新発田市真野原に「加治川治水公園」という場所がある。
そこには、たくさんの桜が咲いている。
そして、これまた桜が美しい加治川堤とつながっている。
今日は、桜の花見に、妻と娘と3人で出かけてきた。
加治川堤は、近隣の人に知られた桜の名所となっている。
加治川堤は、かつて六千本の桜が連なり、「長堤十里世界一」とも言われた桜の名所だ。
それが、昭和41、42年と大きな水害があった影響で堤が崩壊したり、その後に河川改修が行われたりして、一度失われてしまった。
しかし、長い年月の後、桜堤復元が進み、現在では加治川や加治川沿いで、約2千本の桜を見ることができる。
私は、15kmくらい走りたいとき、この堤を選ぶことがある。
ただし、まだ桜満開の時に歩いたり走ったりしたことはない。
埼玉に行っていた間に桜の花のピークが過ぎてしまったのではないかと懸念していた。
幸いそれは杞憂に終わり、まだまだ満開の桜を見ることができた。
まもなく元号が令和に代わろうとしている。
この加治川の桜の初めは、大正天皇の即位が関係しているそうだ。
大正天皇の即位と加治川の大改修工事の竣工を記念して、加治川の左右両岸に合わせて6千本のソメイヨシノの幼木を植え始めたのが、加治川桜堤の起源だという。
今日は、この加治川堤の一部と加治川治水公園を歩いてきた。
次第に青空が広がり、心地よく満開の桜を楽しむことができた。
埼玉のこだま千本桜も見事だったが、加治川桜堤もまた大したものだなあ。
桜が咲いてから気温が上がらなかったせいか、今年は埼玉と新潟の両方で満開の桜を見ることができたのは、うれしい限りだな。