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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

山本五十六がミッドウェイの大敗を大勝利と嘘をつかず 割腹して戦争を終わらせていたら500万人の人命が失われずに済んだ

2016年10月28日 18時28分22秒 | 軍事外交
 もし、ミッドウェイ敗北で、戦争を止めていたら1万人の損失で済んでいたが、実際には戦後に亡くなった軍人・民間人を合わせると大目に見て500万人、少なめに見ても310万人が亡くなっている。山本五十六が500万人を殺したとは言わないが、事実を検証するとそれに等しい。

 ミッドウェイ海戦では、日本側の暗号が解読されて負けたことになっている。しかし、日本側はアメリカをはるかに圧倒する戦力と物量作戦*で普通にやっていれば圧勝できたはずだった。ところが、信じ難い怠慢やミスで、空母の主力を失うことになった。
*日本:艦艇数353隻、航空機436機、アメリカ:艦艇数57隻、航空機115機

 山本五十六は550キロ離れた大和ホテルと呼ばれた世界最大の戦艦で豪華絢爛な生活を楽しんでいた。大和には高性能な通信機を積んでいたので、アメリカ側の通信が毎日キャッチでき、敵艦船がどこにいるかも把握できた。

 全体が、楽に勝てるとの慢心で、気が緩んでいた。移動中、戦闘員はデッキの上で甲羅干しなどしていた。日本海軍が誇るほとんどの艦船が、550キロ離れた位置までついてきて、戦わずして、勝った時の評価をやご褒美を得ようとしていた。

 山本は敵情報を伝えなかった。空母は構造上、電波のキャッチが難しく、近くの敵情報を知りえなかった。突然、大群に襲い掛かられ、もろくも主力の空母3隻を失い形勢は一気に悪化した。空母3隻が団子状で(最悪の陣形)護衛艦がおらずアメリカ軍は非常に効率良く攻撃することができた。

 世界に誇る日本パイロットたちは、飛び立てずに戦わずして、沈められてしまった。残り1隻(空母飛龍)にのっていた司令官・山口多門は果敢にも空母ヨークタウンを沈めるのだが、多勢に無勢で撃沈され、英雄山口多門は退避せず、船と共に運命を共にした。

 山本五十六が空母に情報を伝えなかったのは、電波発信により、大和他の艦隊の存在と位置を知らせたくないためだった。

 山本は次々入る悲報を部下と将棋しながら聞いていて、将棋を止めることも無く、全く動じなかった。しかし、ミッドウェイ作戦は山本が計画したものだった。映画では英雄のように扱っているが、大馬鹿か底なしの間抜けの類。

 山本司令長官は徹底した情報管制を敷き封じ込めた上で、大勝利と報告した。大勢の将校を監禁し、前線へ送り込み、死亡させた。死人に口無しである。しかし、トップクラスの南雲中将、源田参謀らは何ら罰せず、地位を保たせた。つまり、自らの責任追及を防いだ。

 この、世界史でも見当たらないような比類なき大嘘が、楽観論を生み、戦いが積極展開で拡大し、日本をして焦土化させ、500万人の人命が失われる地獄の道へと誘導したのだ。石川五右衛門でもひっくり返って起き上がれない、というものだ。

 
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