走ってきました、ごせん紅葉マラソン2023。
スタート・ゴール会場の村松公園は、モミジの紅葉の名所。
真面目なランナーは、レース前にウォームアップに励んでいたけど、なんちゃってランナーの私は、レース前にきれいな紅葉を見てみたいな、と少し散策。
今年は、やっぱり例年より美しくないけど、探して目の保養に努めた(…!?)。
開会式では、ゲストランナーや招待選手を紹介していた。
紅葉写真を撮っていたら、お目当てのゲストランナー横田選手はステージ台から降りてしまっていた。
でも、他の紹介選手のときに、台のそばにいたのでそこをパチリ。
色は同じ緑のジャージだけど、青学じゃなくて、JR東日本の選手だよね、今は。
ごせん紅葉マラソンの面白いところは、コスプレランナーを招待していること。
台の上の女性ランナーは2人とも、その世界では有名な仮装ランナーらしい。
ごせん紅葉マラソンは、今や新潟の仮装ランナーの聖地と言ってもいいのかもしれないな。
だから、ほら恐竜たちも参加しているよ!!?
周囲にも、コスプレ、多いですなあ。
楽しいのは、市内の中学校の校長先生3人。
2人は10kmの種目に、1人は、ハーフマラソンに出場して走るのだ。
3人で選手宣誓を行っていた。
たのもしいなあ。
だけど、カンペ使いながらは、いけませんよ、先生!!
さて、9時30分、ハーフマラソンスタート。
去年同時スタートだった10kmの種目は、今回は、10分遅れの別々のスタート。
スタートして、1km近くの地点で、後ろからもう一人の招待選手樋熊さんがやって来た。
この樋熊さん、元20km及び50km競歩の新潟県記録保持者なのだ。
この人のゼッケンには、「俺に勝てるか? これが本気の競歩だ」と書いてあった。
思わず、声をかけた。
「今年もありがとうございます。ついてはいけませんが、毎回抜かれるとなぜか元気が出ます。笹川流れマラソンにも出ていましたよね。これから、どんどん抜いて行ってください」
樋熊さんは、笑って「ありがとうございます」と言って、少しずつ前のランナーたちを歩いて抜いて行った。
さすがだね、走る人を歩いて抜いて行く。
坂を下って、ここから3方向に道が分かれるという分岐点を、まずは左に曲がっていく。
うじゃうじゃと、たくさんの人が走っている。
早出川にかかる不動堂橋を渡ったところで、隣を走っているランナーに声をかけた。
彼は、今日の私がかぶってたキャップが同じだった。
数年前の新潟シティマラソンでの参加賞のランニングキャップだ。
さらに、ランニングTシャツも色がオレンジで、昨年の新潟シティマラソンの参加記念のものだった。
「同じランニングキャップですね。」
「ええ、重宝しています。」
「シャツもオレンジですが、アルビファンですか?」
「そうです。昨日も見に行きました。あなたも、行きましたか?」
「はい。いい試合していただけに、勝ってほしかったですね。」
そんな話をしながら、しばらく進んで行った。
ただ、隣で走っていると、明らかに彼の方が淡々としたいいピッチで走っている。
私の方は、それよりも緩いのが分かる。
ちょっと並んで走って行くのはしんどいかな。
しばらくして、私は、彼のすぐ後ろから付いていくようになった。
大蔵地区にある、およそ5kmの第1折り返しを回った。
同じキャップの彼を意識して走ってみるが、今の私には少しだけ速すぎるペースと思いながら少し後ろを走って行った。
第1給水所は、6.3kmあたり。
給水所には、水とスポーツドリンクと一般的。
分岐点の8km地点までは同じキャップの彼になんとか付いていけた。
ここから道は、左に折れて、山の方へ進む。
すると、気づくのが遅れたが、山の方から、横田選手がほかのランナーと一緒に走ってくる姿とすれ違った。
あっという間に行ってしまった。
分岐点から3kmほど走って行くと、11.3kmの第2折り返し。
同じキャップの彼は、いつの間にかだいぶ前に行っているのが分かった。
彼のスピードはキロ6分くらいだったし、私は6分15秒くらいかかるようになっていたから、差がつくのも仕方がない。
第2給水所には、チョコも置いてあったので、それもいただいた。
仮装ランナー、走りづらいだろうなあ。
「殿!殿中でござる!もとい、RUN中にござる。がんばりどころでございます!」
みたいなことを言って、通り過ぎた私であった。
ほかにもたくさんいたけれど、それでいて遅くない。
仮装ランナー、すごいねえ。
(後編に続く)