ベンツML350を購入した時は夢の車の様に思えた。特にディーゼルでは考えられない静粛性、追い越し加速、豪華さは満足できるものだった。ミッション、音響も素晴らしかった。このブログでもベンツを絶賛してきた。
しかし、6年経つとそうとも言えなくなった。ベンツの全てが良いわけではない、危険性や大きな問題点を指摘しないと 信じて購入された方、今後購入される方には申し訳ない。実は、ベンツは安全性と危険性、長所と短所が混在する不思議な車だ。
危険性のワースト3
NO1:ドアミラーの死角が大きい。特にSUVのML350(今のGLE)などはドアミラーの視界が狭く、座席を後ろへ下げた運転(僕はめいっぱい下げる)では後方で近くにいる車が見えない。GLE以降はドアミラーの中にランプ警告が出るが十分とは言えない。ミラーを改善するよう要望しても直さない。
NO2:クランクションは中央を押しても鳴らない。国産車なら危ない時に中央を叩く。多分、クランクション中央にあるベンツマークを叩いて欲しくないのだろうが、国産車から乗り換えたばかりの人はとっさの場合に適切に押せない。慣れるまではリスクを伴う。慣れても不便だね。
NO3:SUVの場合、バックスペースに荷物を入れてスイッチを押し閉じたつもりが、荷物などがドアに当たると自動で全開になってしまう。走行中全開に気付かない時が有る。セダンと異なり、後部はフラット床なので、荷物が滑り高速道で荷物をばら撒いたら後続車の事故になりかねない。
間抜けな設計がいくつか有る。
間抜けな設計1:NO3で紹介したバックスペースのドア。ワイヤレスキーにはドアロックのスイッチが有る。このスイッチを押しただけで安心してはいけない。後ろに回るとバックドアが開いていたりする。本来は、横の4つのドアだけでなく、バックドアも閉めて、確認出来たらOKランプを点滅すべきなのだ。
間抜けな設計2:ベンツのナビは酷いが、更に酷いのはナビ周りの装飾にメタルが貼り付けられており、運転席から太陽光が前方付近に見える場合は、太陽光が装飾メタルで反射し、ナビのモニター画面が全く見えなくなる。どこを走っているのか分からず、バックする時はバックモニターが見えない。
●ナビはボロだね。高級車のイメージを壊す。ランクルに乗っていた時は後付けでパイオニアのナビを使っていたから、その差が漠然。パイオニアは左右に曲がるとき「ここです」と女性の声でまがるタイミングを教えてくれた。ベンツの三菱製?では時々まがる場所を間違える。ドライバーの気持ちが分かっていない。
●健康を害する!!BMWなら停止中に軽くブレーキを踏んでおけば、ブレーキホールドとなるが、ベンツ、特に大型SUVは強く踏まないとホールドしない。おかげで右ひざが炎症を起こし、歩くたびに痛い。ホールドを止めて1年以上経過したが完治しない。
●故障が多すぎる!!ベンツ保険が有る5年以内は気付かないが、6年ぐらいから次々壊れはじめ、修理費が国産車の2から3倍かかる(2倍なら安い方)。金持ちが購入していたから、当たり前の様にディーラーや業者は金持ち向け請求をする。
7年目から故障のオンパレードで、僕の場合、まともに支払ったら、年間100万円は楽に超えていた。ベンツということでいたずらする奴もいるしね。大変ですよ。僕は余程の事が無いと直さんことにした。悪い奴もドアミラーが壊れていればそれ以上壊さんし、傷の入ったところへ傷は入れんだろうしね。
①排気のアクチェーターが壊れ(パワーが極端に落ちた)、
②発電機が壊れ(国産車ではあり得ない)、
③ゴムベルトが全部吹っ飛び(国産車はベルト方式ではない)、
④ラジエーターがじゃじゃ漏れ(中古車じゃないんだ)、
⑤全てのフランジから油漏れ(皆さん困っている。国産車では有り得ない)、
⑥燃料高圧ポンプから燃料漏れ(信じられる?)
⑦最後はポンプの圧力不足で走れなくなった(ポンコツになったのか)。
ドアミラーを壊され(これは税金と諦める)、消耗品のバッテリー(素人で交換は難しい。何でバッテリーが3種類有るのか)は滅茶高い。
●●●最後に、もっと大きな問題を指摘すれば、ベンツの価格は購入と共に大きく下がる。リセールバリューが小さい。これは痛いね。トヨタは中古車市場で、自車を買い支えてきたが、そういう配慮はベンツには無い。一方で、ベンツの中古車を購入する場合は結構な価格になる。
金太郎君は儲かれば全て良し という事なんだろうね。