宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

2013年に中国がGDPで日本を上回る

2007年10月06日 19時07分37秒 | 思考空間

 2003年、アメリカ投資銀行ゴールドマンサックスの予想では、2016年中国がGDPで日本を抜くと予想し、世界を驚かせたが、その予想は前倒しされ、2013年にも実現するという。日本には国家戦略のかけらさえ存在しないからどうしようもないなという感じである。

 これまでの日本が何であったかというと、自民党国会議員が自分の懐への利益誘導、あるいは選挙のバラマキのために官僚、大企業と組み税金を食い尽し、おまけに巨大借金が残った。日本の発展は二の次として真剣に考えられなかったことが、深刻な影響を与えている。民主党は解散に持ち込むこと以外に主たる目標が無い。これでは救われない。

 この勢いで行けば、早晩アメリカも追いつかれ、抜き去られるだろう。アメリカには中国に対抗するだけの力も失いつつある。中国は世界一の外貨準備高を誇り、アメリカの債券も大量に保有する。軍事的には朝鮮戦争で中国に勝てず、ベトナム戦争では後ろから強力に支援した中国に敗北している。おまけに、中国は共産体制の国で、他国の干渉を排除できるし、トップの一言で何でもできる。

 日本がバブル期に、経済でアメリカに挑戦し、アメリカのロックフェラーセンターなどを買いあさり、自らの利益だけの暴走になったことで、決定的にアメリカの不信感を生んだ。アメリカの巻き返しはすごかった。アメリカは日本のバブルに穴をあけ、日本を叩きながらビジネスを自国に誘導してきた。おまけに、世界の工場を日本から中国にシフトさせた上で、ここでも莫大な利益を上げてきた。同盟国どうしでありながら、不信感は埋まらず、溝が拡大したことは特に日本にとっては不幸なことだった。

 中国の野望は、経済だけでなく、軍事的にもアメリカを凌ぎ、世界的に圧倒的な支配力を発揮することだ。日本は中国の属国になるかもしれない。これは決して、杞憂ではない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アインシュタイン物理学の間... | トップ | 早大白井総長へ「125周年... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

思考空間」カテゴリの最新記事