昨日、私と同年代のかつての仕事仲間3人で久々に飲み会をした。
ずっと自粛していたものだから、3人で飲み会をするのも久しぶりだった。
前にもこの3人で集まって楽しんだことがあったのだが、感染症の時代を迎え、しばらく飲み会は慎んでいた。
まだ油断はできないが、とりあえず今なら多分大丈夫だろうということで、昨夕集まったのだった。
さて、その飲みの場所だが、ある意味珍しいところでやってみた。
割烹でもないし、居酒屋でもないし、小料理屋でもない。
まあ、普通ならこんな高齢者が飲み会なんてしないところだ。
その場所は、………なんと、ファミレス。
「Sグループ」の「G」と言えば、あの全国チェーンのどこに行ってもあるような(?)ファミレスである。
平日の夕方5時から始めたせいか、案外客は少なかった。
ここを選んだIさんは、
・時間限定サービスをしている
・新聞に入っていたチラシを見て料理番号で注文すると安くなる
・高齢者割引がある
…などの情報を見て、一度試してみたかったのだという。
私ともう一人のSさんは、こわごわとテーブルに置いてある注文用のタブレットを操作しながら、生ビール等を注文した。
夕方6時までなら、ビールの中ジョッキが安く飲めるということで、1時間で3~4回ジョッキを空けて、飲んでしまった。
飲み屋であれば、ビールはここまで安い金額で飲めないはずだ。
種類はそんなに多くはないが、フライドポテトや唐揚げチキン、サラダなどがあるから、そこそこつまみとなる食べ物はある。
Iさん、いいよ、ここ。グッジョブです。
驚いたのは、チラシを見ながら注文した料理が、店員ではなくワゴン型のロボットによって運ばれてきたことだった。
初めてこんなのを見た。
ちゃんと迷わずにテーブルまで運んできて、料理を取ってもらうと、また賢く戻って行く。
一連のその動きを見て、この爺さんたち3人は、びっくらこいたのであった。
こういうのが、都会では普通にやっているというのは知っていたが、まさか自分の住んでいる田舎都市(?)でも使われているとは、驚きであった。
6時を過ぎてからは、ビールが平常の値段になるので、白ワインなんぞをボトルで頼んで飲んだ。
3人が好きな日本酒はおいてなかったので残念だったが、ワインで十分会話を楽しめた。
3人とも体のどこかが不調で、さすがに堂々と高齢者の仲間なのだなと笑い合った。
2時間余りがたったが、結構いい気分になってしまった。
(そのいい気分は、今朝は二日酔いを感じるほどになってしまったのだが。)
最後に会計となったが、3人で1人3,000円もかからず、まさにお得感たっぷりであった。
またすぐにここで飲み会をやろうとは思わないが、Iさんの冒険心(?)から楽しいひとときを過ごせたのであった。
店員たちは、おかしな年寄り客たちだと思ったかもしれないな(苦笑)。