ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

今年一番の暑さの中で、秋を感じた日

2024-08-16 22:04:49 | 自然・季節

8月16日。

送り盆の日。

子どもの頃、盆が終わると、夏休みが少なくなってしまった、という感覚になったものだった。

実際には、夏休みは8月いっぱいまであったから、まだ半月も残っていたのだが。

なぜその感覚になったのかというと、近くの海水浴場で泳げるのは8月15日までだったからだ。

当時は、プールなんかなかったから、海へ泳ぎに行けるというのは、子どもにとって大きな楽しみであったのだ。

当時は、小学生でも、高学年なら友だち同士で海に行ってもよかったし。

だが、盆を過ぎると海にはクラゲがたくさん出るから、という理由で8月15日を過ぎると遊泳禁止になっていた。

夏休みが半月残っているとはいえ、海に行けなくなって、大きな夏の楽しみが終わってしまい、心の中に秋が始まったような気がしたものだった。

 

さて、今日は関東地方に台風7号が近づいてきたせいで、NHKを中心に台風関連のニュースを頻繁に放送していた。

だが、当地は、風もそんなに強くはなく一日晴れて蒸し暑く、気温が上がった。

台風によるフェーン現象のためか、県内各地で猛暑日を記録したが、多分当地も35℃を超える猛暑日となったことだろう。

今年一番の暑さとなって、人間はまいっていた。

 

だが、そんなとても暑かった今日だが、庭の植物や虫たちは秋を感じさせてくれた。

数日前までたくさんの花を咲かせていたアサガオの花の数がめっきり少なくなった。

秋の明るい菊、「秋明菊」と書く、シュウメイギクの花が開き始めた。

秋には白い花を咲かせるニラ。

自生しているニラが、あちこちでつぼみをつけ始めた。

 

夜、窓の外からは、コオロギと思われる虫の鳴き声が大きく聞こえるようになった。

 

こんなに暑かったけど、自然界は秋の用意をしているのだな、と思った。

まだまだ残暑は厳しい日が続くだろうけれど、植物や虫たちから、秋に近づいていると感じた送り盆の日であった。

コメント (4)
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