昨日午前中は凶暴な日差しに打ちのめされていたのですが、午後からは雲が出てきて
涼しく成ってきたので手稲山へ出かけた。
頂上は濃いキリの中、ヨシヨシ・・・・こうでなけりゃ涼しくありません。
頂上の気温は22度、キリが流れて来れば20度まで下がります。
たかだか標高1000mでも、雲の中では平地より10度は気温が低いです。
前を行く登山者の姿が見え隠れする程にキリが深かった。
本当は目の前が真っ白に成る程に濃いキリが流れて来ることも有りましたが、
写真に撮っても唯の真っ白けなので撮りませんでした。
静かに佇むダケカンバの木々の間を流れるキリ。
背景が真っ白に成れば、唯の林もなんとなく画になるものです。
通い慣れた手稲山の風景ですが、こんな時はまた別の姿を見せてくれます。
キリの中に咲く今時の野の花、ナガボノシロワレモコウです。
エゾゴマナも盛りを過ぎていました。
ヨツバヒヨドリは頂上付近にだけ咲き残っていた。
穂先にだけ花の残ったヤナギラン、下の方には実が付いています。
あんなに沢山咲いていたヤナギランなのに、さびしくなりました。
ブラシみたいな花を咲かせるサラシナショウマ、薄暗い林の中で目立ちます。
エゾトリカブトは今が盛りか。
オオハンゴンソウ、キリの中で黄色の花が冴えています。
何処にでも生えてくる邪魔者のセイタカアワダチソウ、キリの中では其れなりに画になる。