ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

春を告げる山野草の花々に今年も会えた喜び

2019-04-05 20:21:36 | 草木花
例年だと、雪に悩まされた後に春めいた日をうれしく感じ、春の花が咲くのはまだかと思うものだ。
今年の3月は、下旬になるまで暖かい日が続いていた。
だから、山野草の花の開花も早い、と思っていたのだが、3月下旬の寒気で足踏みしている感じになってしまった。
もっとも、それは関東も同様のようで、今日のニュースでは、桜が開花してからなかなか散らないのでずっと花見ができてうれしい、というような話もあった。

今日の午前中は久々に晴れ。
山野草を見に行くには絶好のコンディションとなった。
当地の少し山に近い方へ車を走らせ、道沿いの原地で山野草の花々を探した。

今は、キクザキイチゲがそこここに満開のシーズンとなっていた。

昨日見たのと違う白く咲くものも、多く見かけた。

さすがにまだ時期的に早かったのだが、私の好きなミヤマカタバミの白い花も開きかけているのがあった。


エンゴサクは、ミチノクエンゴサク、エゾエンゴサクと咲いているようだった。



もう少し山の方へ車を走らせると、雪が残っている土地があった。
それなのに、さすがにないだろうと思っていた春の花を1つ見つけることができた。

それは、この花、

カタクリ。

この反り返ったかざぐるまのような紫の花を見ると、春本番だなあと思う。
また1年が巡り、去年見た花を今年も見られるということは幸せなことだと思う。

通りがかった小学校の校庭には、たくさんの車が止めてあった。
今日が入学式なのだろうか。
また新しい1年生たちが加わり、学校生活が始まる。

自然界も人間界も春を迎えている。
営みは同じでも、植物も人間も入れ替わりながら続いていく。
無常観に似た思いを抱きながらも、いくつもの山野草の春を告げる花々に会えたことを素直に喜んでいたのであった。


コメント
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