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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

消費税値上げは日本滅亡への片道切符

2012年06月03日 21時50分38秒 | 深刻な問題

 小泉劇場の頃は株価が18,000円を超え、税収が現在より20兆円多かった。消費税を無理やり5%上げたところで、消費税が12.5兆円増えるだけ。消費税を3%から5%に増税した後、税収全体は下降線を描いている。買い控えが起こることは間違いない。株価は現在、8,200円を伺っており、当時の46%程度。

 最優先すべきテーマは経済発展政策であり、経済発展が担保されていない中で、消費税値上げなどナンセンスの極み。実質、日本を支配してきた東大官僚の無能さを明確に露骨に示している。(1990年代、東大官僚は税金ばら撒きで経済発展を試みたがことごとく失敗している)

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 アメリカやヨーロッパにとって、不況を緩和するために、為替の捨て場が必要だが、もし円(日本)の信用が落ちてしまうと、格好の捨て場を失うことになる。為替は現在1ドル78円、1ユーロが96円といった状態。 何しろ、中国はその軍事力をバックにで元をドルにフィックスしている。規模の大きな国としては、日本しか受け皿にならない。

 欧米は日本が経済成長出来ない(政府への不信)と見ている。そうなると、信用維持には増税しかない。そこで、増税へプレッシャーをかける。財務省や日銀は、欧米の経済専門家を崇拝しているから、欧米の言うなり。

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 余談だが、私は日経平均の下落目標が8,200円、もしくは8,000円割れと見ていた。8,500円付近で底堅く、外れたかなとも思ったが、何と現実のものになりつつある。8,000円割れは目を瞑って買いだろうね。

 かくして、円は消去法から唯一の安心通貨であり、アメリカとヨーロッパに都合の良い円高が進み、日本の製造はますます、海外に出て行く。(現時点で円安にぶれると日本はまだ製造力が健在でV字回復してしまう)

 

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 そして、いつしか日本の製造業がすっかり海外に出て、壊滅状態になった時、実は待ってましたとばかり、円安嵐が巻き起こる。ハイパーインフレだ。そこで、日本は滅亡することになる。以前、私はこれを菅首相にビッグクランチとして報告した。読んだかどうかは知らんよ。

 それ以前の問題として、昨年度の予算実績では税収が40.9兆円に対し、借金の公債費が44.2兆円、国債の支払いが21.5兆円となっており、収入の48%が借金、支出の23%が借金返済という状況。その他収入と税収を合わせ、返済金を差し引いた本来使える予算は26.5兆円。

 実は借金により、3.5倍に膨らませた予算で運営している。もし、国債発行を止めたら、国の機能・サービスが大半ストップしてしまい、経済も大幅なマイナス成長になるだろう。消費税を考える以前に税収の増加である経済成長を実現せずして、この国の現実の危機を乗り越えられない。

 勉強馬鹿ボン(勉強の天才だが、教科書や実績の無い分野では無能)の官僚に分かるはずもないが、ましてや官僚の操り人形の野田には理解を超えた話。それでも、何と言うか、財務省は強いんだね。自民党まで操り、遂に消費税は国会を通過してしまう。(だろう)

  欧米の悪魔が描いた、日本滅亡シナリオがいよいよ現実のものとして、姿を現し始めた。消費税値上げは日本にとってろくなことにはならんが、同じ落ちるにしても最悪ではない。具体的に言えば1ドルが50円までにはならない事が決まった。(この議論は続く)

コメント
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