昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

'77プロレス大賞

2012年03月31日 20時00分16秒 | '77全日本プロレス
12月17日午後1時半から東京・銀座キャピタルホテルで、東京スポーツ新聞社制定77年度のプロレス大賞の選考会が開催され、1977年度のプロレス大賞が決定した。

年間最高試合賞 UNヘビー級選手権 ジャンボ鶴田対ミル・マスカラス(8月24日田園コロシアム)
レイス対鶴田(6/11)、猪木対モンスターマン(8/2)、鶴田対マスカラス(8/24)、猪木対ウエップナー(10/25)の4試合がノミネートされたが、協議の結果、鶴田対マスカラスと猪木対モンスターマンの決選投票となり、結果・鶴田対マスカラス7票、猪木対モンスターマン3票で鶴田対マスカラス戦が受賞。
鶴田のコメント
「最高にうれしいですね、頑張った甲斐があった。来年はインタータッグ奪回と試練の十番のしめくくりに勝って、最優秀選手賞を狙ってみたい。」

最優秀選手賞 アントニオ猪木
異種格闘技戦を勝ち抜いた事を評価され、全員一致で猪木が受賞。

最高殊勲選手賞 ラッシャー木村
IWA世界王座7度の防衛と全日本との対抗戦で鶴田を倒した事が評価され木村が受賞。

最高タッグチーム賞 受賞チームなし
馬場・鶴田組、坂口・小林組、井上・浜口組、小鹿・大熊組の4チームがノミネートされたが、1年を通して最高タッグチームとするには物足りないとの意見が占め受賞チームなし。

殊勲賞 マイティ井上・アニマル浜口組
井上・浜口組と坂口がノミネートされたが、他団体のベルト奪取と防衛戦が評価され井上・浜口組が受賞。

敢闘賞 坂口征二
ワールド・リーグ戦の優勝と柔道ジャケットマッチなどの活躍が評価され坂口が受賞。

技能賞 星野勘太郎
星野と高千穂がノミネートされたが、協議の結果星野が受賞。

大衆賞 天龍源一郎
大相撲から転向し世間の注目を集め、新しいファンを動員したとして天龍が受賞。
天龍のコメント
「6月に国内デビューして頑張ったのが認められ最高にうれしい。賞の名に恥じぬよう、これからもやる。」

努力賞(全日本プロレス) ロッキー羽田
努力賞(新日本プロレス) 長州力
努力賞(国際プロレス) 鶴見五郎


最高特別大賞 ジャイアント馬場
本年度日本プロレス界の最大の収穫ともいえるオープン・タッグ選手権大会の企画・開催を評価され、馬場が受賞。
馬場のコメント
「オープンタッグの成功を認めてもらって、こんな結構な事はない。これからもいい試合をファンに提供してプロレス発展に尽くしたい。もちろん選手としても頑張る。」

'77プロレス大賞選考委員
委員長・八田一朗(日本アマチュア・レスリング協会会長)
副委員長・高橋典義(東京スポーツ編集担当取締役)
田鶴浜弘(評論家)
小島貞二(評論家)
竹内宏介(「ゴング」編集長)
山田隆(東京スポーツ・日本テレビプロレス中継解説者)
桜井康雄(東京スポーツ・テレビ朝日プロレス中継解説者)
門馬忠雄(東京スポーツ・東京12チャンネルプロレス中継解説者)
長田基(東京スポーツ)
白石孝次(東京スポーツ)
欠席・藤沢久隆(「プロレス」編集長)

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'78年1月4日午前11時から東京・芝の東京プリンスホテルで、東京スポーツ新聞社制定77年度のプロレス大賞の授賞式が行われ、受賞者には賞状、トロフィーと副賞として金一封が贈られた。
また席上、東京スポーツから猪木の格闘技戦実現の功績を評価し新間寿新日本プロレス営業本部長に功労賞、格闘技戦のルール作りとレフリーなどの功績に対して鈴木正文京都・日本正武館館長に特別表彰状が贈られた。

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全日本プロレス創立5周年記念・世界オープン・タッグ選手権大会

2012年03月24日 20時00分32秒 | '77全日本プロレス

参加チーム
全日本プロレス代表

ジャイアント馬場(209cm145kg新潟出身)
ジャンボ鶴田(197cm115kg山梨出身)
アメリカ代表
ドリー・ファンク・ジュニア(190cm110kgアメリカ・インジアナ出身)
テリー・ファンク(188cm118kgアメリカ・インジアナ出身)
アフリカ・中近東代表
アブドーラ・ザ・ブッチャー(189cm139kgスーダン出身)
ザ・シーク(183cm110kgヨルダン出身)
韓国代表
大木金太郎(185cm122kg韓国・ソウル出身)
キム・ドク(193cm125kg東京出身)
国際プロレス代表
ラッシャー木村(185cm125kg北海道出身)
グレート草津(193cm118kg熊本出身)
ヨーロッパ代表
ビル・ロビンソン(191cm120kgイギリス出身)
ホースト・ホフマン(190cm120kgドイツ出身)
マスクマン代表
ザ・デストロイヤー(183cm110kgアメリカ・ニューヨーク出身)
テキサス・レッド(180cm110kgカナダ出身)
全日本プロレス・国際プロレス連合軍代表
高千穂明久(182cm108kg宮崎出身)
マイティ井上(175cm108kg大阪出身)
全日本プロレス推薦出場
天龍源一郎(188cm110kg福井出身)
ロッキー羽田(191cm120kg北海道出身)

リーグ戦ルール
(試合方法)タッグマッチ総当たりリーグ戦
(試合時間)45分1本勝負
(得点)勝ちが2点、時間切れ引き分けが1点、負けと時間内引き分けが0点
(ルール)PWFルールを適用
(順位)最多得点チームを優勝とする。1位が同点の場合は、最終日に優勝決定戦を行う。

世界オープン・タッグ選手権大会会長ロード・ブレアースPWF会長
世界オープン・タッグ選手権大会実行委員長八田一朗日本アマレス協会会長

(特別参加)ジム・デュラン(193cm122kgフランス出身)
全日本プロレス出場選手 
グレート小鹿
大熊元司
サムソン・クツワダ
ミスター林
百田光雄
肥後宗典
伊藤正男
淵正信
大仁田厚
(レフリー)ジョー樋口、和田京平

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第1戦~第5戦(世界オープンタッグ)

2012年03月24日 19時50分35秒 | '77全日本プロレス

開幕戦 12月2日(金)東京・後楽園ホール 観衆3200人(超満員)
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ブッチャー&シーク(1-0)馬場&鶴田
①ブッチャー(11分36秒体固め)馬場
馬場が倒したシークを押さえ鶴田がコーナー最上段から攻撃をしようとした時、ブッチャーが地獄突きで鶴田を場外に落としリングに入り馬場の喉へトーキック。倒れた馬場の両足をシークが押さえたところへ、ブッチャーがジャンピング・エルボードロップを決めフォール。
試合後、ブッチャーとシークはリングサイドに現れたテリーを捕まえ凶器攻撃で流血させ、バンテージをテリーの首に巻き付けトップロープから宙吊りにすると、ドリーが現れブッチャー・シークを攻撃。日本チームも加わっての乱闘が続いた。
馬場のコメント
「やられた。完全にやられたよ。まともに勝負してこないから試合にならん。」
鶴田のコメント
「ちくしょう、こんなバカな試合があるか。」
テリーのコメント
「あの二人は同じプロレスラーとして実に恥ずかしい連中だ。どんな事があっても、あの二人に勝ちたい。」

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)天龍&羽田
①テリー(17分55秒スピニング・トーホールド)羽田
ドリーのダブルアーム・スープレックスで倒れている羽田へ、代わったテリーがスピニング・トーホールドを決め勝利。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ロビンソン&ホフマン(1-0)高千穂&井上
①ロビンソン(17分28秒体固め)高千穂
タックルにきた高千穂へホフマンがサイド・スープレックス。代わったロビンソンがワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。

30分1本勝負
テキサス・レッド(9分7秒片エビ固め)サムソン・クツワダ
ジャンピング・ネックブリーカーでフォール。

タッグマッチ30分1本勝負
木村&草津(1-0)デストロイヤー&デュラン
①木村(15分59秒片エビ固め)デュラン

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)小鹿&大熊
①大木(12分8秒体固め)大熊

20分1本勝負
ミスター林(6分8秒体固め)大仁田厚
肥後宗典(13分47秒首固め)伊藤正男

15分1本勝負
百田光雄(14分20秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 12月3日(土)名古屋・愛知県体育館 観衆4500人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)デストロイヤー&レッド
①ドリー(20分15秒首固め)レッド
ドリーはスピニング・トーホールドにきたレッドが前かがみになった瞬間、首を抱え込んで回転しフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
木村&草津(1-0)高千穂&井上
①木村(11分5秒体固め)井上
木村は井上のサンセット・フリップをかわし自爆させ、クロスチョップからブレーンバスターを決めフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
大木&ドク(1-0)天龍&羽田
①大木(16分6秒体固め)羽田
羽田へドクがブレーンバスターからパイルドライバー。続いて大木が一本足頭突き2連発を決めフォール。

特別試合 30分1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(7分14秒体固め)ジャンボ鶴田
ブッチャーはジャンピング・ニーパットにきた鶴田へ地獄突き、倒れたところへジャンピング・エルボードロップを決めてフォール。

特別試合 30分1本勝負
ビル・ロビンソン(5分38秒反則勝ち)ザ・シーク
シークの凶器攻撃に怒ったロビンソンは、シークから凶器を奪い取り攻撃。場外に逃げるシークをロビンソンが追いかけたところへブッチャーが乱入して攻撃した為、ロビンソンの反則勝ち。

30分1本勝負
ジャイアント馬場(9分2秒片エビ固め)ジム・デュラン

20分1本勝負
ホースト・ホフマン(9分15秒体固め)グレート小鹿
大熊元司(9分15秒体固め)肥後宗典

15分1本勝負
百田光雄(9分59秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第3戦 12月4日(日)大阪・寝屋川市民体育館 観衆3000人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)木村&草津
①テリー(18分51秒体固め)草津
草津がテリーにカナディアン・バックブリーカーを決めたが、テリーが暴れてコーナーポストを蹴った為に草津がテリーを抱えたまま転倒。テリーの下敷きになり頭を打った草津をテリーがフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
デストロイヤー&レッド(1-0)天龍&羽田
①レッド(18分29秒首固め)天龍
天龍はコーナーにレッドを振りタックル攻撃。しかしレッドはロープをつかんで体を浮かしてタックルをかわしてバックに回り、首固めに丸め込んでフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
大木&ドク(1-0)高千穂&井上
①大木(13分38秒体固め)高千穂
大木は高千穂へヘッドバットからドクと2人がかりのブレーンバスターを決めフォール。

特別試合 30分1本勝負
ジャイアント馬場(4分18秒反則勝ち)ザ・シーク
馬場がシークの凶器を奪い、場外に逃げるシークを追い場外戦となったところへブッチャーが乱入し2人がかりで馬場を攻撃した為、馬場の反則勝ち。

特別試合 30分1本勝負
ビル・ロビンソン(8分25秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーがロビンソンのジャンピング・エルボーバットで場外転落。ロビンソンが追いかけ場外戦となり両者リングへ戻れず。

特別試合 30分1本勝負
ジャンボ鶴田(12分47秒体固め)ホースト・ホフマン
ホフマンが鶴田をロープに振りすくい投げ。鶴田は投げられながらも体を離さずさらに回転して押さえ込み勝利。

30分1本勝負
ジム・デュラン(11分51秒首固め)大熊元司

20分1本勝負
グレート小鹿(10分16秒腕固め)肥後宗典
百田光雄(11分45秒エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(13分56秒片エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第4戦 12月5日(月)広島県立体育館 観衆4900人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
大木&ドク(1-0)デストロイヤー&レッド
①ドク(20分38秒体固め)レッド
レッドがドクをボディスラムで投げようとした時、大木がドクの背中を押して倒し、上になったドクがそのままフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
木村&草津(1-0)ロビンソン&ホフマン
①草津(14分54秒回転エビ固め)ホフマン
ホフマンは草津をローブに振りサイド・スープレックスにいこうとしたが、草津は身をかがめたホフマンを飛び越えながら飛びつき回転エビを決めてフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)天龍&羽田
①鶴田(16分34秒グランドコブラ)羽田
鶴田はタックルにきた羽田をコブラツイストに捕らえ、すかさず後ろに倒してグランドコブラでフォール。

特別試合 30分1本勝負
テリー・ファンク(7分8秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
テリーのパンチ攻撃でブッチャーは場外へ。テリーが追いかけ場外戦となりドロー。

特別試合 30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(8分46秒リングアウト)ザ・シーク
シークはスピニング・トーホールドにきたドリーへ凶器突き。ドリーが場外へ落ち、そこから場外戦となったが、ドリーがシークの隙をついてリングアウト寸前にリングへ滑り込み勝利。

30分1本勝負
高千穂明久(12分57秒首固め)ジム・デュラン

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)肥後&伊藤
①小鹿(18分29秒体固め)肥後

15分1本勝負
大仁田厚(時間切れ)淵正信

(試合開始18時)

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第5戦 12月6日(火)福岡九電記念体育館 観衆6900人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ザ・ファンクス(0-0)ロビンソン&ホフマン
①時間切れ
残り時間1分、ドリーがロビンソンへバックドロップを決めフォールに入るがロビンソンが返しエルボーの打ち合いに。隙をついてドリーがロビンソンの右足を取って倒しスピニング・トーホールドにいくが、ロビンソンが返したところで時間切れ。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ブッチャー&シーク(1-0)デストロイヤー&レッド
①ブッチャー(7分27秒体固め)レッド
シークはレッドがタックルにきたところへ凶器突き。ダウンしたレッドへブッチャーがジャンピング・エルボードロップを決めフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
木村&草津(1-0)天龍&羽田
①草津(15分51秒エビ固め)羽田
草津は羽田の仕掛けた回転エビ固めをさらに反転させフォール。

特別試合 タッグマッチ30分1本勝負
馬場&鶴田(0-0)大木&ドク
①(14分3秒両軍リングアウト)
馬場が大木のヘッドバットで場外転落。大木が追いかけ場外戦となり、ここに鶴田とドクも加わっての乱闘となりドロー。

30分1本勝負
マイティ井上(10分52秒エビ固め)ジム・デュラン

20分1本勝負
グレート小鹿(11分22秒体固め)伊藤正男
大熊元司(10分53秒片エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
百田光雄(9分30秒首固め)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

世界オープン・タッグ選手権試合得点経過
7点ーファンクス
6点ー大木・ドク組、木村・草津組
4点ーブッチャー・シーク組
3点ーロビンソン・ホフマン組
2点ーデストロイヤー・レッド組、馬場・鶴田組

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第6戦~第10戦(世界オープンタッグ)

2012年03月24日 19時40分51秒 | '77全日本プロレス
第6戦 12月7日(水)福井市体育館 観衆6500人(満員)
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)デストロイヤー&レッド
①鶴田(17分34秒体固め)レッド
鶴田がレッドを自軍のコーナーに振り、待ち受けた馬場がエプロンから水平チョップ。続いて鶴田がドロップキックを決めてフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ブッチャー&シーク(1-0)天龍&羽田
①ブッチャー(6分18秒体固め)羽田
羽田へシークの凶器攻撃からブッチャーがボディスラムでたたきつけてジャンピング・エルボードロップを決めてフォール。

特別試合 30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(時間切れ)ビル・ロビンソン

特別試合 30分1本勝負
ラッシャー木村(9分31秒両者リングアウト)テリー・ファンク
木村はスピニング・トーホールドにきたテリーへヘッドバット。場外に落ちたテリーを木村が追い場外でヘッドバット、鉄柱攻撃をくり返すうちにカウント10。

30分1本勝負
大木金太郎(7分20秒首固め)ホースト・ホフマン

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)伊藤&肥後
①大熊(26分32秒体固め)伊藤

タッグマッチ20分1本勝負
高千穂&井上(1-0)ドク&デュラン
①高千穂(15分36秒エビ固め)デュラン

15分1本勝負
百田光雄(7分32秒逆さ押さえ込み)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第7戦 12月9日(金)新潟市体育館 観衆4500人(満員)
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
木村&草津(0-0)ブッチャー&シーク
①(7分38秒両軍リングアウト)
再三場外戦を繰り返すうちにセコンドについていた井上とデュランも加わっての乱闘となりドロー。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
天龍&羽田(0-0)高千穂&井上
①時間切れ

特別試合 30分1本勝負
テリー・ファンク(15分51秒両者リングアウト)ビル・ロビンソン
テリーはロビンソンを引き込むようにトップロープを越えて場外に落とし、そこから場外での戦いとなりドロー。

特別試合 30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(15分55秒体固め)ホースト・ホフマン
ドリーは、すくい投げにきたホフマンを投げられながらホフマンを巻き込んで回転しフォール。

特別試合 30分1本勝負
ジャイアント馬場(8分50秒片エビ固め)テキサス・レッド
レッドをロープに振っての16文キックからアトミック・ドロップでフォール。

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)鶴田&クツワダ
①大木(17分58秒体固め)クツワダ

20分1本勝負
ジム・デュラン(9分56秒揺りイス固め)肥後宗典

15分1本勝負
百田光雄(12分18秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第8戦 12月10日(土)仙台・宮城県スポーツセンター 観衆6000人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ブッチャー&シーク(1-0)大木&ドク
①ブッチャー(6分38秒体固め)ドク
ブッチャーがドクを場外に落とし、場外でシークがイス攻撃。リングへ戻しブッチャーがボディスラムからジャンピング・エルボードロップを決めフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)木村&草津
①馬場(16分20秒片エビ固め)草津
草津が馬場をロープに振り攻撃をしようとしたところへ馬場が16文キック。さらにもう一発ロープの反動をつけての16文キックを決めフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ロビンソン&ホフマン(1-0)デストロイヤー&レッド
①ロビンソン(15分54秒体固め)レッド
ジャンピング・エルボーバット、ドロップキックからワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。

特別試合 30分1本勝負
テリー・ファンク(12分28秒スピニング・トーホールド)ロッキー羽田

特別試合 30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(12分35秒体固め=ダブルアーム・スープレックス)高千穂明久

30分1本勝負
天龍源一郎(6分49秒片エビ固め)ジム・デュラン

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(3分43秒体固め)伊藤正男
百田光雄(13分54秒エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
大仁田厚(時間切れ)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録(生中継)

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第9戦 12月11日(日)秋田県立体育館 観衆7000人(満員)
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
大木&ドク(1-0)ロビンソン&ホフマン
①ドク(13分35秒体固め)ホフマン
ホフマンがドクへボディスラムを決めようと持ち上げたところへ、リングに入ってきた大木がドクの背中を押して倒し、上になったドクがそのままフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
木村&草津(1-0)デストロイヤー&レッド
①草津(15分21秒片エビ固め)レッド
レッドが草津にヘッドロックを決めてコーナーをかけあがってのフライング・メイヤーを決めようとしたが、草津はアトミック・ドロップに切り返しフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)高千穂&井上
①ファンクス(不戦勝)高千穂組
井上が結婚式の為に欠場した為、ファンクスの不戦勝。

特別試合 30分1本勝負
ジャイアント馬場(6分58秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーの地獄突きで馬場が場外転落。ブッチャーが追いかけて場外戦となりドロー。

特別試合 30分1本勝負
ジャンボ鶴田(6分15秒反則勝ち)ザ・シーク
シークは鶴田へイス攻撃。レフリーの制止を聞かず鶴田へ攻撃を続けた為、シークの反則負け。

タッグマッチ30分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)天龍&高千穂
①ドリー(23分30秒体固め)高千穂

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(12分32秒エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
伊藤正男(10分40秒体固め)百田光雄
淵正信(14分片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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12月12日午後、東京・六本木の全日事務所で三賞の予備選考会が開かれ、三賞の候補チームが決定。
(殊勲賞)ファンクス、ブッチャー・シーク組、大木・ドク組、馬場・鶴田組
(敢闘賞)ブッチャー・シーク組、大木・ドク組、木村・草津組
(技能賞)ファンクス、ロビンソン・ホフマン組、馬場・鶴田組

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第10戦 12月12日(月)大分県立体育館 観衆4500人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)大木&ドク
①テリー(20分59秒揺りイス固め)ドク
ドクへドリーのバックドロップからテリーがローリング・クレイドルホールドを決めフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)高千穂&井上
①鶴田(12分19秒回転エビ固め)高千穂
鶴田はタックルにきた高千穂を飛び越えて回転エビ固めを決めフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ロビンソン&ホフマン(1-0)天龍&羽田
①ホフマン(25分26秒片エビ固め)羽田
ホフマンはタックルにきた羽田にサイド・スープレックスを決めフォール。

特別試合 30分1本勝負
ラッシャー木村(6分反則勝ち)ザ・シーク
シークはタックルにきた木村へ凶器突きを決め場外に落とし、追いかけて鉄柱・かみつき攻撃。そこへブッチャーが乱入してきて、2人がかりで木村を攻撃した為、シークの反則負け。

特別試合 30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(8分30秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーのエルボー、ヘッドバット攻撃でデストロイヤー場外転落。場外戦となり客席後方までなだれこんでの乱闘となり両者リングに戻れず。

30分1本勝負
グレート草津(11分5秒4の字固め)ジム・デュラン
テキサス・レッド(13分17秒体固め)サムソン・クツワダ

20分1本勝負
伊藤正男(11分24秒片エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
百田光雄(11分47秒逆さ押さえ込み)大仁田厚

(試合開始18時30分)

世界オープン・タッグ選手権試合得点経過
11点ーファンクス
8点ーブッチャー・シーク組、大木・ドク組、木村・草津組、馬場・鶴田組
7点ーロビンソン・ホフマン組
2点ーデストロイヤー・レッド組
1点ー天龍・羽田組、高千穂・井上組

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第11戦~第13戦(世界オープンタッグ)

2012年03月24日 19時30分59秒 | '77全日本プロレス
第11戦 12月13日(火)高知県民体育館 観衆5600人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ロビンソン&ホフマン
①鶴田(19分9秒体固め)ホフマン
ホフマンが鶴田にすくい投げ。鶴田は腕を離さず巻き込むように回転しフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ブッチャー&シーク(1-0)高千穂&井上
①シーク(10分4秒体固め)井上
ブッチャーが井上を羽交い絞めに決めたところへ、シークが喉に凶器突きを決めフォール。

特別試合 30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(10分18秒体固め)ラッシャー木村
ドリーは木村がヘッドロックにきた瞬間、バックドロップを決めフォール。

特別試合 30分1本勝負
テリー・ファンク(14分32秒体固め=ダブルアーム・スープレックス)キム・ドク

特別試合 30分1本勝負
大木金太郎(9分47秒体固め=一本足頭突き3連発)テキサス・レッド

タッグマッチ30分1本勝負
天龍&羽田(1-0)デストロイヤー&デュラン
①羽田(20分6秒片エビ固め)デュラン

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(13分36秒体固め)伊藤正男
肥後宗典(10分56秒体固め)大仁田厚

15分1本勝負
百田光雄(11分57秒首固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第12戦 12月14日(水)大阪府立体育会館 観衆7500人
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
馬場&鶴田(0-0)ザ・ファンクス
①時間切れ
残り時間1分、馬場はドリーをロープに振り32文ドロップキックにいくが、ドリーはロープを掴んでかわし自爆した馬場を押さえ込むが鶴田がカット。続けてパイルドライバーを決めるもののフォールならず。代わったテリーへ馬場が脳天チョップを連発して強引に押さえ込むも時間切れ。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ブッチャー&シーク(1-0)ロビンソン&ホフマン
①シーク(11分2秒リングアウト)ロビンソン
シークの凶器攻撃でロビンソンが場外に落ち、ここにブッチャーとホフマンも加わり場外戦に。ホフマンとブッチャーがやり合う間にロビンソンがリングに戻りかけたところでシークが凶器突きを決め再び場外へ落としリングアウト勝ち。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
大木&ドク(0-0)木村&草津
①大木(10分20秒両者リングアウト)草津
大木が草津をロープに振りショルダースルーを狙うが、草津は大木に飛びつくようにコブラツイスト。なんとか大木が草津の足のフックを外し離れ際に側頭部へヘッドバット。これで場外に落ちた草津を大木が追いかけ、ここにドクと木村が加わっての乱闘となりドロー。

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分2秒4の字固め)ジム・デュラン
マイティ井上(5分30秒両者リングアウト)テキサス・レッド

タッグマッチ30分1本勝負
天龍&羽田(1-0)高千穂&クツワダ
①羽田(14分51秒体固め)クツワダ

20分1本勝負
肥後宗典(8分32秒エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
百田光雄(7分26秒体固め)大仁田厚

世界オープン・タッグ選手権試合得点経過(優勝の可能性があるチーム)
12点ーファンクス、ブッチャー・シーク組
11点ー馬場・鶴田組

(試合開始18時)「全日本プロレス中継」収録

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第13戦(最終戦) 12月15日(木)東京・蔵前国技館 観衆12000人(超満員)
オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)ブッチャー&シーク
①ドリー(14分40秒反則勝ち)シーク
ブッチャーとシークの凶器攻撃で右腕から流血したテリーはドリーにタッチし場外へ。代わったドリーが二人がかりで攻撃されているところへ、バンテージで応急手当てをしたテリーが助けに入りパンチ攻撃。そこから乱闘となりテリーとブッチャー、ドリーとシークの戦いとなるが、シークがまた凶器を取り出しドリーを攻撃。制止するレフリーへも凶器攻撃を加えた為にシークの反則負け。
※ファンクスが最高得点となり優勝。
試合後表彰式が行われ、優勝したファンクスには優勝トロフィーと優勝賞金1千万円、各賞には楯と賞金100万円が贈られた。
各賞受賞チーム
殊勲賞馬場・鶴田組
敢闘賞木村・草津組
技能賞ファンクス
チームプレー賞大木・ドク組

世界オープン・タッグ選手権大会得点結果
優勝(14点)ファンクス
準優勝(13点)馬場・鶴田組
3位(12点)ブッチャー・シーク組
4位(8点)大木・ドク組
4位(8点)木村・草津組
6位(7点)ロビンソン・ホフマン組
7位(4点)デストロイヤー・レッド組
8位(1点)天龍・羽田組
8位(1点)高千穂・井上組

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)大木&ドク
①馬場(13分39秒体固め)ドク
馬場にロープに振られたドクは体当たりで馬場を倒し、ロープの反動をつけてもう一発狙ったところへ、馬場がジャンピング・ネックブリーカードロップを決めてフォール。

オープン・タッグ選手権試合 45分1本勝負
デストロイヤー&レッド(1-0)高千穂&井上
①デストロイヤー(14分16秒後方回転エビ固め)高千穂
高千穂のドロップキックで場外に落ちたデストロイヤーは、エプロンから近づいてきた高千穂へロープを使ってのショルダータックル。倒れた高千穂のバックを取ってロープに押し込み後方回転エビ固めを決めフォール。
試合が終わった後も井上と高千穂に対し攻撃をやめないレッドにデストロイヤーが殴りかかり仲間割れ。

力道山15回忌追悼セレモニー
百田義浩が遺影を持ち、百田光雄、馬場、大木、国際吉原代表、芳の里がリングに並び10カウントの黙祷が行われた。

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(12分14秒体固め)グレート草津
ホースト・ホフマン(14分45秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ30分1本勝負
天龍&羽田(1-0)小鹿&大熊
①天龍(21分27秒体固め)大熊

20分1本勝負
伊藤正男(13分28秒体固め)淵正信

15分1本勝負
百田光雄(8分57秒逆さ押さえ込み)大仁田厚


(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・福ノ島はドリーと共に12月15日蔵前大会のリングに上がりファンにテキサスのファンクスのもとで修行する事が紹介され、16日帰国するファンクスと共にテキサスへ向け渡米。

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