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ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

当事者の気持ちがわかってない

2011-03-18 22:27:31 | ひと
①東日本大地震について、石原慎太郎都知事が『津波をうまく利用して我欲をうまく洗い流す必要がある。積年たまった日本人の心の垢を。これは、やはり天罰だと思う』と言った。
②巨人の渡辺恒雄球団会長(読売新聞グループ本社会長)は、「開幕を延期するとか、プロ野球をしばらくやめるとか俗説があったが、戦争に負けた後、3カ月で選手や監督から試合をやりたいという声があがって、プロ野球を始めた歴史がある。明るい活力を大衆に示すことができるのはプロ野球選手。選手が命がけでいいプレーをすれば元気が出るし、生産性も上がる。」と言った。
③被災し、放射能汚染の恐怖から逃げて新潟県に避難して来た人々に、弁当が配られているのを知った人は言った。「この弁当は、本当に食べられない人に渡したい。ここに来た人たちは、車も逃げる余裕もあった人たちだから。」
どれもこれも、被災した人たちの気持ちがまったくわかっていない発言だと思う。
本当に困っている人たちのことがわかっているならそのような表現にならないはずだからだ。
かくいう私。
職場の年度末の送別会が見送られることになった。
こういう時節だから送別会を自粛するのは当たり前、という風潮がある。
ただ、今までお世話になった人たちへの感謝と慰労の気持を表すことができなくなった。
また、地元に金を落とさなくなる、ということは、地元の経済力も落ちるということになる。
単純な自粛ムードだけでよいのか?
飲んで騒ごうというものではない。
苦労を共にした人に、ささやかに感謝と慰労の気持を表すこともいけないのかな、と思っただけである。
たぶん、この私の考えも、①~③の人々と同じで、当事者の気持ちがわからない人の一人なのだろうなあ…、きっと。
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ふつうの暮らし (sunQ)
2011-03-19 11:04:06
私自身,当事者の気持ちがわかってるかどうか,よくわかりませんが

もし私が津波で家や家族をもっていかれたとしたら,一週間ず~っと泣き暮らしてと思います,「一週間前の世界に戻りたい」と

家族とともに食事をし,怒ったり笑ったり・・・

職場の同僚と帰りに一杯やって,上司の悪口いったり,励ましあったり・・・

そんな当たり前でふつうの生活こそが私たちにとって一番大切なものだったのだとしみじみ思っているのではないかなあ

ふつうの生活していた人々が全く理不尽な原因でそれを奪われたとき,

そうでない人たちが協力して,ふつうの生活を取り戻すことができる,そんな社会だったら良いですよね

なので①のコメントは高ビーな感じがします。ささやかなふつうの生活が奪われることが天罰だと言えるなんて,あなたは何様ですか?
③のコメントは悲しいです。家や職場を捨て逃げざるを得なかった人たちが,どれだけの悲しみを抱えているかイメージできないなんて,本当に悲しい話です。

被災された地域に多くの電気を回すための計画停電,ナイトゲームの開催はその妨げとなるかもしれない。プロ野球経営者にはその辺を考えてもらいたいです。

みんなふつうの生活を営む権利があるのだから,被災地じゃ無い地域の人たちには,ふつうに生活してもらいたいです。

それが被災地の復興を妨げる行為でなければ・・・
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「ふつう」がどれだけ素晴らしいことか (50fox)
2011-03-19 20:25:58
ご自分でも被災されたsunQさん、コメントありがとうございます。
「被災地の復興を妨げる行為」これがやはり大きな基準でないかなあと思うのです。
そして、「被災者の身になって考えられないこと」も。
協力によって、少しでも「ふつうの生活」がでいるようにすることが大切だと思うのです。
返信する

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