生物関係の研究には綺羅星の如く天才たちが集まり、ひときわ脚光を浴びている。昔、電子・建築、現在はDNA・創薬かな。しかし、研究者や教師、生物関係の書籍はほぼ例外なく新ダーウィン説を支持している。
進化は突然変異と自然選択と言い、ゲノム中の遺伝子の比率は数%とか、1~2%とか。世界の天才たちが何で疑問を持たずに、間違いを信じ続けるのか理解できない。
残念ながら突然変異と自然選択では物質も生物も進化しない。ゲノム中の遺伝子比率は1%で(僕の計算)、ま、こちらは罪が少ないか。
エピジェネティクス研究はそんな中でも、最も科学らしい生物関係の研究といえるだろう。それでも物質進化については踏み込んでいない。化学進化という言葉も有るが、実は物質進化と化学進化は似ていて本質的に異なると僕は見ている。
それだけ、物質進化はそのメカニズムを想定し辛い。痕跡も残っていないから根拠を組み立てるのが難しい。僕は2002年に評価システムが進化の駆動力と仮説を立てたものの、明確な論理もメカニズムも説明できずにいた。
あれから20年、やっと自分で納得できる仮説にたどり着いた。他にはあり得ない論理だ。博士号が欲しいとか有名になりたいわけではなく、進化研究で食べているわけではないから、妥協はしない。事実しか興味が無い。そんな僕が書くんだから大きな間違いはない。
素人として到達できる一つの頂上付近に到達したかなとの思いで書いた論文(予稿集だが)をこの度、電気学会で発表する事になった。