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妻と離別し、男手一つで看病のかたわら白血病の息子の治療費を用意するために八方手を尽くし、自分の角膜まで売り、日本女性の骨髄移植により、我が子の命を救った父親と男の子の物語。だが最後にはその父親に癌の病魔が・・・。韓国で2000年以来160万部売れたベストセラー小説の邦訳。ドラマ化もされている。ドラマのHPはこちらから
『あなたが虚しく過ごしたきょうという日は
きのう死んでいったものが
あれほど生きたいと願ったあした』
これは、『カシコギ』のなかの言葉です。あるサイトでは、昨年からずっと「いい言葉」としてトップになっているそうです。
また、この本の題である耳慣れない「カシコギ」は韓国名の魚の名前(日本名トミヨ)以下本文から引用させていただく。
『ママカシコギは卵を産むとどこかへ行ってしまうらしい。そしてママカシコギがいなくなった後、パパカシコギが必死で卵を守る。眠らず、食べず・・・ひたすら守る。そして卵が孵化して子供カシコギが生まれると、今度は子供カシコギがパパカシコギを捨てて出て行ってしまう。残されたパパカシコギは、岩の間に頭をぶつけて死んでしまうらしい。』父は哀しい?母は哀しい?親は哀しい?
私は新聞の投稿欄でこの本を知り、韓国の小説を始めて読んだ。

毎日過ごしてきた日々は、繋がっているんだ!というのを感じさせられますね。
この言葉、何だかすごく胸を打ちました。
良い本には良い言葉がたくさんなんでしょうね
楽しい夏休みですね。そうそう本屋さんに行かれるのですよね。
ユカッパさんも読まれて良い本があれば教えて下さい。