卓球日本、男女ともパリ五輪出場権確保!
いやあ、よかった、よかった。
世界卓球2024。
予選リーグを全勝で勝ち上がり、決勝トーナメントはシードの2回戦から。
ここではベスト16だから、勝ってベスト8に進めば、五輪出場権獲得となる。
女子の対戦相手は、クロアチア。
予選リーグでは、その組3位ながら、1位のフランスを3-0で破ったという、力のある相手だった。
しかし、早田、張本、平野は、盤石。
どの選手も危なげなく3-0で勝利し、クロアチアの選手を寄せ付けなかった。
やはり、日本女子チームは強い。
日本を止められるのは、決勝で当たる中国だけだろう。
そして、女子で中国に勝つ可能性を持っているのは、日本だけだろう。
さて、少し心配だったのは、男子の日本。
戸上がまだ復帰できていないのが不安材料。
決勝トーナメント1回戦を勝ち上がったオーストリア。
第1試合、張本の対戦相手は世界ランク69位のレベンコという選手。
U-21の世界ランクで1位になったこともあるというし、過去張本との対戦で勝っているというから、どうなるか分からない不安があった。
案の定、第1ゲームの最初から、相手レベンコがサービスで張本のフォア前を突く。
張本はやや慎重な入りで、なかなか挽回できず1-6と離され、追い上げたものの、結局8-11で、大事な第1ゲームを落としてしまった。
暗雲が広がった気がした。
しかし、そこは、メンタル面で成長を感じる今の張本だった。
第2ゲームの最初はリードしたものの、6-5と追い上げられながら、あとをしっかりおさえ、11-7でこのゲームを奪い、1-1とした。
この後は、接戦となってもゲーム後半で突き放し、11-7、11-8で3ゲーム連取し、第1試合のエース同士の戦いを制し、日本に貴重な先勝をもたらした。
2番手は、日本は篠塚で、オーストリアは45歳ながら経験豊富なガルドシュ。
あっさり第1ゲームを11-4で取ったから、篠塚の一方的なペースになるかと思われたが、第2ゲームは9-11でガルドシュに奪われた。
第3ゲームも序盤もたついたが、後半得点を重ねた篠塚が11-6とまさった。
第4ゲームは接戦となったが、終盤追いつき、見事なバックハンドを決めてマッチポイントを握った篠塚が11-9と振り切り、日本に2勝目をもたらした。
全く危なげなかったのは、日本の3番手、16歳の松島だった。
世界ランク71位と篠塚より上に位置するハベソーンという選手を、最初から圧倒。
力強く4点、3点、6点と、合計13点しか与えず、3-0で日本の勝利に貢献した。
この勝利で、日本男子チームも、パリ五輪出場権獲得となった。
よくやった!
この後も期待したいところなのだが、くじ運悪く、男子は次の準々決勝で早くも絶対王者の中国と当たってしまうのだ。
張本が安定しているとはいえ、中国の選手たちから3点を奪うのは難しいとは思う。
だが、勝負は時の運。何が起こるか分からない。
あっと驚く番狂わせが起こることを期待しよう。
ともかく、まずは男女ともよく五輪出場権を勝ち得た。
そこに、拍手。
とにかく、あとは打倒中国。
当たって砕けろの精神で、臆することなくぶつかっていってほしい。
がんばれ、卓球日本!!!