ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

最も好きな海の歌 「海を見に行く」(小林泉美&フライングミミバンド)

2022-07-18 21:14:14 | うた
今日は、祝日、海の日。
私が若い頃は、海の日なんてなかったから、祝日が増えるのはうれしいことだった。
もっとも、この時期に増えてうれしい理由は、休めるからとか海に行けるから、ということではなかった。
私も、周囲の同僚も、うれしかった理由は、「仕事ができるから」だったのだ。
この時期は、夏休み直前でありながらも、まだ授業日が残っているという状況で迎えている学期末直前の日。
終業式が24日ごろだったから、もうやることはいっぱいあって、てんてこ舞いする時期なのだ。
そんな時に、まる一日、たっぷりたまった仕事ができるというのはうれしかった。
この海の日には、家の子どもたちを海に連れて行くなんて余裕は到底なかったのである。
(…以上、回想…。)


さて、海に行きたい気分を抑えて仕事をしていたわけだが、海の歌は好きなものがいろいろあった。
学生の頃は、自分だけのお気に入りの歌やアーティストを見つけるのが好きだったと、以前何度か書いたことがある。
海の歌で、最も好きな歌も、あまり知られていなくて、実は自分だけとってもお気に入り、という歌なのだ。
その歌の曲名は、「海を見に行く」という。
歌手名は、「小林泉美&フライングミミバンド」
1978年に出された「オレンジ・スカイ」という10曲入りのアルバムの、B面の1曲目の曲であった。



海を見に行くの あなたと二人で
空は青く晴れて 二人をつつむよ
白い波に花を浮かべ あなたの瞳みつめ

海を見に行くの あなたと二人で
淡いロマンティックな 詩の中のように
赤い花を髪にさして 乙女のように走る

ララララ空は ララララ夢は
ララララ風は ララララ季節(とき)は
ララララ夢は 
もう消えてしまうのねえ

何も言わずに 見つめる海は
揺れる心 のせて
ララララ季節は
ララララ夢は
もう消えてしまうのねえ

海を見に行きたい もう一度あなたと
海を見に行きたい もう一度あなたと



けだるく長く始まるイントロから、「海を見に行くの あなたと二人で」と、小林泉美の甘い声が始まると、言い方はおかしいが、いつもゾクッとしてしまう。
曲の中には、波の音や海鳥の鳴き声も入っていて、聴いていると、幻想のような南の海が目の前に浮かんでくる。
海、いいなあ…とあこがれる。

そして、後半の「海を見に行きたい もう一度あなたと」の繰り返しに切なさもある。
現実として感じた、真夏の空、風、季節(とき)なのに、過ぎてしまえば、やがて夢となって消えて行ってしまう。
あの頃は、そんなはかなさが、若さがもつ不安とともに感じられたのだった。

今はもう65歳のジイさんになってしまった私だけれど、今でもこの「海を見に行く」は、時々聴きたくなって流している。

この歌が好きな人は、やっぱり私のほかにもいるんだね。
今の時代、ちゃんとYouTubeにアップしてあるのだから。
聴きたければすぐに聴けるので、ぜひどうぞ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« J1昇格の先を見つめた鋭い... | トップ | 新潟シティマラソン、エントリー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

うた」カテゴリの最新記事