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日本は政府紙幣を発行してヨーロッパを救済せよ

2011年09月15日 06時40分09秒 | 思考空間

 現在の極端な円高は実はアメリカを救済するものであり、そのためヨーロッパも円高を支持する。しかし、このアメリカ救済円高ロジックを進めるには1ドルが50円まで行ってしまう。日本の主な国内製造業は海外に出て行き、壊滅状態になりかねない。

 そして、製造業が壊滅するとそこで待っているのは為替が急反転する大幅な円安だ。ここで日本は決定的に縮小する。私が何度も警告しているビッグクランチが起こる。

 一方、世界はギリシャ問題などに端を発する株価の暴落の脅威にさらされている。中国が国債の購入を提案しているがこれに乗って行けば、見返りを求められるのであり、いつの間にかヨーロッパは中国共産党の支配する経済体制となってゆく。ここで動くべきは日本政府だ。

 政府紙幣を発行してギリシャなどの国債を購入したらよい。例えば、100兆円の政府紙幣を発行し、当面10兆円ぐらいをギリシャやイタリアの国債購入に充てる。一方で、このたびの東日本大震災などの復興に使うことを認めてもらう。円高も緩和される。世界の危機と日本の復興を一挙に実現できる。

 政府発行紙幣を印刷するのは簡単だ。例えば、1兆円単位で「日本政府発行紙幣」として印刷する。それを日銀に持って行って、日銀券に代えても良い。現在の日銀券発行残高は74兆円らしいので、一挙に1ドルが100円くらいにはなるのではないか。日本製造業は大復活する。同じ経済規模で中国が発行している元は円換算で400兆円ぐらいとみられるので、合計174兆円はまだ低い水準。

 円をドルのように利子なしの国債のような性格に変更する手もある。ドルは連邦準備券で無利子の国債のような性格らしい。どんどん印刷して使うことができる。中国の場合は政府が元の印刷所を持っているようなものだろう。これらの国が大量に紙幣を印刷するのに対応するには日本も紙幣を大量に発行するしかない。

 リーマンショック以降、アメリカは通貨を2.5倍、イギリスは3倍にし、これに対して日銀は1,1倍にとどめているという。ドルが下がるのは当然であり、日本はいくら為替介入しても追い付かない。日本政府の政府紙幣発行は世界を救済する最高の方法だ。

 

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