礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

月光仮面が乗っていたオートバイの車種

2018-10-07 04:54:10 | コラムと名言

◎月光仮面が乗っていたオートバイの車種

 先日、近所の古書店で、『月光仮面 幽霊党の逆襲篇』(Art Station)というのを購入した。古書価三〇〇円。安かったから購入したのだが、この買物は失敗だった。このディスクには、四話が収録されており、この四話で、「幽霊党の逆襲篇」が完結するのかと思ったが、そうではなかった。話には、まだ続きがあった。ケースをよく見ると、「Disk 1」と書いてある。どうも、「Disk 2」というのがあるらしい。
 しかし、この『月光仮面 幽霊党の逆襲篇』Disk 1を見て、全く収穫がなかったわけではない。それは、月光仮面が乗っていたオートバイが、横向きで駐車しているシーンが出てきたからである。これは貴重なシーンである。
 このシーンを見て、このオートバイは、ホンダ・ドリーム250cc、「C70」1957年型ではないかと判断した。ただし、今、手元に信頼できる資料がないので、ハッキリ断言はできない。なお、テレビで『月光仮面』が始まったのは、一九五八年(昭和三三)だったという。
 以下に、そのオートバイの特徴を列挙しておく。

・塗色は白。
・エンジンは二気筒で、やや前傾している。
・フレームはプレス成型(パイプ・フレームではない)。
・ハンドルもプレスハンドル(パイプ・ハンドルではない)。ハンドルのグリップラバーは、たぶん薄茶色。
・ヘッドライト、フロントフォーク、スウィングアーム、リヤサスペンション、ウィンカーランプ、ミラーは、すべて四角。いわゆる「神社仏閣型」である。
・メインスイッチはヘッドライトの左側。
・ガソリンタンクの両サイドはメッキ(たぶん、メッキ板が付いている)。ニーグリップの部分もメッキの梨地。つまり、ニーグリップラバーは無い。
・エンブレムはガソリンタンクのメッキ部分の前方に突起する形で付いている。羽根は一枚。
・マフラーも四角、アップはしていない。
・シートはダブルシート(色はたぶん薄茶色)。
・テールランプの形状は不明だが、たぶん四角。

 なお、このオートバイは、かなり操縦性がよさそうだ。最初のクレジットのシーンで、オートバイに乗る月光仮面が映るが、彼は両手に拳銃を持って、つまり両手とも「手放し」でカメラに接近し、そのままカメラを除けて走りぬけている。あるいは、月光仮面に扮する大瀬康一さんの運動神経がよかったということか。

※上記の記述に一部、訂正があります。最後のところで、「月光仮面に扮する大瀬康一さんの」と書きましたが、月光仮面に扮していたのは、スタントマンの野木小四郎さんでした。したがって、ここは、「月光仮面に扮する野木小四郎さんの」と訂正されなければなりません。なお、「野木小四郎」は、この字で「のもと・こしろう」と読むようです。〈2020・4・30追記〉

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