最後に「rancotre radieuse/輝くような何かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりには、電球。「そのままやん!」と関西弁で突っ込みを入れたくなりますが、わかりやすい表現方法です。誰しも光り輝く未来を手に入れたいもの、ということでしょうか。以上10回に分けてご紹介させて頂きました、ボンマルシェ流のウィットやユーモアの利いたウィンドーは、今年も健在です。今後も、面白い展開を見せてくれそうな予感が致します。随時皆様にもご紹介して行きたいと思っておりますので、ご期待下さい。ボンマルシェのフェイスブック内リンク記事にも今回のウィンドー写真が掲載されております。参考までに覗いて見て下さい。http://www.journaldesvitrines.com/divers/rencontres-2011-vitrines-bon-marche/
次は「rancontre inspiree/霊感的な何かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりに、丸められた紙。テレビや映画やマンガのワンシーンではないですが、何かに煮詰まった時、むしゃくしゃして、紙を丸めて放り投げることありますよね。誰しも、仕事がはかどらない時、アイディアがうかばない時、普段は信じていなくても、神様にお願いしたくなる時あります。困った時の神頼み、霊感を研ぎ澄ませる訓練を、日常的に行いましょうということでしょうか。
次は「rancontre voluptueuse/享楽的な何かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりには、ピンクのバラの花。la vie en rose/ラ・ヴィ・アン・ローズ/人生はバラ色とあるように、幸せな生活をバラの色に例える所からきているのでしょう。人生は楽しくありたいものということでしょうか。
ボンマルシェ新年ウィンドーの続きです。大きいウィンドー4面のご紹介を順次して行きます。まずは「rancontre amoureurse/愛する誰かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりに、リンゴ。アダムとイヴの禁断の果実でしょうか。フランス人は愛に生きる人々なので、願いとしては当然ですね。愛する心は、日常的に盛り上がりますが、愛が冷めると、即離婚。離婚率も高いです。だからこそ、究極の愛する人との出逢いを求めるという教訓でしょうか。
最後に「rancontre genereuse/気前のいい誰かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりに、鏡面ピンクのブタ型貯金箱。無い袖は振れない、贅沢でなくても少しは余裕のある生活を送りたいものです。
次は「rancontre gourmande/食通な何かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりに、棒付き渦巻きキャンデー。子供の頃の至福の時間が思い出されます。おいしいモノはお腹と心を満たしてくれるということでしょうか。
次は「rencontre chaleureuse/真心ある誰かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりに、ロシアの伝統式木製人形マトリューシカ。大きさの違った人形が入れ子式にそれぞれの体内に収まっていることから、内に思いがこもっていることを比喩しているのでしょうか。
次は「rancontre joyeuse/楽しい何かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりに、吹き出し型の鏡にahahの文字。言葉や表情を使って、まずは鏡に映る自分から声を出して笑い、愉快な生活を送って行こうということでしょうか。
次は「rencontre delicieuse/おいしい何かとの出逢い」でしょうか。ピンポン球の替わりにスゥイーツが卓球台の上を弾んでいます。食事は生きる為に、デザートは人生を楽しむ為に。懐や気持ちに余裕がなければ、贅沢なおいしいモノは食べられません。
一月も最終日となり、お届けがちょっと遅くなってしましたが、ボンマルシェの新年明けから展開され、セール期間終了まで続くと思われる、面白ウィンドーのご紹介です。ボンマルシェらしいウィットに富んだ、ユーモア溢れるディスプレーは、いつ見ても新鮮な驚きと発見があり、完成度の高いモノばかり。他の百貨店が、セールのポスターをガラス面に張っただけと言う、無味乾燥なウィンドーを展開している中、顧客の肥えた目を楽しませるお洒落な対応はさすがです。卓球台を使って、会話のシーソーゲーム。新年のスローガンも気になります。最初は「rencontre precieuse/貴重な何かとの出逢い」でしょうか。オーソドックな目覚まし時計がピンポン球の替わりです。時間の大切さやタイミングの重要性を説いているのでしょうか。皆さんは、年頭に今年一年の抱負を掲げましたか?