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礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

アメリカのどこにも、お前たちの居場所はない

2017-08-17 03:32:24 | コラムと名言

◎アメリカのどこにも、お前たちの居場所はない

 ヴァージニア州のテリー・マコーリフ(Terry McAuliffe)知事が、八月一三日におこなった演説が評判になっている。
 私も、ネットの動画で見てみたが、内容といい、迫力といい、評判になるだけのものがある。おそらくこれは、「歴史的演説」として、将来に語り継がれてゆくことになろう。
 動画で見ると、演説は三分ほどの短いものだが、おそらく原稿は、入念に練られたものであろう。マコーリフ州知事は、一度として「原稿」に目をやらず、聴衆とアイコンタクトを取りながら演説を続けた。完全に原稿を暗記した上で、演説に臨んだのであろう。
 探し方が悪いのか、この演説の全文を起こしたものが見当たらない(英語でも、日本語でも)。ただし日本では、初めから二分間前後の動画に、日本語の字幕が付いたものが、すでに「ブルドッグ」さんによって公開されている。
 これを参考に、マコーリフ州知事の演説の約二分間分を再現してみよう。

 今日、シャーロッツビル(Charlottesville)に現われたすべての白人至上主義者やネオナチ(all the white supremacists and the Nazis)に対し、私はメッセージを持っている。私たちのメッセージは、わかりやすくシンプルだ。「出て行け」(Go home)。お前たちは、この偉大な国(this great commonwealth)で必要とされていない。「恥を知れ」(Shame on you)。
 お前たちは愛国者(patriots)を気取っているが、愛国者でも何でもない。お前たちは、愛国者について語りたいのか。愛国者というのは、かつて民衆を一つにした(brought our country together)トマス・ジェファーソンやジョージ・ワシントンのことをいうのだ。そして現代の愛国者について考えよ。この国の軍服を着ている若い男女だ。彼らは、世界のどこかで命を危険にさらしている(putting their life in danger)。彼らこそが愛国者だ、お前たちは違う。
 今日、お前たちは人々を傷つけるために(to hurt people)やってきた。そして、実際に傷つけた(did hurt people)。私のメッセージは明白だ(My message is clear)。ーー私たちはお前たちよりも強い。お前たちは私たち国民(our commonwealth)をより強くする。お前たちの目的は達成されない。ここにお前たちの居場所はない(There is no place for you here)。アメリカのどこにも、お前たちの居場所はない(There is no place for you in America)。私たちは日々、人々を一つにするために、団結するために戦っているんだ。
 忘れてはいけない。アメリカは移民の国だということを。ネイティブアメリカンは別として。1607年に最初の船がこのヴァージニア州ジェームズタウン(Jamestown)にやってきた日以来、多くの人々がこの国へやってきた。移民で織り成された多様性こそ、この国を特別にするものだ。その多様性を破壊することは決して許さない。
 さあ、出ていってくれ。そして、二度と戻ってくるな。お前たちの憎悪と偏見と一緒に出てゆけ。【以下、略】

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