ロコソラーレは一言では和の強さなんですね。笑顔と会話でいつものような日常的雰囲気で戦える。次々、スイス、カナダ、アメリカなど世界の強敵を倒した。苦境に陥っても耐えて挽回できる。銀メダルを獲った結果は既に世界レベルであることを証明している。
一方、世界的強者にも課題が有る。僕が注目するのは、韓国とイギリスに対しての負け方。特に、イギリスには2回負けている。技術的な内容は僕の手には負えない。伝えたいのは、自分たちが気付かないうちに受けていた和への圧迫と狂い、対策としての切替すチェンジモードと今後の研究対象だ。
イギリスと韓国がロコソラーレに対して抱いていたのは、怒りによる戦闘モード、攻撃性だ。言葉は適切ではないかもしれないが、温和なチームには実力以上に戦える。しかし、韓国やイギリスとの戦いで感じたのは、ぎこちなさだった。ちょっとした狂いを生じている。
韓国の日本に対する怒りと戦闘モードはいつもの事だ。イギリスは前回のオリンピックで日本に敗れ銅メダルを逃している。おまけにカーリングはイギリス発祥らしい。紳士の国でも怒っている。またイギリスは間違いなく日本チームを徹底的に研究している。
ロコソラーレはその圧力と和のひずみを表面化させないようにしているとも思える。正直に認めるべきじゃないか、認めないと対策できない。最終イギリス戦では、デリケートなテクニックを繰り返し神経戦になっている。そして、サークル内にストーンが溜まり、絶妙に逆転するところを微妙にずれ大量点を許している。
僕はもやもやが溜まったら割り切って、邪道であれ、Powerモードへの切替を図るべきと思う。もやもやをためた状態で、超ウルトラスーパー技は出しにくい。それより、意表をついて、大失点を招くサークル内の集団は適宜Powerモードで全部吹き飛ばす手が有る。
イギリスはロコソラーレが次に何をするかは予想の範囲内だから、予想を壊す狙いもある。生理的にモヤモヤがたまり始めると、試合内には解消しにくい。頭に血液が充満し、手足がフリーズし始める。早い段階でイギリスの予想を壊すためパワーゲームを意図的に混ぜるのは効果的だ。
そして、次のオリンピックに向けて、イギリスを徹底研究すべきだ。どのようなケースでイギリスは何をどのようにしてくるか。金メダルを獲るのはただ事ではないが、少しでもイギリスの手が予想出来れば明かりは見えてくるだろう。
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