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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

日本が求められる大転換 知力から理力へ! 知的から理的へ!

2016年09月07日 12時16分26秒 | 国際・政治
 日本は知識満載型のエリートがトップに君臨しリードしてきたのだが、バブル崩壊後の日本経済を見ても分かる通り、官僚は無能にも税金をばらまき、ばらまき、借金を積み重ねただけで、整然と秩序正しく沈没を続けてきた。

 知識が意味を持ったのは日本が発展途上国だった時期で、一旦世界のトップレベルに到達すると、学び覚えるというよりは、未知の世界に果敢に飛び込んで新たな道を切り開いて行く力が要求される。教科書を頭に詰め込んだ秀才がその知識だけで叶う世界ではなくなっている。

 成長期に、日本は経済でアメリカに戦いを挑んだ。しかし、アメリカにルールを変えられると全く歯が立たず、アメリカや中国が経済成長で驀進する姿を見送るしか能が無かった。つまり、日本では偏差値の高い大学の評価はめちゃくちゃ高いが、求められる能力とはあまりにも大きい乖離がある。

 日本の大学はバカロボットの大量生産工場なのだ。幼稚園化も止まらない。各大学の学長は卒業生の追跡調査もしない。入学時の知識が最高で、卒業するころには忘れている。

 しかも、単に能力が不足するだけならまだ被害は少ないが、能力が無い奴が、訳も分からずリードしようとするから取り返しのつかない深刻なミスリードとなる。それを顕著に知ることのできるのが先の大戦における軍事官僚・指揮官の戦いの歴史だ。

 素人采配で、将兵や民間人の莫大な死を招き、多くの餓死を出した。中学生でもわかる単純なことが理解できない。戦線を拡大しすぎ、物資などが届かず、中央は、馬鹿の一つ覚えで、武器弾薬の無い部隊に「突っ込め」「早く突っ込め」と指令を出し続けたのだ。

 山本五十六(軍神)はミッドウェイの大敗を大勝利にしてしまうなど日本史上かつてない大嘘付きで、日本を敗戦へ、壊滅へと導いた。知識エリートは記憶力は良いのだが、知識に頼り過ぎる。過去のカビの生えた知識で、変動の激しい世界に通用するはずが無い。現代は戦争以上に変動が激しい。

 日本人は早く目を覚ます必要が有る。知識詰め込みエリートが日本の未来をも破壊し続けている。とりわけ、インターネットが発達し、幅広い情報が瞬時に入手できる現代では、いかに正しく情報を分析評価し、世界に打って出るかの能力が問われている。

 知識は勿論必要だが、基本的な範囲を十分理解し、使いこなすことが重要だ。生物の進化を追うと、情報を正確に評価できていることがその駆動力になっている。日本がこれ以上沈没せず、世界をリードするには考える力が問われる。

 情報を幅広く収集し、分析評価する力が必要で、この力が決定的に不足している。日本が知力から理力へ! 知的から理的へ!大転換できなければ、さらなる沈没は確実に進むだろう。

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