ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

繊細な黄色が美しい…春にまず咲くマンサク

2011-03-26 18:15:27 | 草木花
今日も日中、何度となく雪が降った。
ただ、冬と違うのは、降って地面や車の上などに積もるのだが、すぐにとけてなくなること。
空が曇って来て暗くなったかと思うと、雪が降る。
ひどく降っているなあと思うと、いつの間にか陽が射し、青空ものぞいている。
猫の目のように変わりやすい。
雪と晴れとの激しい変化。
まさしく、日本海側の冬型の天気だ。
その、青空がのぞいている時、3kmほど先にある自然公園内を散策した。
探したものは、春の野の花。
しかし、今年の春は、遅い。
いつもの年なら満開でもよいはずの雪割草がまだ1つも咲いていない。
つぼみだって、2つ3つしか見つけられなかった。
30分以上歩いても、早春の野草ショウジョウバカマで花を咲かせていたのは、わずか3株ほど。
また、先日見つけたキクザキイチゲは、花びらが枯れかけていたが、新しく咲いているのは、見つけられなかった。
この2週間ほど、ずっと雪も降る寒い日が続いている。
冬に逆戻り。
だから、花が咲けない状態が続いている。

今日、満開だったのは、マンサクの花。
野草ではなく、樹木の花。
黄色の細いはなびらが、紙で作ったもののように、繊細できれいだ。
言葉の由来では、「まず咲く」が東北地方のなまりなどで「マンサク」に変化したものだとも言われている。
確かに、ほかに花が咲いていない中で、最初に咲いて満開を迎えている。
だから、「まず咲く」。
それで、マンサク。
春先に黄色い花が咲くと、冬とは違う暖かさを感じさせる。
フクジュソウしかり、菜の花しかり。
マンサクの細い花びらが黄色に輝くのも美しい。

コメント
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