ごせん紅葉マラソンを走って、なんちゃってランナーの私、今年の大会参加は終わった。
それ以降は、埼玉に行ったり、天気が悪かったりしたこともあって走っていなかった。
天気予報によると、今後天気は悪くなるらしい。
久しぶりに、青空の下で、陽光を浴びながらいい気分で走りたい。
ようし、好天の条件下、楽しんで走ってくることにしよう。
そういえば、「マラニック」という走り方があったなあ。
今日は、その気分で行ってみよう。
マラニックというのは、マラソンとピクニックをかけた造語。
弁当を持って行ってもいいし、途中で自販機を見つけて飲み物を買ってもいい。
要するに、楽しむことを前提にして走るのがマラニックなのだ。
弁当は持たないが、サイダー飴と小梅キャンディは、4つほど持って出発。
走るのは、陽光を浴びたいので、郊外の田園地帯にしよう。
さっそくの出合いは、冬の使者たち。
白鳥たちが、田んぼに出て餌をあさっていた。
白鳥は、だいたいが群れで行動しているから、みんなで仲良くやっているようだね。
バイバーイ。
この道を行けば、川に当たる。
飴でもなめながら走ろうか。
頭首工の橋の上を走って渡る。
けっこう車が通る割に、道幅が少し狭いから、前から後ろから来る車が少し怖い。
田んぼの向こうに、山の重なりが3つ見える。
一番近くて紅葉が進んでいるように見えるのが、「日本一短い山脈」の櫛形山脈の端。
その奥が二王子岳で、さらにその向こうに少しだけ白く顔をのぞかせているのが、飯豊山脈。
おお、その手前の線路上を2両の電車が走って行く。
左方向、羽越本線下り方面に向かって走って行った。
走っている道は農道。
遠くに見えるカントリーエレベーターまでは、あと1km以上走らないと近寄らない。
背中に当たる太陽の光が、暑すぎず暖かくて気持ちいい。
2つ目の飴をなめて走る。
おや。反対側の空には、飛行機を見つけた。
この高さ、方向だと、向かう方向は、新潟空港だな。
着陸態勢に入ったかな。
カントリーエレベーター近くの交差点を左折して西方向に進む。
まだまだ新潟平野の田んぼは続く。
こちらにも白鳥さんたちが、「出稼ぎ」に来ていた。
日中は、湖や池にはいなくて、田んぼで餌をあさっているのが普通の彼らだ。
白鳥の食欲につられ、私は3つ目の飴をほおばった。
人家の並ぶ道路に戻って来た。
また左に曲がって、南方向に向かって走るが、晩秋の太陽は位置が低いのでまぶしい。
前に渡った川を、今度は別の橋で渡る。
ここは、車道の橋だけでなく、歩行者・自転車用の橋もあるのがうれしい。
歩行者・自転車用の橋を渡る。
川の上流側、太陽がまぶしい。
下流側、青空がうれしい。
橋を渡ってまた左折し、土手道を走る。
桜堤の並木も、残っている葉はごくわずか。
4個目、最後の飴を口にポイ。
ススキの穂がキラキラ輝いているの、いいなあ。
頭首工まで戻って来た。
こちらから見ると、ヨシの茂みなのだろうか、黄葉が金色に輝いていた。
山とは違うけど、これも草紅葉!?
きれいだよなあ。
こんなふうにして、あちこちで足を止めて見るものを楽しみ、スマホで写真を撮って、飴をなめ、走ることを楽しんだ。
マラニック気分の11km。
天気もよかったし、楽しかったな。