昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

'78プロレス大賞

2012年07月07日 20時00分38秒 | '78全日本プロレス
12月25日午後1時から東京・銀座キャピタルホテルで、東京スポーツ新聞社制定78年度のプロレス大賞の選考会が開催され、78年度のプロレス大賞が決定した。

年間最高試合賞 NWA世界ヘビー級選手権 ハーリー・レイス対ジャンボ鶴田(1月20日帯広市総合体育館)
レイス対鶴田(1/20)、猪木対坂口(4/21)、猪木対バックランド(6/1、7/27)、鶴田対ドク(9/13)など8試合がノミネートされ投票が行われたが、過半数を超えるものはなく投票上位のレイス対鶴田(5票)と猪木対坂口(4票)の決選投票となり、結果・レイス対鶴田が9票、猪木対坂口が7票となり、過半数を超えたレイス対鶴田戦が受賞。

最優秀選手賞 アントニオ猪木
投票の結果・猪木15票、藤波1票
MSGシリーズとプレ日本選手権優勝、NWF王座6度防衛、格闘技戦などが評価され受賞。

最高殊勲選手賞 藤波辰巳
投票の結果・藤波11票、ドク3票
WWWFジュニアヘビー級王座を獲得して帰国。11度の防衛と新鮮な技とスピーディーなファイトが評価され受賞。

最高タッグチーム賞 ジャイアント馬場・ジャンボ鶴田組
投票の結果・馬場・鶴田組14票、該当チームなし2票
インタータッグ王座奪回と世界最強タッグリーグ戦優勝が評価され受賞。

殊勲賞 ラッシャー木村
投票の結果・木村13票
IWA王座8度防衛と日本リーグ争覇戦優勝が評価され受賞。

敢闘賞 キム・ドク
投票の結果・ドク11票、坂口5票
鶴田とのUN王座戦の試合内容、ラフだけでなく正統派としてのファイトが評価され受賞。

技能賞 該当者なし
投票の結果・該当者なし8票、長州5票
第1回投票で藤波が過半数を超えたものの、すでに最高殊勲選手賞を受賞しているので無効となり、再投票の結果該当者なし

大衆賞 アブドーラ・ザ・ブッチャー
大衆賞 上田馬之助

投票の結果・上田5票、ブッチャー3票、マスカラス2票、ファンクス2票
票が分かれたが協議の結果、全日本と新日本での悪党人気が評価されブッチャーと上田が受賞。

努力賞(全日本プロレス)園田一治
投票の結果・園田9票、桜田一男4票
レフリー兼任のハンデキャップを乗り越えてのファイトがが評価され受賞。
努力賞(新日本プロレス)小林邦昭
投票の結果・小林12票、木村健吾4票
努力賞(国際プロレス)スネーク奄美
投票の結果・奄美14票
努力賞(フリー)石川隆士
投票の結果・石川10票、該当者なし3票
プロレス転向してわずか1年での活躍が評価され受賞。

最高功労賞 吉原功・国際プロレス社長
プロレス生活25年の功績が評価され受賞。

'78プロレス大賞選考委員
委員長・高橋典義(東京スポーツ編集担当取締役)
田鶴浜弘(評論家)
小島貞二(評論家)
小池幸雄(フクニチスポーツ)
松下正雄(新大阪・ファイト)
山浦力(レジャーニュース)
大加戸康一(デイリースポーツ)
竹内宏介(ゴング)
野崎誓司(プロレス)
山田隆(東京スポーツ・日本テレビプロレス中継解説者)
桜井康雄(東京スポーツ・テレビ朝日プロレス中継解説者)
門馬忠雄(東京スポーツ・東京12チャンネルプロレス中継解説者)
長田基(東京スポーツ)
永島勝司(東京スポーツ)
川野辺修(東京スポーツ)
加藤知則(東京スポーツ)

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'79年1月4日午前11時から東京・芝の東京プリンスホテル「サンフラワーホール」で、東京スポーツ新聞社制定78年度のプロレス大賞の授賞式が行われた。

馬場のコメント
「最高に感激だ。この賞を励みに、今年はPWF奪回に全力投球、レスラー生命をかける覚悟。」
鶴田のコメント
「最高試合賞は何度もらってもうれしい。今年は最優秀選手賞を目指して頑張りたい。」
ドクのコメント
「今年はこれまで以上に箔をつけたファイトをしようと思っています。」
園田のコメント
「嬉しいの一言です。賞に恥じぬよう、尚一層頑張るだけです。」
石川のコメント
「一年目で賞がいただけるなんて。一生懸命ファイトしてきたかいがありました。これからは覚えたい事もたくさんありますので、一層努力するつもりです。」

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'78世界最強タッグ決定リーグ戦

2012年06月30日 20時00分54秒 | '78全日本プロレス

参加チーム
全日本プロレス代表
ジャイアント馬場(209cm145kg新潟出身)
ジャンボ鶴田(197cm115kg山梨出身)
アメリカ代表
ドリー・ファンク・ジュニア(190cm110kgアメリカ・インジアナ出身)
テリー・ファンク(188cm118kgアメリカ・インジアナ出身)
アフリカ・中近東代表
アブドーラ・ザ・ブッチャー(189cm139kgスーダン出身)
ザ・シーク(183cm110kgヨルダン出身)12/1~12/9
キラー・トーア・カマタ(190cm143kgアメリカ・ハワイ出身)12/11~12/15
韓国代表
大木金太郎(185cm122kg韓国・ソウル出身)
キム・ドク(193cm125kg東京出身)
AWA代表
ニック・ボックウインクル(187cm120kgアメリカ・ミズーリー出身)
ブラックジャック・ランザ(190cm115kgアメリカ・カリフォルニア出身)
ヨーロッパ代表
ビル・ロビンソン(192cm118kgイギリス出身)
ワイルド・アンガス(193cm130kgイギリス出身)

リーグ戦ルール
・総当りリーグ戦を行い、最高得点チームが優勝。
・得点は、あらゆる勝ちが2点、時間切れ引き分けが1点、負けと時間内引き分けが0点。

全日本プロレス出場選手 
ザ・デストロイヤー
グレート小鹿
大熊元司
ロッキー羽田
ミスター林
百田光雄
肥後宗典
伊藤正男
大仁田厚
淵正信
園田一治
(フリー)石川隆士(180cm120kg山形出身)
(レフリー)ジョー樋口、和田京平

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・月刊ゴング誌のインタビュー記事のピラニア山口としておなじみのウォーリー山口さんが、今シリーズ臨時の外人係として巡業に参加していたが、前座のバトルロイヤルのレフリーとしても出場。

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第1戦~第5戦('78世界最強タッグリーグ戦)

2012年06月30日 19時55分36秒 | '78全日本プロレス
開幕戦 12月1日(金)東京・後楽園ホール 観衆3500人(超満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ロビンソン&アンガス
①馬場(13分1秒体固め)アンガス
鶴田がアンガスをロープに振り、返ってきたところへ馬場が32文ドロップキックを決めフォール。

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(1分33秒両者反則)ザ・シーク
ドリーがシークへエルボースマッシュの連打。そこへブッチャーが現れシークに凶器を渡すと、それを見たテリーが乱入。ここへブッチャーも加わり試合にならずドロー。

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(5分48秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーの凶器攻撃にテリーもパンチで対応し両者場外へ。そこへドリーとシークも加わっての乱闘となりドロー。
テリーのコメント
「耳の傷は蔵前でブッチャーにそのまま返してやる。」

タッグマッチ30分1本勝負
ニック&ランザ(1-0)羽田&石川
①ニック(9分11秒4の字固め)羽田

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)デストロイヤー&小鹿
①大木(23分3秒体固め)小鹿

入場式

20分1本勝負
大熊元司(16分50秒体固め)伊藤正男
百田光雄(16分18秒エビ固め)肥後宗典
ミスター林(16分26秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 12月2日(土)長崎国際体育館 観衆5500人(満員)
タッグマッチ60分3本勝負
ブッチャー&シーク(2-1)馬場&デストロイヤー
①(8分30秒両軍リングアウト)
②シーク(7分30秒体固め)デストロイヤー

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ニック&ランザ(1-0)ロビンソン&アンガス
①ニック(17分7秒リングアウト)アンガス
場外戦のスキをついてニックがリングに滑り込み勝利。

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(14分2秒体固め=ダブルアーム・スープレックス)キム・ドク

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(時間切れ)テリー・ファンク

30分1本勝負
大木金太郎(10分55秒体固め)ロッキー羽田

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、園田一治(12分23秒体固め)百田光雄

20分1本勝負
石川隆士(11分30秒体固め)伊藤正男
大仁田厚(12分14秒逆エビ固め)園田一治
肥後宗典(12分8秒片エビ固め)百田光雄

(試合開始18時30分)

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第3戦 12月3日(日)佐賀スポーツセンター 観衆4900人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ニック&ランザ(1-0)大木&ドク
①ニック(14分59秒首固め)ドク
ニックはドクがボディスラムにきた瞬間、首固めに丸め込みフォール。

特別試合30分1本勝負
ビル・ロビンソン(4分45秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
場外戦となり、客席になだれ込んでの乱闘が続きドロー。

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(6分35秒反則勝ち)ザ・シーク
ブッチャー、ロビンソンまで加わっての乱闘となるが、シークがレフリーの制止を聞かず凶器攻撃を続け反則負け。

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(9分44秒体固め=16文キック)ワイルド・アンガス

タッグマッチ30分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)デストロイヤー&石川
①ドリー(18分57秒エビ固め)石川

バトルロイヤル(7人参加)
決勝、大仁田厚(16分1秒体固め)肥後宗典

20分1本勝負
ロッキー羽田(11分29秒片エビ固め)肥後宗典
伊藤正男(11分18秒体固め)淵正信
百田光雄(13分59秒首固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第4戦 12月4日(月)大分県体育館 観衆5400人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ロビンソン&アンガス(1-0)大木&ドク
①ロビンソン(17分14秒体固め)ドク
ロビンソンは、コーナーに上がったドクをデッドリードライブで投げ、続いてワンハンド・バックブリーカーを決めてフォール。

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(時間切れ)ニック・ボックウインクル

特別試合30分1本勝負
ザ・シーク(7分30秒反則勝ち)ジャイアント馬場
馬場はシークが持ち出した木槌を奪い、レフリーの制止を聞かず攻撃を続け反則負け。

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(3分33秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーの地獄突きでテリーが場外転落。ブッチャーが追いかけ、客席になだれ込んでの乱闘となりドロー。

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(11分56秒首固め)ブラックジャック・ランザ

タッグマッチ30分1本勝負
デストロイヤー&石川(1-0)羽田&伊藤
①石川(14分20秒体固め)伊藤

20分1本勝負
百田光雄(14分13秒体固め)淵正信
肥後宗典(12分22秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第5戦 12月5日(火)大阪府立体育会館 観衆6500人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)ニック&ランザ
①ドリー(28分8秒スピニング・トーホールド)ランザ
テリーはランザにブレーンクローを決められながらランザの右足を持ち上げニークラッシャー。すかさず交代したドリーがスピニング・トーホールドを決め勝利。
ドリーのコメント
「前日ニックとやり試合のペースをつかめていたので楽だった。」
ニックのコメント
「残念だ。この一敗は大きい。最悪の場合でも時間切れ引き分けに持っていきたかったが…」

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(3分13秒反則勝ち)ザ・シーク
シークは棒状の凶器を使って馬場の顔面や胸へ凶器攻撃。制止するレフリーを殴り倒し反則負け。試合後、馬場がシークの凶器を奪い反撃するが、そこへブッチャーが乱入し馬場を二人がかりで攻撃。

特別試合30分1本勝負
大木金太郎(8分36秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ソバットで場外に落ちた大木をブッチャーが追いかけ場外で凶器攻撃。そこへドクも加わっての乱闘となりドロー。

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&アンガス(1-0)鶴田&デストロイヤー
①ロビンソン(22分47秒逆さ押さえ込み)デストロイヤー
デストロイヤーがロビンソンの足を取ろうとかがんだところを、ロビンソンは逆さ押さえ込みでフォール。

30分1本勝負
キム・ドク(16分53秒体固め)ロッキー羽田
石川隆士(16分54秒体固め)伊藤正男

20分1本勝負
肥後宗典(13分48秒体固め)大仁田厚
百田光雄(13分44秒体固め)淵正信

(試合開始18時)「全日本プロレス中継」収録

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第6戦~第10戦('78世界最強タッグリーグ戦)

2012年06月30日 19時50分00秒 | '78全日本プロレス
第6戦 12月6日(水)高知県民体育館 観衆5500人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)大木&ドク
①ドリー(18分12秒体固め)大木
ドリーはドクを場外に落とし、大木へテリーと2人がかりのアトミック・ドロップを決めフォール。

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(8分6秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーの地獄突きで馬場が場外転落。ブッチャーが追いかけ場外戦となりドロー。

特別試合30分1本勝負
ニック・ボックウインクル(3分30秒反則勝ち)ザ・シーク
ニックはシークの持ち出した木槌を奪い、場外へ逃げるシークを追いかけ攻撃。そこへブッチャーが乱入し、2人がかりでニックを攻撃した為、シークの反則負け。

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&アンガス(1-0)鶴田&石川
①ロビンソン(11分30秒回転エビ固め)石川

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(20分55秒両者リングアウト)ブラックジャック・ランザ

バトルロイヤル(8人参加)
決勝、園田一治(11分22秒逆エビ固め)大仁田厚

20分1本勝負
ロッキー羽田(10分55秒片エビ固め)肥後宗典
伊藤正男(12分14秒体固め)淵正信
百田光雄(14分58秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第7戦 12月7日(木)愛媛県民館 観衆4500人(超満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(0-0)ブッチャー&シーク
①(11分8秒両軍リングアウト)
馬場がシークの凶器を奪い攻撃したところから場外戦となり、馬場とシーク、鶴田とブッチャーの乱闘となりドロー。

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(時間切れ)ニック・ボックウインクル

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(12分5秒エビ固め)ワイルド・アンガス

特別試合30分1本勝負
ビル・ロビンソン(13分6秒体固め=ワンハンド・バックブリーカー)ブラックジャック・ランザ

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)デストロイヤー&石川
①大木(16分40秒体固め)石川

バトルロイヤル(7人参加)
決勝、伊藤正男(8分27秒体固め)大仁田厚

30分1本勝負
ロッキー羽田(12分35秒片エビ固め)伊藤正男

20分1本勝負
百田光雄(13分11秒エビ固め)淵正信
肥後宗典(11分31秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第8戦 12月8日(金)岐阜市民センター 観衆4000人
特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(11分25秒反則勝ち)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーはドリーへ凶器攻撃。止めに入ったレフリーへも攻撃した為、ブッチャーの反則負け。
ドリーのコメント
「左目に血が入り視界がきかなかった。明日は2倍、3倍にして返してやる。」

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(6分2秒両者リングアウト)ザ・シーク
テリーはシークの凶器を奪い、場外に逃げるシークを追い攻撃。両者イスを使っての殴り合いとなりドロー。

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(9分43秒片エビ固め)ブラックジャック・ランザ

特別試合30分1本勝負
ニック・ボックウインクル(13分1秒体固め)キム・ドク
ニックはコーナー最上段に上ったドクを捕まえてデッドリー・ドライブ。続けてドロップキックを決めフォール。

特別試合30分1本勝負
ビル・ロビンソン(12分46秒リングアウト)大木金太郎
場外戦となり、ロビンソンは場外でワンハンド・バックブリーカーを決めてリングに戻り勝利。

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(9分58秒首固め)ワイルド・アンガス

タッグマッチ30分1本勝負
デストロイヤー&石川(1-0)小鹿&大熊
①デストロイヤー(19分36秒エビ固め)小鹿

20分1本勝負
ロッキー羽田(13分34秒片エビ固め)肥後宗典
伊藤正男(12分18秒片エビ固め)淵正信
百田光雄(13分55秒片エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第9戦 12月9日(土)東京・蔵前国技館 観衆12500人(超満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ニック&ランザ
①鶴田(14分35秒回転エビ固め)ランザ
ランザは鶴田へブレーンクローを決めたままトップロープ越しに投げ落とし、鶴田がエプロンに上がってきたところで再度ブレーンクロー。鶴田もチョップで反撃しているところへ、馬場がランザの胸にキック。前かがみになったランザへ鶴田がトップロープ越しに飛び込み回転エビ固めを決めフォール。

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&シーク(1-0)ザ・ファンクス
①シーク(12分29秒反則勝ち)ドリー
ブッチャーがテリーにベアハッグ。そこへドリーと場外でやり合ってたシークがリングに入りテリーを攻撃すると、ドリーもゴングを持ちリングへ。制止する樋口レフリーをゴングで殴り倒し、ブッチャーとシークへもゴング攻撃。さらにシークが落とした針金を加工したような凶器でシークの左手を攻撃。ここに和田レフリーが飛び込み制止するが、ドリーはレフリーを突き倒し、止めに入ったセコンド人も殴りつけるなど大暴れし反則負け。

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)ロビンソン&アンガス
①ドク(7分34秒エビ固め)アンガス

タッグマッチ30分1本勝負
デストロイヤー&石川(1-0)小鹿&大熊
①石川(14分1秒体固め)大熊

30分1本勝負
ロッキー羽田(9分49秒片エビ固め)肥後宗典

20分1本勝負
伊藤正男(11分50秒片エビ固め)淵正信
百田光雄(12分57秒逆さ押さえ込み)大仁田厚
ミスター林(11分2秒体固め)園田一治

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録(生中継)

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蔵前大会でドリーの凶器攻撃を左手の甲に受け負傷したシークは、リーグ戦を棄権し10日夕方帰国。
シークのコメント
「日本のプロレス界はもっとルールが正しく守られていると思ったのに、こんな無法地帯だったとは思わなかった。ブレーキが利かないほどエキサイトしたドリーを阻止できないとはどういうことだ。こんな無秩序な状態で試合を続ける気はない。」

急遽ブッチャーは、キラー・トーア・カマタをパートナーに指名。ブッチャー・シーク組の戦績を引き継ぐ形での参加が決定。
カマタは11日午後にハワイから来日し福島へ向かった。

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第10戦 12月11日(月)福島市体育館 観衆4000人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)大木&ドク
①ブッチャー(8分7秒リングアウト)ドク
大木とカマタが場外で乱闘を続ける間に、ブッチャーはドクをヘッドバットで場外に落として机に叩きつけ、倒れたところへジャンピング・エルボードロップを決めリングに戻り勝利。

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(時間切れ)ビル・ロビンソン

特別試合30分1本勝負
ニック・ボックウインクル(12分19秒体固め)ワイルド・アンガス

タッグマッチ30分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)馬場&デストロイヤー
①テリー(19分27秒体固め)デストロイヤー

30分1本勝負
ブラックジャック・ランザ(8分43秒体固め)石川隆士

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)肥後&伊藤
①大熊(23分2秒体固め)伊藤

20分1本勝負
百田光雄(15分50秒エビ固め)淵正信
園田一治(13分12秒エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第11戦~第14戦('78世界最強タッグリーグ戦)

2012年06月30日 19時45分21秒 | '78全日本プロレス
第11戦 12月12日(火)山形・鶴岡市体育館 観衆4000人(超満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)大木&ドク
①鶴田(12分50秒リングアウト)ドク
ドクが鶴田へパイルドライバーを決め、コーナーポストへ上がったところでバランスを崩し場外転落。そこから場外戦となったが、リングアウト寸前に鶴田がリングへ滑り込み勝利。

タッグマッチ30分1本勝負
ザ・ファンクス(0-0)ブッチャー&カマタ
①(8分30秒両軍リングアウト)

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(13分17秒逆さ押さえ込み)ブラックジャック・ランザ
ニック・ボックウインクル(15分40秒エビ固め)ザ・デストロイヤー
石川隆士(11分13秒両者リングアウト)ワイルド・アンガス

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、淵正信(11分8秒体固め)大仁田厚

20分1本勝負
大熊元司(13分7秒首固め)伊藤正男
百田光雄(15分54秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時30分)

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第12戦 12月13日(水)秋田県立体育館 観衆5800人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(0-0)ロビンソン&アンガス
①(19分22秒両軍リングアウト)
ロビンソンはカマタへネックブリーカー・ドロップからニードロップを落としフォールに入ると、ブッチャーがカットしようとキックを浴びせようとしたが、ロビンソンがブッチャーの足を受け止め倒して首絞め攻撃から場外に逃げるブッチャーを追い場外戦に。カマタもアンガスと場外戦となり両者リングへ戻れずドロー。

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(時間切れ)ニック・ボックウインクル
残り試合時間1分、エルボーの打ち合いから鶴田がブレーンバスターを決めるがカウント2。続けての逆エビをニックが返しエビ固め。さらに鶴田が返しエビ固めにいくがロープブレイク。最後は鶴田の首投げからのフォールをニックが返したところで時間切れ。
鶴田のコメント
「今日は何か物足りない。もう一回やればなんとかいけると思う。どうせやるならタイトルを賭けて、すぐにでもやりたい。」
ニックのコメント
「鶴田はグッドファイターだ。俺に勝つにはまだまだだが、挑戦は受けてもいい。」
馬場のコメント
「鶴田がタイトルを賭けてニックと再戦したいと言ってきた。ニックもOKと言っているので、来年、いや新春シリーズ中に実現したい。ニックの来日が無理なら鶴田をアメリカにやる。」

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(13分38秒スピニング・トーホールド)ブラックジャック・ランザ
ドリーはブレーンクローを決めるランザの右足へパンチ・キック攻撃を加え、右足を抱えて持ち上げニークラッシャーからスピニング・トーホールドを決め勝利。

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(8分56秒反則勝ち)大木金太郎

30分1本勝負
キム・ドク(16分17秒回転エビ固め)石川隆士

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、園田一治(10分42秒逆片エビ固め)大仁田厚

タッグマッチ30分1本勝負
デストロイヤー&羽田(1-0)小鹿&大熊
①デストロイヤー(19分27秒4の字固め)小鹿

20分1本勝負
伊藤正男(14分3秒体固め)百田光雄
大仁田厚(10分20秒エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

※12日の鶴岡大会で腰を痛めたテリーは、秋田大会を欠場。

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第13戦 12月14日(木)北海道・函館市民体育館 観衆5000人(超満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(0-0)ロビンソン&アンガス
①時間切れ
テリーのコメント
「今日は腰の状態を見た。明日は最後だから死ぬ気でやる。」
ドリーのコメント
「明日は時間をかけない。短期決戦だ。」

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(13分15秒両者リングアウト)ニック・ボックウインクル
ニックが4の字固め。馬場が逃げようとした為、技を決めたまま場外転落。場外でもニックが4の字を決めたまま外そうとせず、カウント10。

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(8分40秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーが鶴田を場外に落とし、追いかけて場外戦となりドロー。

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)小鹿&大熊
①大木(12分56秒体固め)大熊

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(7分33秒エビ固め)ブラックジャック・ランザ
キラー・トーア・カマタ(8分57秒体固め)石川隆士

バトルロイヤル(7人参加)
決勝、園田一治(10分59秒片エビ固め)百田光雄

20分1本勝負
ロッキー羽田(11分10秒片エビ固め)伊藤正男
百田光雄(8分51秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時30分)

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第14戦(最終戦) 12月15日(金)北海道・札幌中島スポーツセンター 観衆7000人(超満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(0-0)ザ・ファンクス
①時間切れ
残り2分、馬場がテリーに脳天チョップ、水平チョップ、16文キック、鶴田がドロップキック、テリーのパンチをかいくぐってバックドロップ、代わったドリーが鶴田のドロップキックをかわしパイルドライバー、鶴田がドリーの首投げを切り返して逆さ押さえ込みと攻めるがフォールならず。最後はテリーが出てきて鶴田へ後方回転エビを仕掛けたところで時間切れ。
※馬場・鶴田組が最高得点となり優勝。
馬場のコメント
「勝って優勝したかった。残り5分のアナウンスがあった時、引き分けじゃダメだ、勝って優勝に花を添えるんだと思ったが、ファンクスは一筋縄ではいかないな。」
鶴田のコメント
「正直言って終ってホッとしました。今年の締めくくり、最高の優勝で飾れてうれしいです。」

試合後表彰式が行われ、優勝した馬場・鶴田組には優勝大トロフィーと優勝賞金1千万円、準優勝のファンクスには日本テレビ杯、各賞には記念の楯が贈られた。
各賞受賞チーム
殊勲賞(東京スポーツ新聞社賞)ブッチャー・シーク&カマタ組
敢闘賞(デイリースポーツ新聞社賞)ニック・ランザ組
技能賞(ベースボール・マガジン社賞)ロビンソン・アンガス組
努力賞(日本スポーツ出版社賞)大木・ドク組

'78世界最強タッグ決定リーグ戦得点結果
優勝(7点)馬場・鶴田組
準優勝(6点)ファンクス
3位(4点)ブッチャー・シーク&カマタ組
3位(4点)ニック・ランザ組
5位(3点)ロビンソン・アンガス組
6位(0点)大木・ドク組

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(0-0)ニック&ランザ
①ブッチャー(11分25秒両者リングアウト)ニック
ニックがブッチャーの足を取って倒すが、両者もつれてロープ際へ。そこへカマタが場外からニックへイス攻撃。ランザも加わり場外戦となり、客席後方でニックとブッチャーが殴り合いを続けてリングへ戻れずドロー。

力道山追悼セレモニー

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)ロビンソン&アンガス
①ドク(11分33秒体固め)アンガス

タッグマッチ30分1本勝負
デストロイヤー&石川(1-0)小鹿&大熊
①デストロイヤー(16分55秒エビ固め)小鹿

30分1本勝負
ロッキー羽田(11分13秒片エビ固め)伊藤正男

20分1本勝負
百田光雄(11分55秒体固め)園田一治
淵正信(12分57秒エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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