコンセプトがはっきりしており、良い展開になっているように見受けられますが、作り込みは相変わらず凝っておりアーティスティックな提案は変わらず、毎回さすがだと感心させられます。

パリ絵になるウィンドー-70/2013年ノエルパリBHV / MARAIS(ベー・アッシュ・ヴェー/マレ)01

2013-12-22 03:07:06 | パリ絵になるウィンドー
ラファイエットの資本が入って数年が過ぎ、長かった外装工事もすっかり終えて、パリの中心部マレ地区の顔となるようお洒落に変化した”BHV / MARAIS(ベー・アッシュ・ヴェー/マレ)”。今年のクリスマステーマ「Le Noël des chefs / ル・ノエル・デ・シェフ(シェフのクリスマス)」テーマに沿って、毎年恒例のカラクリ仕掛けを含むクリスマスウィンドーは、想像上の晩餐会を型破りな場で展開するというコンセプトのもとに、店内で扱う商品を絡めながら、上手く構成されております。例えば、ある花屋さんで、ある肉屋さんで、マレ地区のある通りの片隅で、あるオモチャ屋さんで等々と場面設定もバラエティーに富んでおり、見ていても面白いです。皆さんも、本番のクリスマス前に、贈り物やご馳走のアイディア探しに、家族でウィンドー散策をしてみては如何がでしょうか。個人的には、BHV / MARAIS(ベー・アッシュ・ヴェー/マレ)は年々コンセプトが明解で、ディスプレーの質も良くなって来ているので、今後注目してゆきたいと思っております。