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錦織圭がジョコビッチを倒して世界一になるには? チャンコーチに代わってアドバイス

2016年04月02日 22時07分44秒 | スポーツ
 錦織圭はあの細い小さな体で190cmを超える世界のトッププレイヤーをばたばた倒して世界6位に君臨しているのだから、もうこれは天才としか言いようがない。テニスは僕より100倍以上上手だ。大体、僕と比べるのはナンセンスか。

 今回のジョコビッチとの決勝戦は期待してたのだが、実力以上の差がついて、もろくも敗退してしまった。おかげで寝不足。実際のところは、錦織圭がジョコビッチに勝ってもおかしくはなかった。何故、このような結果になったか、を含めアドバイスを書きたい。勿論、技術的な事は一切書かないし、書けない。

 実際の戦いは、試合前のインタビューから始まっていた。錦織圭は最後に「・自分らしさが出せたら良いと思います」・・てなことを喋った。ここから負けている。ファンサービスは いらんからジョコビッチを褒めておけば良いところ。「僕らしく、今まで通り戦ったら」勝ち目はない。また、準決勝までの相手とは相手が違う。

 錦織とジョコビッチは似ている。テクニックが有り、駆け引きに強い頭脳プレイヤー(ソフト力の強さ)である。錦織が考えなくてはならないのは、自分のコンディションの状態だ。特にメンタルなところ。パワーサーバーは球を返せれば、持久戦で勝てる。

 先の決勝戦での錦織圭とジョコビッチの差は、①ジョコビッチの方が自分の状態を把握できており、立て直しが早い、②錦織圭は試合の中で安心感を得ようとしている、弱気になる場合が有る・・というところか。

 ジョコビッチは錦織の攻撃パターンを掴んでいるから、精神的に優位に立てる。錦織は勝とうと思うから、どうしても気負ってしまう。例えば、錦織はファーストサーブを連続4回も外してしまう。ファーストサーブの1回目は見せ球で速いので良い。

 しかし、次のファーストサーブは球速を下げコースを狙うなど確率を上げるべきだ。ファーストサービスが入らないのなら、全部セカンドサーブでも良い。前に出てきたら、強い球を打って下げさせる。常に自分の状態を知って修正しなければならない。

 錦織はオープンスペースの左側へのイージーショットを外側に外してしまった。ここらは一発で決めようと思わずに、楽に打って、むしろジョコビッチを走らせる気持ちでよい。イージーショットのミスは精神的ダメージが大きい。

◆◆さて要点は、
1.ジョコビッチ戦は勝とうと思わず、創造力を発揮し攻めのコンビネーションを試す、
2.自分の状態(特に精神)を把握するサインを見つけ、適切な立て直しを図る
3.勝った時の状況を想定、逆算してシナリオを考え追い込む、楽な攻撃は封印


1に関していえば、村田秀雄が歌った王将だね。「勝つと思うな思えば負けよ」。あるいは3段ロケット。チャンコーチには日本人のメンタリティーまでは十分分からない。錦織は山陰独特の、穏やかで優しくまじめで、内に秘めた情熱を燃やすタイプ。

 日本人だから勝とうと思うと、体が硬直化し、思考が固まってしまう。ジョコビッチのような人類がかつてなかったような凄い天才を簡単に打ち負かせるはずが無い。ましてや同じタイプで、1ランク上だから始末が悪い。色々、揺さぶって試し、次の試合向けに材料を集め分析する。

2.前述のようにジョコビッチはタイプが似ているものの、戦いのソフト面で錦織より1ランク上かな。僕が大きな差を感じるのは、自分の状態を把握できており、状態を見ながら立て直しを図っている。錦織は自分の状態を十分分かっていない。

 ジョコビッチ以外は現在の進め方でもある程度行ける。しかし、対ジョコビッチではパターンを変えるべきでしょうね。例えばこの決勝戦でも錦織がジョコビッチのバックハンド側に連続的に打ちこんでいたが、左右の切り替えをもっと早くして読ませない事が必要。

 同じパターンだといくら厳しい球でも相手側に余裕(攻めのアイデアが湧く)ができてしまう。更に強い球が必要になる。今までに無い左右の早い切り替えパターンを作って、その上でオープンスペースを意識させながら同じ方向に打つなどが求められる。

 パターンを変える意味では、前から提案しているようにもっと声を出したらよいと思う。サーブ時も声を出せば、集中できるし、パワーアップすることが科学的に知られており、それ以上に相手に与える心理的影響が大きい。

 錦織が声を出してサービスすると、ジョコビッチには当然聞こえるので、何が起きたかと心理的に影響を与える。

3.ジョコビッチに勝ったとして、どのような状態かは十分考え、イメージしたら良い。多分両者は倒れる寸前までに消耗し、ジョコビッチは「錦織に読み負けた」、あるいは「錦織の作戦や動きが読めず混乱した」と思っているのではないだろうか。プロの見方は異なるかもしれないが。

 これを逆算すれば、どのような戦い方になるべきかがわかる。

◆練習に関して
テニスやテニスの動きは十分やっていると思う。僕は他の運動、とりわけ筋肉をつける運動を勧める。錦織は怪我が多い。無理をすることもあり、骨を支える筋肉が負担に耐えられない。だから、バーベルでも、水泳でも、自転車でも筋肉をバランスよく鍛える運動が望まれる。

 テニス以外の運動をやると感覚的に元に戻るのにちょっと時間がかかる。しかし、それ以上の収穫が有る。テニス以外の筋肉を鍛える運動は休憩にもなる。休むこと、ほかのことを考える瞬間が有ることは重要なリズムだ。

 錦織圭氏へ(読んでいたら)
次回、ジョコビッチ戦でのアドバイス

◆この試合ではベストを尽くし、新たな可能性を試す機会と考える。勝とうと考えない。
多分、ジョコビッチも強い錦織に勝とうと考えて固くなることは無い。
◆相手から仕掛けられたらもろい傾向が有るので、できれば自分から積極的に仕掛ける。
他選手には従来の錦織パターンでも勝てるがジョコビッチには通用しにくい。
◆やる気を表に出した方がよい。
前回は錦織圭の顔が険しかったので、最初のジョコビッチがサーブを落とした可能性もある。
体全体でやる気を表現し、ジョコビッチに考えさせたら良い。
サーブ時には遠慮せず声を出したらいいと思うが。

 

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