ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

年が明けてから紅白歌合戦を楽しんだ

2024-01-08 22:08:26 | うた

元旦マラソンに出なくなってから、NHK紅白歌合戦をまた久しぶりに見るようになった。

元旦マラソンに出場するためには、朝早く起きて元旦の朝にやるべきことをやった後、朝早く出発しなければならないから、大晦日は早く休むようにしていた。

だから、紅白は、あまり見ないで寝ていたのであった。

COVID-19感染症によって大会が中止されて、紅白を見る時間的余裕が生まれた。

だが、夜更かしするほど体力はなく、最後まで見ないで寝てしまうのであった。

まあ、それほど興味がないから、というのもある。

昭和の時代から平成の時代に活躍した歌い手の皆さんが、ぞろぞろと紅白を「卒業」していってしまったし、見たい聴きたいと思う人やグループもいない。

なのに、なぜか今回は全部を見てみるか、という気になって、予約録画した。

 

先日、今回の紅白の放送で、関東地区平均世帯視聴率は、第1部(19時20分~20時55分)が29.0%、第2部(21時~23時45分)が31.9%だったと発表された。

’89年以降、第1部は初の30%割れ、第2部は過去最低だった’21年の34.3%を大きく下回り、第1部・第2部ともに過去最低を記録したのだそうだ。

毎年のことだが、視聴率が落ちていることを問題視してなんだかんだ言う人たちがたくさんいる。

ジャニーズ系の人々が出なかったせいだとか、中高年には見るべきものがない、などとか低視聴率を問題にしている。

受信料を収めているのに、あんなにつまらないものを見せられるのは心外だ、なんて言う人もいる。

 

そんなの、どうでもいいじゃないか。

見たい人が見ればいいのだ。

今の時代は、誰もがテレビを見て過ごす時代と違うのだ。

どの番組でも高視聴率なんて期待できない。

映像なら、YOUTUBEなどネットを利用して見る人もたくさんいることだろう。

見る見ないは、個人の自由。

だから、見て何を言うかも自由ではあると思う。

だけど、いろいろな工夫について見つけて楽しむのがいいと思うのだ。

失敗したりうまくいかなかったりするのは、もちろんあるさ。人間だもの。

そんなハプニングも楽しむことでいいと思うのだ。

 

私は、年が明けてからVTR再生し、自分が興味あるところを中心に、何回かに分けてしっかり見た。

今回、とても楽しく見た。

ジャニーズ系が出ない分、K-POPのグループがたくさん出ていた。

それを面白く思わない人もいたようだけど、今や全米のヒットチャートを席巻しているのはK-POPであり、それがいかにすごいのかを改めて思わせてくれた。

その人たちが、YOASOBIの「アイドル」の曲に合わせて踊るのも見応えがあった。

水森かおりの「日向岬」の歌に合わせたドミノの成功も素晴らしかった。

 

歌合戦なのだから、歌を楽しめるかが一番問題なのだけど、われわれ世代でも懐かしく思える歌にも会えた。

ウクライナの楽器に合わせた石川さゆりの「津軽海峡冬景色」。

「全キャン連」を思い出させる観衆の声の中で、伊藤蘭が歌った、懐かしきキャンディーズ・メドレー「年下の男の子」「ハートのエースが出てこない」「春一番」。

山口百恵が歌った、さだまさしの「秋桜」。

谷村新司のことも、ちょっと口に出していたことに、ほろっときた。

黒柳徹子を迎え、かつての「ザ・ベストテン」を思い出させる、寺尾聰の「ルビーの指輪」と薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」。

この辺りは、われわれの世代をねらっていたな、と自然と笑みがもれた。

また、YOSHIKIが仲間を集めて歌った「Rusty Nail」には、HYDE、清春、松岡充、難波彰浩らの顔ぶれが見られたのも、楽しかった。

かつて、X JAPANがこの曲を歌っていた四半世紀前、気に入っていてよく聴いたものだった。

 

…と、こんなふうに自分が楽しめるところを楽しむことが大事なのだ。

そういう機会を提供してくれる特番が、紅白歌合戦であって、好きな歌や盛り上げる工夫に出会えたらそこを喜ぶ。

変な期待はせずに、他の番組同様に面白ければ見るし、つまらなければ見ない。

これでいいんじゃないかな。

そう思いながら、年が明けてからゆっくり楽しんだ紅白歌合戦であった。

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2 コメント

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私も年が明けてからNHK紅白歌合戦でした。 (りゅーと)
2024-01-09 01:28:49
 私は年末年始、2泊3日でコンサート鑑賞の為、東京遠征だったので(元旦に帰る予定だったのですが、新幹線が地震でストップしたので3泊4日になりました)、紅白歌合戦、上野の東京文化会館のコンサートが終わったのが11時15分だったので、上野のホテルに着いた時には紅白歌合戦すでに終了、その為、年が明けてからYOUTUBEで見ました。

 個人的にはクイーン+アダム・ランバートの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」が見られて良かったですね。ナイスジョブNHK!って感じでした。(「あのカッコ良かったドラムのロジャー・テイラーが…」(うぅ)って思っちゃいましたけど…)

  自分的にはNHKはN響アワーや将棋トーナメント、歴史特集モノ、BSの「英雄たちの選択」なんかは見るので、モトは充分取れているのですが、NHK見ない人は見ないので、「スクランブルにしろ!」って批判されてもしょうがないかなぁ~って気はしますね。
 私は民間放送はほとんど見ないですし、今の時代は、誰もがテレビを見て過ごす時代と違うんですよね~、ホントに…。

 「変な期待はせずに、他の番組同様に面白ければ見るし、つまらなければ見ない。これでいいんじゃないかな」同感です。
 これからもよろしくお願いします。
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刺激になります (50fox)
2024-01-09 07:47:14
>りゅーと 様
そうかあ、YOUTUBEで紅白という方法もあるのですね。参考になりました。
紅白には、毎回世界的な存在の方を呼んでいるのもすごいですよね。それを見る楽しみもあります。今回もなかなかでした。
それにしても、りゅーとさんは、フットワーク軽くてすごいですね、感心します。関心あるコンサートを見つけ、そこまであっさり行ってくるのですから、私にはいい刺激です。今回もまた、ありがとうございました。
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