新しいGクラスが開発されつつあること、情報公開は2018年正月以降になる事は既に伝えた通りだが、この度、車内の写真が公開された(写真はカービューさんより)。ご存知の通り、従来のGクラスは軍用で、武骨であり、色々制限も有った。写真を見ると かなりシティーカーになった。
写真では、少なくとも二つのモデルが用意されているのが分かる。多分、従来の軍事用に近いモデルを残すという事だろう。仮に、一つが軍用モデルとして、運転席のメーターなどは昔ながらの針が動く方式。これは今のGLS,GLEも同様だ。
全く新しいモデルをシティー仕様とすると、セダンのSやEで採用されたような横幅が80cm程度、高さが12cm程度のカラー液晶パネル1枚で、メーター関係やモニター関係を並べている。セダンと変わらなくなっている。僕はかねがねベンツに、SUVに関して弁当箱みたいなモニターをつけるのは止めて欲しいと要望していた。いずれもモニター画面が広いのは嬉しい。
ミッションは両方のモデルで、電子方式(右手の指で操作できる)となっているようだ。この方式はベンツが始めたもので、凄く使い易いし、粋な方式なので、他の車に乗りたくなくなる。ハンドル左右に付いたマニュアル電子ミッションと併用して使う場合は、特にディーゼルSUVの場合、運転の選択性が増えて楽しい。
運転席の革張りチェアーも滑りが少なくなるような独特のデザインとなっているようだ。狭かった車幅はこれらの写真だけでは分からない。
一方、このブログでも書いたように、既に新しい2種類のディーゼルエンジンが用意されており、いずれもパワーアップされ、特に強力モデルでは、トルクが80kgmを上回る事が予想される。ディーゼルの場合は馬力よりもトルクを注目しなければならない。
確かに初速のエンジン吹き上がりはガソリンに劣るが(そうは言っても、初速で国産車のガソリンターボ車と大差は無いはず)、追い越し加速で圧倒的な力を見せつける。同クラスのガソリンエンジンより追い越し加速は強い。現行エンジンでも異次元、どうなるか?
僕は8気筒ディーゼルを要望したんだけど、直6(振動が少なく、8気筒と変わらないと判断されたか)に落ち着いたんだ。ベンツは期待通り世界一のディーゼルエンジンを更に高めた。