3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

I was in the UK 3 ~世界遺産エディンバラ編~

2011-01-07 19:48:00 | 
今日も今日とてよく寝た。
そろそろ流石に直さないと社会復帰が危ぶまれてくる時期だ。
この三連休で何としてでも直さなければ…


ということで、イギリス紀行も早くも3日目。

この日はEdinburghの街を散策。昨日の一日が濃すぎたため、スコットランドには期待が持てる。それも今日は街全体が世界遺産に登録されているEdinburghである。期待せずにはいられない。

昨日の半ば記憶喪失に近い就寝にも関わらず、起きたら既に元気だった。
残っていたポストカードを書き上げ、朝食を食べに向かう。

ここの朝食がなんとまあ旨くて。昨日食べたようなコンチネンタルではなくて、目玉焼きやベーコン、ソーセージなどがつくビュッフェスタイル。この時点で既に日本食に飢えていた俺にとっては非常に有り難かった。てか俺パンが余り好きじゃないし。

食事を終え、外で一服。同じく外でタバコを吸っていた老夫婦が挨拶してくる。
準備を整え、チェックアウトを済まし、いざEdinburgh市外へ!

まずはポストオフィスを探す。そう、昨日書いたポストカードをスコットランドで出すためである。程なくして見つけ、中に入って“これを日本に出したい”と伝えると、外のポストに入れろ、とのこと。随分あっさりしているのね。

次はHaymarket駅を目指した。ここからはEdinburgh空港へ行くAIRLINKというシャトルバスが出ているのだ。Edinburgh空港は市外からこのバスに乗って15分ほどのところにある。来るときは列車で来たが帰りはLondonまで一気に飛行機だ。この飛行機だけは何が何でも逃すわけにはいかないので、そのAIRLINKというバスがどれくらいの頻度で出ているのかを確かめに来たのだ。
すると、10分おきに出ていることが判明。フライトは16時40分。てことは2時頃にこのバスに乗れればまあ問題はないだろう。

帰りの心配を解消し、目指すはEdinburgh Castle(エディンバラ城)へ。
時間の都合上、Edinburghでは余り多くの場所を回ることは出来なかった。街中をふらふらと散策して店を冷やかす時間も取りたかったので、やはりそうなるとここしかない。
Edinburghを代表するような観光スポットだ。

Edinburgh Castleに向かい道を歩く。やはり首都ということでゴミが多い。昨日Invernessという街で過ごしていたということもあり、その都会っぷりに少々ギャップを感じた。街の規模も大きく、城へ向かうまでの道はInvernessにあったような洗練された中世の趣をもつような建物ではなくて、モダンな建物。

へー…、Edinburghってこんな感じの町並みなんだー…なんて思いながら歩いていると、それはもういきなりドーーーーン!!ってな感じでいきなり現れました、Edinburgh Castle。
もうあんな普通の街中にあんな荘厳な建物が建ってるのがもはやシュールに見えるほど、それはいきなり現れた。

これは思っていたより数倍凄かった。流石世界遺産だわと痛感。ファーストコンタクトのインパクトが半端じゃない。あれが見るものを魅了するって感じなんだろうな。その圧倒的な存在感。圧倒された。
そして今にも崩れそうな断崖絶壁の上に建っているというそのロケーションもまたインパクトがある。何か人の手に届かないというか、孤高な存在と言う雰囲気を醸し出している。

記念撮影をしながら入り口へと向かう。崖があまりにも壮大で、全体を写すと人が本当に豆粒のように見えるほど。因みにこの絶壁はCastle Rockと呼ばれているそう。


入り口に到着し、チケットを購入。チケットもスコットランドの紋章がプリントされておりなんともおしゃれだ。
パンフレットを貰えなかったので、調子に乗って英語のパンフレットはありますか?と尋ねてみた。すると、ごめんなさい…いまこれしかなくて…と手渡されたのは何とロシア語のもの。なぜにロシア語?俺がロシア人に見えてとでも言うのか?せめてハングルとかあっただろうに。

建物は全体を通して重厚な雰囲気。ここは幾度もの破壊と修復を繰り返してきた戦の場所であるとのこと。歴史の重みを感じずにはいられない厳粛な場所であった。

一通り回ってまず感じたのはここから見る景色が素晴らしくいいということ。このEdinburgh城は高台に建っているため、Edinburgh市街を一望することが出来る。天気は曇りだったが、中世の趣を残すオールドタウンとモダンな建物が並ぶニュータウンのコントラスト、そしてその奥には、ここがスコットランドであるということを再確認させてくれるようなハイランドを象徴するようなごつごつとした岩山が鎮座する。
Edinburghが街全体を通して世界遺産に登録されたのも頷ける景観だった。

Edinburgh城からの景色に加え、印象に残ったのは戦没者祈念堂。ここは幾度もの戦いの舞台となったここEdinburgh城で戦没者のために建てられた祈念堂である。

その中の神聖な雰囲気は、無宗教の俺でもここがただならなぬ場所であることが瞬時に分かった。ボロボロになったノートが何冊も置いてあり、そこには数え切れないほどの戦没者の名前が連なっていた。

Edinburgh城を後にし、城下町でお土産やをふらつく。
目に付く店手当たり次第入っていった。
この上無くイカツいヘビメタが流れているなーと思ったら、鎧とか剣とか手錠とか売ってる店だったり、本場のドクターマーチンが格安の値段で売っていたり、とお土産屋巡りをしているとすぐに時間は過ぎ、そろそろ昼飯の時間。

Haymarket駅に戻るみちすがら、Rock25というパブで昼飯。

実はScotlandの伝統料理で“Haggis(ハギス)”という料理がある。これが食べてみたかった。せっかくScotlandに来たのだから。Rock25のメニューを見ると“サーモンにハギスを添えたもの”みたいな料理があったのだ。ここしかないと思い入った。

席に座るとウェイターが開口一番、“ごめんなさい、今日はサーモンがないの…”
なんてジャストミートなんだろう。他の食材全部無くたってかまわないからハギスだけでも出してくれって言おうかと思った。

ハギスは諦めざるを得なかったが、そうしてもScotlandの伝統料理、郷土料理を食べるという希望は未だ捨てれず、どうしようかと項垂れていると…

メニューに“Scottish mussels”という文字を発見。
この“mussels”というのは何のことだか分からなかったが、とりあえず“Scottish”と書いてあるので、スコットランドの郷土料理には違いないだろう。
そんな危険な判断で“Scottish mussels”を注文することに決めた。

辞書で調べてみると、ムラサキ貝と出ていた。おっ、これはおいしそう。


そして嬉しい誤算。この料理がとてつもなく美味しかった。バターっぽく味付けされたマッスルズ(ハマグリのちょっと小さいような感じだった)の味もさることながら、それが浸ってるソースの美味しいこと。添えてあるパンをそのソースに浸して食べるとこれまた本当に旨い。これまでパンを中心とした食生活だったので、たんぱく質に飢えていたこともあるのか、貪り食ってしまった。

ただ、その量にはびっくりした。注文の際にサイズを聞かれたので、small oneを注文していた。にも拘らず、出てきたのはかなりの量のマッスルズ。これでlargeにしてたらと思うと恐ろしい。

その余りに大量なマッスルズの殻に、隣の席のおばちゃん集団から、“mussels…mussels…”という単語がちらほらと聞こえてきた。絶対この食事のことをネタにしてるな。

腹も満たされ、いよいよScotolandともお別れする時間が来た。
Haymarket駅に戻り、早速来たAIRLINK(3.50£)に乗り込み、Edinburgh空港へ向かう。途中では行ってみたかった動物園の入り口なども見つけた。
あー、これでいよいよ本当にScotlandともお別れかー…なんて感慨に耽りながらバスに揺られていた。

Edinburgh空港もさほど大きい空港ではなく、チェックイン、セキュリティーチェックをすんなり進めることが出来た。セキュリティーは結構厳しくて靴まで脱がさせられたな。
フライトの時間までは結構時間が余っていたので、売店をうろつく。
特筆すべきは“回転スシバー”だろうか。今イギリスでも日本食がヘルシーフードとして人気があるらしい。結構お客さんがいて普通にスシを箸で食べている。
それを見るのは日本人として普通に何か微笑ましい気持ちになるんだけれど、その看板は色々間違っていて面白かった。“い新し”って書いてある。切るとこ間違えすぎじゃないだろうか…

売店をうろつく中、俺が今までどうしても買いたかったものを見つけてしまった。
それは、海外版の『地球の歩き方』のような旅行ガイドブックである。

海外の旅行ガイドブックには、日本がどのように紹介されているのか非常に興味深かった。最近比較的『地球の歩き方』を読む機会が多く、逆に日本はどのように紹介されているのだろうとずっと思っていた。

『TOKYO』のガイドを手にとって見ると、ジャケットには無線タクシーの写真が。
何でこんなにダサいんだ…てかなんでこれが日本の首都東京の写真なんだ…

London Heathrow行きの飛行機は大幅に送れ、1時間以上待たされた。
この時は流石に疲労がピーク。買ったばかりのガイドブックを読んだりして時間を潰す。

飛行機の中ではガイドブックを熟読。1時間半の空の旅を終えた時にはLondonは既に真っ暗。流石にこれからどこかに行こうという元気は残っていなかった。
一日中ザックを背負っていたため肩が痛くてしょうがない。この痛みから一刻も早く逃れるため、Piccadilly lineを使ってHeathrowからホテルへと向かう。一本で帰れて本当に助かった。

夕飯はホテル近くのスーパーで済ますことにした。
サンドイッチ、カップヌードル、チキンサラダ。

その中でもカップヌードルはまたしてもやらかしてくれた。
品名すばり“POT NOODLE”とあり、何が凄いのかと言うと“中華風”と謳っているのだ。しかしそのジャケットには龍の写真と招き猫の写真が描かれていた。
龍は中国でOKだ。しかし招き猫は日本だろ…
味もかなり独特な味をしていた。絶対に中華風ではないと思う。
日本のカップめんを食べさせてやりたい。一体どう思うのか。

ホテルの部屋で安上がりな夕飯を済ませ、寝てしまうにはちょっと惜しい時間だったので、Hammersmith駅近くの、“The Swan”というパブに飲みに行った。このパブにはお世話意なった。明日の記事に詳述するが、ここで貴重な時間を過ごしたため名残惜しいくらいの場所になってまった。

ガイドブック片手にイギリスの伝統的なビタービールである、ギネスを頂く。

明日は飛行機の中でノリで行くことに決めたBristolという街のつり橋を見に行く、そして俺が行きたかった世界遺産であるBathの街に行くことにした。
二つも方向、鉄道の路線が一緒で、上手に回ることが出来るはずだ。

気持ちよく酔い、三日目終了。







 

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