昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第22戦~第26戦('73チャンピオンC)

2011年01月29日 18時00分58秒 | '73全日本プロレス
第22戦 4月21日(土)福井市体育館 観衆5000人
トーナメント決勝戦 60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)マーク・ルーイン
①馬場(12分49秒体固め)
ネックブリーカー・ドロップを決めフォール。
②ルーイン(4分6秒体固め)
ルーインは馬場がネックブリーカー・ドロップにきたところをかわして自爆させ、パイルドライバーを決めフォール。
③馬場(2分25秒体固め)
馬場は脳天チョップからルーインをロープに振って16文キックを決めフォール。
※馬場がトーナメント優勝。

タッグマッチ30分1本勝負
マツダ&鈴木(1-0)ハリケーン&ラシアン
①マツダ(20分23秒エビ固め)ラシアン

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(12分14秒4の字固め)ムース・モロウスキー
キング・イヤウケア(5分16秒体固め)大熊元司
サンダー杉山(10分41秒逆エビ固め)バロン・シクルナ
マシオ駒(9分8秒エビ固め)アントニオ・プグリシー

20分1本勝負
百田光雄(9分3秒首体固め)ジョージ・マックォーリー

15分1本勝負
サムソン・クツワダ(13分7秒腕固め)佐藤昭夫

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録(生中継)

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第23戦 4月22日(日)富山市体育館 観衆5400人
中南米ヘビー級選手権 61分3本勝負
カリプス・ハリケーン(1-1)ヒロ・マツダ
①マツダ(17分26秒コブラツイスト)
②ハリケーン(12分5秒体固め=ブレーンバスター)
③(4分27秒両者リングアウト)
ハリケーンがロープ際でブレーンバスター。しかし、もつれて両者場外に転落し、ダウンしてリングへ戻れずドロー。
※ハリケーンがタイトル防衛に成功。

タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-1)イヤウケア&モロウスキー
①イヤウケア(9分4秒体固め)デストロイヤー
②デストロイヤー(3分57秒体固め)イヤウケア
③馬場(2分33秒体固め)モロウスキー

30分1本勝負
マーク・ルーイン(12分13秒体固め)マシオ駒
サンダー杉山(11分28秒体固め)マッド・ラシアン
大熊元司(10分20秒体固め)バロン・シクルナ
マティ鈴木(17分26秒エビ固め)アントニオ・プグリシー

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(14分44秒片エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
佐藤昭夫(時間切れ)百田光雄

(試合開始18時30分)

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第24戦 4月23日(月)愛知県体育館 観衆3800人
USヘビー級&太平洋岸ヘビー級選手権 61分3本勝負
ザ・デストロイヤー(1-1)キング・イヤウケア
①デストロイヤー(10分3秒体固め)
②イヤウケア(4分42秒体固め)
③(2分54秒両者リングアウト)
デストロイヤーがイヤウケアに4の字固めを決めたが、そのまま場外に落ちリングへ戻れず。
※デストロイヤーがUSヘビー級王座、イヤウケアが太平洋岸ヘビー級王座の防衛に成功。この試合の勝者が大阪でルーインと対戦する予定だったが、引き分けの為にトーナメントで因縁のあるデストロイヤーとルーインの試合が決定。

100万円争奪ヘビー級バトルロイヤル(13人参加)
参加選手=ジャイアント馬場、マーク・ルーイン、ヒロ・マツダ、カリプス・ハリケーン、サンダー杉山、ムース・モロウスキー、大熊元司、バロン・シクルナ、マティ鈴木、アントニオ・プグリシー、マシオ駒、マッド・ラシアン、サムソン・クツワダ
決勝、鈴木(11分11秒体固め)ハリケーン
※鈴木が優勝し、賞金100万円を獲得。

タッグマッチ45分3本勝負
馬場&杉山(2-1)ルーイン&ハリケーン
①馬場(9分40秒体固め)ハリケーン
②ルーイン(9分40秒体固め)杉山
③杉山(7分4秒逆エビ固め)ルーイン

30分1本勝負
ヒロ・マツダ(7分45秒コブラツイスト)アントニオ・プグリシー
マティ鈴木(14分55秒エビ固め)マッド・ラシアン
バロン・シクルナ(11分15秒体固め)マシオ駒
大熊元司(10分30秒体固め)ムース・モロウスキー

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(13分45秒片エビ固め)佐藤昭夫

15分1本勝負
百田光雄(12分3秒逆さ押さえ込み)肥後宗典

(試合開始18時30分)

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第25戦 4月24日(火)大阪府立体育会館 観衆6100人
PWF世界ヘビー級選手権 時間無制限1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)ザ・シーク
①馬場(6分35秒リングアウト)
馬場はリング内からエプロンのシークを捕まえてコーナーの金具へ叩きつけリング下に降り、邪魔なシークのマネージャー(マイク・ローレン)を追いかけたところで客席から投げられた物が馬場の側頭部に命中。うずくまる馬場をシークが捕まえ鉄柱へ叩きつけ、再度叩きつけようとしたところで馬場が逆にシークを鉄柱へ叩きつけてリングに戻りリングアウト勝ち。
※馬場がタイトル初防衛に成功。

USヘビー級&南半球ヘビー級選手権 61分3本勝負
ザ・デストロイヤー(0-0)マーク・ルーイン
①時間切れ
※デストロイヤーがUSヘビー級王座、ルーインが南半球ヘビー級王座の防衛に成功。

タッグマッチ45分3本勝負
マツダ&杉山(2-1)イヤウケア&プグリシー
①イヤウケア(8分38秒体固め)杉山
二人がかりで杉山をボディスラムで叩きつけ、イヤウケアがコーナー2段目からフライング・ソーセージを決めフォール。
②杉山(1分41秒体固め)イヤウケア
ドロップキックで倒れたイヤウケアへ雷電ドロップ5連発を決めフォール。
③マツダ(3分23秒コブラツイスト)プグリシー
ドロップキックからコブラツイストで締め上げ勝利。

30分1本勝負
カリプス・ハリケーン(9分37秒体固め)大熊元司
マシオ駒(7分29秒エビ固め)マッド・ラシアン
マティ鈴木(8分10秒エビ固め)バロン・シクルナ

20分1本勝負
ムース・モロウスキー(7分53秒体固め)サムソン・クツワダ

15分1本勝負
佐藤昭夫(11分36秒体固め)百田光雄

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第26戦(最終戦) 4月25日(水)東京・日大講堂 観衆6300人
PWF世界ヘビー級選手権 時間無制限1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)ザ・シーク
①馬場(8分26秒片エビ固め)
馬場はシークのボールペン状の凶器攻撃に苦戦したものの、凶器を奪い取って攻撃した後、脳天チョップからロープへ振って32文ドロップキックを決めフォール。
※馬場がタイトル2度目の防衛に成功。
馬場のコメント
「めちゃくちゃな相手だから作戦なしで戦うしかなかった。大阪よりは楽だったね。」

100万円争奪ヘビー級バトルロイヤル(13人参加)
参加選手=ザ・デストロイヤー、マーク・ルーイン、ヒロ・マツダ、カリプス・ハリケーン、サンダー杉山、ムース・モロウスキー、大熊元司、バロン・シクルナ、マティ鈴木、アントニオ・プグリシー、マシオ駒、マッド・ラシアン、サムソン・クツワダ
決勝、杉山(12分7秒体固め)モロウスキー
※杉山が優勝し、賞金100万円を獲得。

タッグマッチ45分3本勝負
デストロイヤー&マツダ(2-0)ルーイン&プグリシー
①日本組(15分38秒反則勝ち)外人組
②デストロイヤー(5分5秒体固め)プグリシー

30分1本勝負
サンダー杉山(10分34秒逆エビ固め)バロン・シクルナ
キング・イヤウケア(7分50秒体固め)サムソン・クツワダ
カリプス・ハリケーン(14分54秒体固め)マシオ駒
マティ鈴木(11分37秒体固め)ムース・モロウスキー

20分1本勝負
大熊元司(10分21秒体固め)マッド・ラシアン

15分1本勝負
肥後宗典(12分27秒片エビ固め)百田光雄

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・藤井誠之が、4月4日三次大会を最後に引退。
・4月26日サムソン・クツワダは、オーストラリア遠征に出発。

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(海外情報)鶴田友美3月~4月

2011年01月29日 17時30分58秒 | '73全日本プロレス
鶴田友美(3月~4月)

3月22日に渡米した鶴田は、ロサンゼルスを経由して24日にアマリロに到着。その足でアマリロのテレビ局に直行し、デビュー戦を行った。

3月24日テキサス州アマリロ・テレビスタジオ
鶴田友美デビュー戦 15分1本勝負
鶴田友美(6分52秒体固め)エル・タピア

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3月26日テキサス州エルパソ・カウンティ・コロシアム
鶴田友美(1-0)スタン・ハンセン

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3月30日オクラホマ州ガイモン・フェアグラウンド・アリーナ
鶴田友美(勝敗不明)スタン・ハンセン

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4月1日ニューメキシコ州クローヴィス・アリーナ
鶴田友美(勝敗不明)スタン・ハンセン

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4月4日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
10分1本勝負
鶴田友美(時間切れ)レス・ソントン

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4月5日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
鶴田友美(14分40秒体固め=スープレックス)レス・ソントン

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4月6日テキサス州アビリーン・テイラーカウンティ・コロシアム
タッグマッチ
鶴田友美&レス・ソントン(1-0)ザ・ビースト&ブラック・アンガス

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4月8日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
鶴田友美(勝敗不明)エル・タピア

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4月9日テキサス州エルパソ・カウンティ・コロシアム
鶴田友美(8分33秒体固め)ブラック・アンガス

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4月10日テキサス州オデッサ・エクターカウンティ・コロシアム
鶴田友美(1-0)ブラック・アンガス

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4月11日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
16人参加バトルロイヤル
(参加選手)リッキー・ロメロ、鶴田友美、ジョニー・ファーゴ、ドン・ファーゴ、ブラック・アンガス、ハンク・ジェームス、ニック・コザック、ジェリー・コザック、カール・フォン・スタイガー、ザ・ビースト、ロード・アル・ヘイズ、レス・ソントン、エル・タピア、キラー・カール・クラップ、ザ・ローマン、ホァン・ヘルナンデス
(優勝)ロード・アル・ヘイズ

カール・フォン・スタイガー(反則勝ち)鶴田友美

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4月12日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
3200ドル争奪16人参加バトルロイヤル
(参加選手)ドリー・ファンク・シニア、鶴田友美、リッキー・ロメロ、ニック・コザック、レス・ソントン、ハンク・ジェームス、ザ・ビースト、ドン・ファーゴ、ジョニー・ファーゴ、ロード・アル・ヘイズ、カール・フォン・スタイガー、ブラック・アンガス 、エル・タピア、アパッチ・グリンゴ、ジェリー・ミラー、コルネリオ・ヘルナンデス
(優勝)鶴田友美
※鶴田が優勝し賞金3200ドルを獲得。

鶴田友美(8分1秒サブミッション・ホールド)ザ・ビースト

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4月15日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
鶴田友美(勝敗不明)レス・ソントン

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4月16日テキサス州エルパソ・カウンティ・コロシアム
鶴田友美(8分15秒KO)アパッチ・グリンゴ

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4月17日テキサス州オデッサ・エクターカウンティ・コロシアム
15人参加バトルロイヤル
(参加選手)鶴田友美、リッキー・ロメロ、ドン・ファーゴ、ジョニー・ファーゴ、ハンク・ジェームス、ザ・ロウマン、ニック・コザック、ロード・アル・ヘイズ、レス・ソントン、ザ・ビースト、カール・フォン・スタイガー、アパッチ・グリンゴ、他3選手
(優勝)鶴田友美&ニック・コザック

タッグマッチ
鶴田友美&リッキー・ロメロ(1-0)ファーゴ・ブラザーズ

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4月18日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
鶴田友美(1-0)ザ・ビースト

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4月19日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
15分1本勝負
鶴田友美(時間切れ)ニック・コザック

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4月20日テキサス州アビリーン・テイラーカウンティ・コロシアム
10人参加バトルロイヤル
(参加選手)鶴田友美、ドリー・ファンク・シニア、ニック・コザック、ドン・ファーゴ、ジョニー・ファーゴ、カール・フォン・スタイガー、ハンク・ジェームス、ザ・ローマン、マグニフィセント・ズール、ジョジョ
(優勝)鶴田友美&マグニフィセント・ズール

鶴田友美(1-0)カール・フォン・スタイガー

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4月22日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
鶴田友美(勝敗不明)カール・フォン・スタイガー

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4月23日テキサス州エルパソ・カウンティ・コロシアム
鶴田友美(0-0)レス・ソントン

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4月24日テキサス州オデッサ・エクターカウンティ・コロシアム 
3000ドル争奪戦 60分3本勝負
鶴田友美(1-1)ニック・コザック
※先週のオデッサ大会のバトルロイヤルで優勝を分け合った鶴田とニックがバトルロイヤルの優勝賞金を懸けて対決。

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4月25日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
タッグマッチ60分3本勝負
テリー・ファンク&鶴田友美(2-1)ファーゴ・ブラザーズ

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4月26日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
テキサス地区テレビ選手権
ニック・コザック(時間切れ)鶴田友美
※ニックがタイトルを防衛。

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4月27日テキサス州アビリーン・テイラーカウンティ・コロシアム
タッグマッチ
ファーゴ・ブラザーズ(2-1)リッキー・ロメロ&鶴田友美

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4月29日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
タッグマッチ
鶴田友美&マグニフィセント・ズール(勝敗不明)ロード・アル・ヘイズ&レス・ソントン


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日本プロレス関連情報

2011年01月29日 17時00分31秒 | '73全日本プロレス
72年9月にジャイアント馬場が日本プロレスから離れ、日本プロレスは坂口征二と大木金太郎をエースに興行を続けたものの、興行・テレビ視聴率共に不振が続き、東京・渋谷区代官山のオフィスと道場を売却。一方、アントニオ猪木の新日本プロレスも億単位の累積赤字により、このままだと倒産しかねない状態に。そんな中、73年の1月になって坂口と猪木、NETテレビが打開策の話し合いを行う。

2月8日東京・新宿の京王プラザホテルでアントニオ猪木と坂口征二が記者会見を行い、日本プロレスと新日本プロレスを解散し、新会社を作り団体名を「日本プロレス」にすると発表。

2月16日日本プロレスの「ダイナミック・シリーズ」が東京・後楽園ホールで開幕。その控室で大木金太郎が記者会見を行い、「今回の新会社の件については全く聞いておらず、坂口が日本プロレスから出て猪木と組むのは自由だが、私は日本プロレスに残りインター王座を守っていく。芳の里さんと話し合い日本プロレスの名前は残してもらう。猪木は日本プロレスから追放した男だ、猪木には渡せない。」と発言。
それを受けて坂口も記者会見を行い「猪木との合弁は2月1日の選手会で全員一致で決めた事。確かに大木さんは(韓国に帰ってて)いなかったが、連絡はしたはず。今になっておかしい。一人になっても猪木さんと合流する。」と発言し、改めて後日選手会を開く事に。

2月23日選手会が開かれ、新日本プロレスとの合体を白紙に戻すことを決定。しかし坂口征二は、小沢正志・木村聖裔・大城勤と共に日本プロレスとの契約終了(3月31日)を待って新日本プロレスに合流する意思を表明。

2月末NETテレビは、日本プロレスに対し3月31日の契約切れをもって日本プロレスの中継の打ち切りを通達。

3月9日選手会長の大木金太郎が東京・渋谷区代官山のオフィス兼合宿所で記者会見を行い、「日本プロレス興行はもはや興行をやっていく力を失った為、我々選手の手で興行をやっていく。テレビ無しでも我々はやっていきます。」と興行の継続を発表。

3月30日NETテレビの日本プロレスの中継番組が終了。

4月13日日本プロレス選手会による「アイアンクロー・シリーズ」が開幕。
開幕戦、4月13日大阪府立体育会館 観衆4000人
インターナショナル選手権 60分3本勝負
大木金太郎(1-1)フリッツ・フォン・エリック
①大木(8分51秒体固め)
②エリック(7分4秒体固め)
③(5分25秒両者リングアウト)
※大木がタイトル防衛に成功。

タッグマッチ60分3本勝負
キラー・カール・クラップ&クラッシャー・リバース(2-1)高千穂明久&ミツ・ヒライ
①ヒライ(12分25秒体固め)リバース
②リバース(11分34秒体固め)ヒライ
③クラップ(2分13秒体固め)ヒライ

30分1本勝負
ザ・アラスカン(15分47秒反則勝ち)グレート小鹿
松岡巌鉄(時間切れ)ジェリー・モンティ

20分1本勝負
桜田一男(12分20秒体固め)キム・スン・ホー
伊藤正男(11分52秒体固め)羽田光男

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4月14日午後2時30分から東京・大田区池上の本門寺で、日本プロレスの長谷川代表、力道山未亡人の百田敬子さん、大木金太郎ほか所属選手8名が出席して記者会見が行われ、選手会長の大木が「これ以上日本プロレスを続ける事が不可能となった為、我々が守り切れなかった日本プロレスの灯は力道山家にお返しするのが当然と考え、我々は力道山先生の元に帰ります。つまり日本プロレス選手会全員の身柄を百田家に預かってもらう事にしました。」と発表。
また現在行っているシリーズを20日で打ち切る事も発表された。

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第2戦、4月16日豊川市体育館 観衆3800人
タッグマッチ60分3本勝負
大木金太郎&高千穂明久(2-1)フリッツ・フォン・エリック&ジェリー・モンティ
①(12分51秒両軍リングアウト)
②高千穂(5分7秒アバラ折り)モンティ

30分1本勝負
上田馬之助(16分11秒反則勝ち)ザ・アラスカン
キラー・カール・クラップ(9分59秒体固め)松岡巌鉄
ミツ・ヒライ(11分56秒首固め)クラッシャー・リバース

20分1本勝負
桜田一男(9分9秒体固め)キム・チョウ・ラン
羽田光男(12分22秒体固め)キム・スン・ホー

15分1本勝負
伊藤正男(8分24秒体固め)ホン・ハク・トー

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第3戦、4月17日東京・後楽園ホール 観衆1000人
アジア・タッグ選手権 60分3本勝負
グレート小鹿&松岡巌鉄(2-1)キラー・カール・クラップ&ジェリー・モンティ
①松岡(16分33秒体固め)モンティ
②クラップ(4分体固め)小鹿
③小鹿(3分38秒体固め)クラップ
※小鹿・松岡組がタイトル防衛に成功。

タッグマッチ60分3本勝負
大木金太郎&高千穂明久(2-1)フリッツ・フォン・エリック&ザ・アラスカン
①エリック(6分25秒胃袋掴み)高千穂
②大木(2分30秒体固め)アラスカン
③高千穂(6分17秒逆片エビ固め)アラスカン

30分1本勝負
上田馬之助(11分30秒体固め)クラッシャー・リバース

20分1本勝負
桜田一男(14分3秒体固め)羽田光男

15分1本勝負
キム・スン・ホー(13分52秒体固め)伊藤正男
ホン・ハク・トー(時間切れ)キム・チョウ・ラン

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第4戦、4月18日沼津市体育館 観衆3500人
インターナショナル・タッグ選手権 60分3本勝負
フリッツ・フォン・エリック&キラー・カール・クラップ(2-1)大木金太郎&上田馬之助
①エリック(14分15秒胃袋掴み)大木
②大木(5分27秒体固め)エリック
③クラップ(7分25秒リングアウト)大木
※エリック・クラップ組がタイトルを獲得。

30分1本勝負
高千穂明久(15分27秒アバラ折り)ジェリー・モンティ
ザ・アラスカン(19分46秒反則勝ち)松岡巌鉄
グレート小鹿(12分20秒片エビ固め)クラッシャー・リバース

20分1本勝負
桜田一男(10分48秒エビ固め)伊藤正男
羽田光男(16分8秒反則勝ち)キム・スン・ホー

15分1本勝負
ホン・ハク・トー(12分20秒エビ固め)キム・チョウ・ラン

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第5戦、4月19日横浜文化体育館 観衆3200人
ユナイテッド・ナショナル選手権 60分3本勝負
高千穂明久(2-1)キラー・カール・クラップ
①クラップ(10分17秒体固め)
②高千穂(25秒体固め)
③高千穂(5分40秒体固め)
※高千穂がタイトル防衛に成功。

タッグマッチ45分3本勝負
大木金太郎&松岡巌鉄(2-1)フリッツ・フォン・エリック&ザ・アラスカン
①(17分45秒両軍リングアウト)
②大木(4分4秒体固め)アラスカン

30分1本勝負
クラッシャー・リバース(9分30秒反則勝ち)上田馬之助
グレート小鹿(15分55秒逆片エビ固め)ジェリー・モンティ

20分1本勝負
桜田一男(16分25秒反則勝ち)キム・スン・ホー
羽田光男(16分36秒体固め)ホン・ハク・トー

15分1本勝負
伊藤正男(時間切れ)キム・チョウ・ラン

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第6戦、4月20日群馬・吉井町体育館 観衆3000人
タッグマッチ60分3本勝負
大木金太郎&グレート小鹿(2-1)フリッツ・フォン・エリック&クラッシャー・リバース
①エリック(13分49秒体固め)小鹿
②大木(5分54秒体固め)リバース
③小鹿(6分49秒体固め)リバース

30分1本勝負
高千穂明久(7分逆エビ固め)ザ・アラスカン
上田馬之助(12分42秒両者リングアウト)キラー・カール・クラップ
松岡巌鉄(14分3秒胃袋掴み)ジェリー・モンティ

20分1本勝負
桜田一男(9分40秒体固め)キム・チョウ・ラン
羽田光男(12分27秒反則勝ち)キム・スン・ホー

15分1本勝負
伊藤正男(11分32秒逆片エビ固め)ホン・ハク・トー

日本プロレスは、群馬・吉井大会を最後に活動を停止。
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4月27日午後4時30分から東京・赤坂のプリンス・ホテルでジャイアント馬場と大木金太郎、関係者による全日本プロレスと日本プロレスの合流に向けての話し合いが行われた。
午後7時から全日本プロレスと日本プロレスの合同の記者会見が行われ、日本テレビの小林与三次社長から日本プロレス14選手(海外遠征中の選手5名を含む)が全日本プロレスに合流する事が発表された。(意見の一致をみたのは合流するという事だけで、詳細について何かを決めるというところまでの話には至らず。)

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'73ジャイアント・シリーズ結集戦

2011年01月22日 20時00分48秒 | '73全日本プロレス


参加選手
ブルーノ・サンマルチノ(187cm128kgイタリア出身)2/15~2/19
パット・オコーナー(185cm112kgニュージーランド出身)2/20
ボボ・ブラジル(197cm127kgアメリカ・ミシガン州出身)2/27
ハーリー・レイス(185cm110kgアメリカ・ミズーリー州出身)
クラッシャー・スタージャック(193cm120kgカナダ出身)2/13~2/28
ポール・ジョーンズ(180cm114kgアメリカ・テキサス州出身)
ボブ・ブラウン(184cm112kgカナダ出身)
ジェリー・コザック(176cm105kgカナダ出身)
エル・タピア(181cm110kgアメリカ・テキサス州出身)

全日本プロレス出場選手
ジャイアント馬場
サンダー杉山
大熊元司
マシオ駒
サムソン・クツワダ
百田光雄
佐藤昭夫
藤井誠之
肥後宗典
(国際プロレス)マイティ井上(176cm110kg大阪出身)2/10
(国際プロレス)寺西勇(177cm94kg富山出身)2/10
(国際プロレス)八木宏(181cm98kg東京出身)
(国際プロレス)栄勇(174cm92kg鹿児島出身)2/10、12
(レフリー)ジョー樋口、リチャード・ムーディ(カンザス)

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・参戦が発表されていたベアキャット・ライトとクリス・コルトが来日中止となり、急遽クラッシャー・スタージャックとジェリー・コザックが参加。
・国際プロレスの本郷篤が、リングネームを肥後宗典に改名して全日本プロレスに移籍。肥後宗典(180cm104kg熊本出身)

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第1戦~第5戦('73ジャイアントS結集戦)

2011年01月22日 19時00分10秒 | '73全日本プロレス
開幕戦 2月10日(土)東京・新宿区体育館 観衆3900人
タッグマッチ60分3本勝負
レイス&ジョーンズ(2-1)馬場&杉山
①レイス(14分44秒片エビ固め)馬場
②杉山(4分5秒体固め)ジョーンズ
③ジョーンズ(2分2秒体固め)杉山

30分1本勝負
ボブ・ブラウン(13分55秒体固め=シュミット流バックブリーカー)サムソン・クツワダ
マシオ駒(7分44秒エビ固め)エル・タピア
ジェリー・コザック(11分11秒逆さ押さえ込み)大熊元司

20分1本勝負
マイティ井上(時間切れ)寺西勇
佐藤昭夫(8分5秒回転エビ固め)百田光雄
藤井誠之(8分48秒逆エビ固め)肥後宗典
栄勇(11分53秒逆さ押さえ込み)八木宏

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 2月12日(月)千葉・館山市民センター 観衆2300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&大熊(2-1)レイス&タピア
①レイス(12分41秒片エビ固め)馬場
②大熊(5分18秒体固め)タピア
③馬場(2分37秒体固め)レイス

30分1本勝負
サンダー杉山(16分3秒体固め)ポール・ジョーンズ
マシオ駒(14分15秒反則勝ち)ボブ・ブラウン
ジェリー・コザック(11分5秒エビ固め)サムソン・クツワダ

20分1本勝負
佐藤昭夫(15分13秒両者リングアウト)肥後宗典
百田光雄(14分32秒逆さ押さえ込み)栄勇
藤井誠之(13分22秒体固め)八木宏

(試合開始18時)

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第3戦 2月13日(火)千葉・船橋スケートセンター 観衆3500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&クツワダ(2-1)レイス&ジョーンズ
①ジョーンズ(5分36秒体固め)クツワダ
②日本組(9分44秒リングアウト)外人組
③馬場(3分4秒体固め)ジョーンズ

30分1本勝負
サンダー杉山(12分12秒逆エビ固め)エル・タピア
マシオ駒(17分15秒エビ固め)ジェリー・コザック

20分1本勝負
クラッシャー・スタージャック(8分55秒体固め)大熊元司
ボブ・ブラウン(14分17秒体固め)佐藤昭夫
肥後宗典(15分22秒体固め)藤井誠之

(試合開始18時30分)

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第4戦 2月15日(木)北海道・札幌中島スポーツセンター 観衆6000人
世界ヘビー級王座争奪第8戦 時間無制限1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)ブルーノ・サンマルチノ
①馬場(25分52秒体固め)
馬場がサンマルチノへヤシの実割りを決め、倒れたサンマルチノが起き上がったところへ体当たり。ロープにはね返された馬場がロープの反動がついた状態でリング中央で倒れているサンマルチノへボディプレスを決めフォール。
※馬場・争奪戦8戦6勝2分
試合後の馬場のコメント
「最初はこの試合に勝ったらベルトを巻くつもりだった。オコーナーも来ればブラジルも来る、まだまた私の敵もいる。彼らに勝つことの方が、今ベルトを巻くよりも大事だと考えたんです。とにかくベルトの問題は先におあずけ。残るオコーナー、ブラジル戦を死に物狂いで戦います。」

タッグマッチ45分3本勝負
レイス&ブラウン(2-1)大熊&駒
①ブラウン(15分体固め)駒
②大熊(3分39秒体固め)ブラウン
③レイス(5分1秒体固め)大熊

30分1本勝負
クラッシャー・スタージャック(6分15秒体固め)肥後宗典
サンダー杉山(時間切れ)ポール・ジョーンズ
サムソン・クツワダ(9分2秒片エビ固め)エル・タピア

20分1本勝負
佐藤昭夫(時間切れ)百田光雄
藤井誠之(15分56秒片エビ固め)八木宏

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第5戦 2月16日(金)北海道・帯広市総合体育館 観衆1300人
タッグマッチ60分3本勝負
サンマルチノ&レイス(2-1)馬場&クツワダ
①レイス(8分10秒片エビ固め)馬場
②馬場(6分23秒体固め)レイス
③サンマルチノ(2分28秒体固め)クツワダ

30分1本勝負
サンダー杉山(5分5秒反則勝ち)クラッシャー・スタージャック
ポール・ジョーンズ(14分9秒片エビ固め)大熊元司

タッグマッチ30分1本勝負
駒&佐藤(1-0)コザック&タピア
①佐藤(26分18秒体固め)タピア

20分1本勝負
ボブ・ブラウン(16分9秒体固め)百田光雄
肥後宗典(13分25秒逆エビ固め)八木宏

(試合開始18時)

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