ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

J1昇格の先を見つめた鋭い動きを求めて、監督も選手も戦っている ~2022アウェイ金沢戦~

2022-07-17 14:03:39 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第27節。
アルビレックス新潟は、昨夜、今季苦手な傾向のあるアウェイ、しかも過去アウェイ戦の戦績がそんなによくないツエーゲン金沢との一戦。
金沢のツートップは、J1にいたころ鳥栖戦でよく痛めつけられた豊田と、J2に落ちてから愛媛・金沢でよくやられた丹羽だ。
下手にやられないといいなあ、と不安に思いつつ、DAZN観戦。

試合が始まってみると、それは杞憂に終わった。
この試合も、新潟が圧倒的にボールを支配した。
相手を凌駕する試合運びに頼もしさを感じた。

新潟の選手たちの動きを見ていて、とにかく鋭い、と思った。
ボールがどこに行くかの判断と行動が早い。
出すパスのスピードが緩急自在で、受けるときも常に近くの相手を意識しながらボールを止めたり別の場所にずらしたりしている。
ボールを持っているときに、相手のプレスがきつくても、どうするかどこにパスを出すかなど、判断の方向を3つくらいは持ちながら、プレーしている。
サッカーは、完全にシロウトなのだが、見ていてそのくらいは分かる。

この鋭さは、相手チームと比較するとよく分かる。
相手を上回るこのプレーができるということは、日ごろからその鋭さを追求するトレーニング・練習をしているのだろう。
質の高い練習の成果だろうと思う。

何のために?
それはJ1に昇格するため。
いや、それはもちろんだが、近ごろはそれだけではないな、と思うようになった。
監督や選手たちが求めているのは、ボールを保持しながらJ1で通用する、J1でも勝てるプレー。
そこまで力を高めなくては、J2のチーム相手にだって勝てないし、仮に勝てたとしてもJ1では通用しないだろう。
J1で戦うための力をつけようとしているのだ。
そして、妥協を許さない雰囲気の中で練習しているからこそ、試合で鋭い動きが出せるのだ。

そんな目で試合を見ていたが、得点は簡単には生まれなかった。
それでも、29分、MF高のミドルシュートが決まった。
新潟のボランチ職人、高の今季初ゴール。
画面に、日ごろ見られない松橋監督のアツいポーズが映し出された。




これには、ドッと笑った新潟サポが多かったに違いない。
でも、日ごろのインタビューの冷静さと真逆のその姿に監督の人間性を感じ、頼もしく思った人も多かったんじゃないかな?

ラッキー(新潟側にしてみれば)な面もあったPKで、後半早々48分に2点目を入れることができた。
その後、点差が開いたせいか、金沢の目の色が変わったせいか、はたまた新潟の選手に疲れが出たせいか、ボールを支配されることも多くなった。
しかし、そこで攻撃の好きな小見を交代出場させると、82分、その小見からのパスを受けて、FW鈴木がPKに続いてこの日2点目のゴール。
3-0として、試合を決めた。



本間至恩のベルギー移籍が正式に発表されたこの日、彼がいなくても得点を生み出すパターンはいくらでもある、心配いらないよ、ということを改めて見せてくれた。



この結果、首位を守った新潟、勝ち点は54となった。
2位には勝ち点差3で、この日試合のなかった横浜FCと並んだ仙台が上がってきた。
自動昇格争いは、この3チームにかなり絞られてきた。

次からの2試合は、ホームで現在勝ち点40で4位の岡山、6位だが岡山と同勝ち点の長崎とアウェイでの対戦と、強い相手との戦いが続く。
でも、強い相手といってもここで負けるようでは、J1でも勝てないということだ。
このまま自分たちの求めるサッカーを追求して力を高め、勝利を手にしてほしい。

Visca Albirex !!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ウイークエンド」の山本コ... | トップ | 最も好きな海の歌 「海を見... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アルビレックス新潟」カテゴリの最新記事