アンティーク加工なのか、使い込まれてそうなったのか、木製家具の塗装が剥がれて良い感じになっている''青テーブルスツールセット''です。南の方の、おそらく海の近くの、暖かい風が通る地域にある家に置いてありそうな家具のイメージ。単なるリゾート地ではなく、色を愛する人々の、日常生活に密着した普通の暮らしの中で使われる家具。都会の喧噪から離れ、ゆったりと時間が流れる場所にピッタリの家具。忙しい現代人の私達とは正反対の、気持ちに余裕を持ち自由な価値観と感性で、人間らしい生き方をしている悠々自適人が選ぶ家具。様々な素敵なストーリーが浮かんでくる、そんな家具だと思いました。皆さんは,今と全く違った生活を始めるとしたら、どんな家具を選びますか?
ほぼ同じ、ナチュラルな木の色目の''木製家具''を数種類集めて展示していた業者さん。机、ミシン台、収納と全く違う使い道ですが、色目にはこだわって取り揃えられてあります。どれも手の込んだ作りで、木工職人さん達の素晴らしい技を見ることが出来ます。自然素材である木の持つ温かみや、年を経て使い込まれ色が変化して行く様等、素材感が十分に生かされています。今後も長年に渡り、木の家具の醍醐味を感じ続けることの出来る、どれを選んでも価値ある良い品々だと思います。皆さんは、木の家具の良さはどんな所にあるとお考えですか?
木の使い方と独特な色目の緑色のシートがノスタルジックな雰囲気を醸し出している''レトロ机椅子セット''です。椅子の肘掛けの支柱は、後ろ脚と一体になっている構造で、シルエットが美しいです。背板から座面に流れるようなシートのラインも秀逸です。机も、機能を重視しシンプルにデザインされており、把手を省いた直接手を差し込む引き出しの傾斜は、良く考えられています。天板の一部えぐられた形状も、人の動きを計算して決められたカタチのように思います。使い込まれて味の出た、古き良き温かみのあるデザイン家具です。皆さんは、木の温かみを感じさせる家具はお好きですか。