ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

北西の風が強く、寒い…

2011-03-17 22:03:18 | 自然・季節
今日も寒い一日だった。
北西の風が強い。
冬型。
被災地は、灯油やガソリンなどの燃料が底をつきつつあると次々に報道されている。
この寒さを耐えるのは、どれだけつらいことか。
寒風に身をさらしてみると、ものの何分かでつらくなる。
避難している人たちは、こういう悪状況下に置かれているということだ。

原発への必死の汚染防止対策に対し、効果はなかなか出ていない。
避難している人たちのインタビューの中に、東電社員の妻の方が話しているのがあった。
汚染の拡大が心配だから、夫は命をかけて仕事をしている。
もう帰ってこないかもしれないと思いながら、必死でがんばっている、と。
現場でも本当に命をかけて必死で食い止めようとしているのだろう。
何とかしてほしい。
誰もがそう願うから、政府や東電の無策ぶりを言うのだろう。
でも、現場はどれだけ苛酷なのか、現場の人にしかわからないだろう。
なんとか、今行っている策が効果を生み出し、汚染拡大防止につながれば…と祈る。

地震や津波の被災を受けながら助かった親類たちも、次々と福島県外へ避難している。
何もできない自分がはがゆい。
わが家の近くの避難所も、何百人も訪れ、すでに満杯となっている。
新潟県だけで、今日の5時までにもう8000人近くが避難所に身を寄せているという。
勤務先の近くの自然宿泊施設にも、定員の200人が入って、満杯だ。
ただ、新潟県は、このとおり雪も降り、寒い。
どうか体調を崩す人が増えないでほしいと思う。

ただ、冬型で寒い、ということにも救いがある。
冬型の北西の風は、原発から陸に向かっては吹いていないということ。
直接人の住む方向に汚染された空気が行っているのではないということ。
ただ一つ、それだけは救われるのだが…。
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