昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

'76スーパー・パワー・シリーズ

2011年12月10日 20時00分06秒 | '76全日本プロレス

参加選手
アブドーラ・ザ・ブッチャー(186cm132kgスーダン出身)11/28~12/9
ビル・ロビンソン(192cm118kgイギリス出身)11/28~12/9
ディック・マードック(186cm114kgアメリカ・テキサス出身)
ザ・スピリット/キラー・カール・コックス(185cm115kgアメリカ・ネブラスカ出身)
クリス・テーラー(196cm210kgアメリカ・ミシガン出身)11/28~12/9
レオ・バーク(181cm107kgカナダ出身)
スチーブ・ストロング(181cm109kgアメリカ・アリゾナ出身)
ミスター・ヒト(183cm112kg大阪出身)

韓国・金一道場
大木金太郎(185cm122kg韓国・ソウル出身)インター&アジア・ヘビー級・インタータッグ王者11/26~12/9
キム・ドク(193cm125kg東京出身)インタータッグ王者11/26~12/9
金光植(180cm91kg韓国・全羅南道出身)

全日本プロレス出場選手 
ジャイアント馬場(PWFヘビー級王者)
ザ・デストロイヤー(USヘビー級王者)
ジャンボ鶴田(UNヘビー級王者)  
高千穂明久(アジアタッグ王者)
サムソン・クツワダ(アジアタッグ王者)  
グレート小鹿
大熊元司 
ミツ・ヒライ 
ミスター林      
百田光雄 
肥後宗典      
伊藤正男
大仁田厚      
淵正信
園田一治 
(レフリー)ジョー樋口、和田京平、園田一治

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・ジャンボ鶴田から「試練の十番勝負の第7戦としてクリス・テーラーと戦いたい」申し入れがあり、11月6日東京・銀座東急ホテルで試練の十番勝負選考委員会が開かれ、十番勝負にふさわしい相手として認められ鶴田対テーラー戦が決定。
・韓国・金一道場からプロレス留学生として大木金太郎の弟の金光植が参戦。
・来日したロード・ブレアースPWF会長は、前シリーズの最終戦で火を使ったブッチャーに対し罰金1000ドルを科した。

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第1戦~第5戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時50分46秒 | '76全日本プロレス

開幕戦 11月19日(金)後楽園ホール 観衆1500人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-1)マードック&バーク 
①マードック(13分55秒体固め)鶴田
②鶴田(2分47秒体固め)マードック
③デストロイヤー(6分16秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・スピリット(9分53秒体固め)ジャイアント馬場
馬場が16文キック、チョップと攻めるが、スキをついてマスクに凶器を入れたスピリットがヘッドバットを決め馬場をフォール。
馬場のコメント
「ヘッドバットを一発くった時、一瞬何もわからなくなった。気がついた時はもう3カウントされた後だった。まったく不覚だった。」
グレート小鹿(16分49秒無効試合・両者反則)ミスター・ヒト
高千穂明久(11分34秒回転エビ固め)スチーブ・ストロング

20分1本勝負
大熊元司(12分14秒体固め)肥後宗典
サムソン・クツワダ(11分25秒片エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&淵
①ヒライ(16分45秒体固め)淵

15分1本勝負
金光植(9分47秒体固め=ドロップキック2連発)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 11月20日(土)長野・諏訪湖スポーツセンター 観衆3800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)マードック&スピリット
①日本組(10分21秒反則勝ち)外人組
②鶴田(3分47秒体固め)スピリット

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分25秒エビ固め)レオ・バーク
高千穂明久(12分58秒反則勝ち)ミスター・ヒト
グレート小鹿(11分59秒首固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)大熊&伊藤
①林(16分14秒エビ固め)伊藤

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(16分46秒片エビ固め)肥後宗典
百田光雄(12分31秒逆さ押さえ込み)淵正信

15分1本勝負
金光植(12分47秒片エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第3戦 11月21日(日)長野・山ノ内町社会体育館 観衆2600人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-1)マードック&スピリット
①マードック(16分33秒体固め)デストロイヤー
②日本組(3分34秒反則勝ち)外人組
③デストロイヤー(2分23秒体固め)マードック

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(14分2秒片エビ固め)スチーブ・ストロング
大熊元司(13分38秒両者リングアウト)ミスター・ヒト
レオ・バーク(14分12秒エビ固め)高千穂明久

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)小鹿&伊藤
①林(16分57秒体固め)伊藤

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(16分35秒片エビ固め)肥後宗典
百田光雄(11分47秒片エビ固め)園田一治

15分1本勝負
金光植(10分26秒首固め)大仁田厚

(試合開始14時)

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第4戦 11月22日(月)長野・伊那勤労者福祉会館 観衆2700人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&高千穂(2-1)マードック&バーク
①マードック(13分42秒体固め)高千穂
②高千穂(4分44秒体固め)バーク
③馬場(4分9秒体固め)マードック

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(11分25秒両者リングアウト)ザ・スピリット
ザ・デストロイヤー(16分8秒体固め)スチーブ・ストロング
サムソン・クツワダ(14分58秒反則勝ち)ミスター・ヒト

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&林
①大熊(22分58秒体固め)林

20分1本勝負
伊藤正男(12分28秒体固め)肥後宗典
百田光雄(13分19秒エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
金光植(11分13秒首固め)淵正信

(試合開始18時)

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第5戦 11月23日(火・祝)群馬・水上町観光会館 観衆1000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)マードック&バーク
①マードック(16分57秒体固め)鶴田
②鶴田(3分47秒体固め)バーク
③馬場(2分42秒体固め)マードック

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(15分7秒両者リングアウト)ザ・スピリット
スチーブ・ストロング(16分17秒背骨折り)グレート小鹿
高千穂明久(15分55秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

タッグマッチ30分1本勝負
クツワダ&肥後(1-0)大熊&伊藤
①肥後(16分59秒体固め)伊藤

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(10分36秒体固め)百田光雄
ミスター林(6分35秒エビ固め)淵正信

15分1本勝負
金光植(10分31秒片エビ固め)園田一治

(試合開始14時)

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第6戦~第10戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時40分17秒 | '76全日本プロレス
第6戦 11月25日(木)白河市民会館 観衆2000人
タッグマッチ60分3本勝負
マードック&スピリット(2-1)馬場&小鹿
①(10分50秒両軍リングアウト)
②スピリット(6分50秒体固め)小鹿

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(13分42秒片エビ固め)レオ・バーク
ザ・デストロイヤー(19分10秒4の字固め)スチーブ・ストロング
ミスター・ヒト(11分38秒反則勝ち)大熊元司

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)ヒライ&林
①高千穂(21分5秒エビ固め)林

20分1本勝負
伊藤正男(12分5秒片エビ固め)肥後宗典
金光植(8分39秒体固め)百田光雄

15分1本勝負
大仁田厚(10分43秒体固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第7戦 11月26日(金)武生市体育館 観衆3900人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブッチャー&バーク
①日本組(8分42秒反則勝ち)外人組
②馬場(4分18秒体固め)バーク

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(20分3秒体固め)高千穂明久
大木金太郎(9分50秒体固め)スチーブ・ストロング
ザ・デストロイヤー(7分52秒両者リングアウト)ザ・スピリット
クリス・テーラー(6分48秒体固め)サムソン・クツワダ
ディック・マードック(11分56秒片エビ固め)グレート小鹿

タッグマッチ30分1本勝負
ドク&ヒト(1-0)大熊&伊藤
①ヒト(13分35秒体固め)伊藤

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①林(13分20秒体固め)百田

15分1本勝負
金光植(10分首固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第8戦 11月27日(土)三重県営体育館 観衆3600人
タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)馬場&鶴田
①テーラー(18分12秒体固め)鶴田
鶴田へロビンソンがワンハンド・バックブリーカー、倒れたところへテーラーがボディプレスを決めフォール。
テーラーのコメント
「ジャンボというけれど、鶴田はずいぶん小さいなぁ。俺の下敷きになってペチャンコになった。たいしたことないぜ。」

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)ブッチャー&ストロング
①大木(7分57秒体固め)ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
スピリット&ヒト(1-0)デストロイヤー&小鹿
①スピリット(13分39秒体固め)小鹿

30分1本勝負
ディック・マードック(10分4秒体固め)サムソン・クツワダ
高千穂明久(8分48秒片エビ固め)レオ・バーク

20分1本勝負
大熊元司(16分48秒体固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(11分56秒体固め)伊藤正男
ミスター林(12分11秒体固め)百田光雄

15分1本勝負
金光植(5分44秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録(生中継)

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第9戦 11月28日(日)東京・青梅町民会館 観衆2000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー&鶴田(2-1)ブッチャー&スピリット&バーク
①スピリット(9分45秒片エビ固め)デストロイヤー
②デストロイヤー(4分28秒4の字固め)スピリット
③馬場(4分5秒片エビ固め)バーク

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(17分16秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&ストロング
①大木(20分13秒体固め)ストロング

30分1本勝負
クリス・テーラー(7分20秒体固め)大熊元司
グレート小鹿(18分16秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

20分1本勝負
高千穂明久(時間切れ)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ(15分51秒体固め)肥後

15分1本勝負
金光植(11分21秒片エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第10戦 11月29日(月)能代市体育館 観衆4000人
タッグマッチ60分3本勝負
ロビンソン&テーラー(2-1)デストロイヤー&鶴田
①テーラー(10分50秒体固め)鶴田
②鶴田(2分32秒リングアウト)テーラー
③ロビンソン(2分50秒逆さ押さえ込み)デストロイヤー

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&小鹿(1-0)ブッチャー&ストロング
①馬場(10分12秒体固め)ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&バーク
①大木(16分37秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・スピリット(10分39秒体固め)サムソン・クツワダ
ミスター・ヒト(9分18秒エビ固め)高千穂明久

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、百田光雄(12分14秒体固め)伊藤正男

20分1本勝負
大熊元司(8分50秒体固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ(13分51秒体固め)肥後

15分1本勝負
金光植(10分33秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時)

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第11戦~第15戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時30分01秒 | '76全日本プロレス
第11戦 11月30日(火)宮城県スポーツセンター 観衆4000人
UNヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(1-1)ビル・ロビンソン
①鶴田(30分50秒片エビ固め)
場外に落ちたロビンソンがエプロンに上がってきたところへ鶴田がドロップキック。さらにリングへ戻ってきたロビンソンを鶴田がロープへ振り、頭部へドロップキックを決めフォール。
②ロビンソン(2分8秒片エビ固め)
ロビンソンは鶴田の水平チョップをかいくぐってバックを取り、ワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。
③(5分27秒両者リングアウト)
ロビンソンが鶴田のバックを取りロープに押し込んで後方回転エビを狙ったが、鶴田はロープを掴んでロビンソンを自爆させ、ロビンソンが起き上がったところへタックルへ行くが、両者もつれるように場外に落ちダウンしてリングへ戻れず。
※鶴田がタイトル初防衛に成功。
鶴田のコメント
「勝ちたかったんですが、やはりロビンソンはうまいし強い。しかし圧迫感は感じなかった。もう一度やったら勝てると思います。」
ロビンソンのコメント
「鶴田は初めて対戦した時よりもうまくなっているし、手ごたえがあった。スープレックスをかけられて、あわくったのが勝ちを逃した原因だろう。今度やったら必ず2フォールを奪ってみせる。とにかくやりがいのある相手だった。」

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&デストロイヤー(1-0)ブッチャー&テーラー
①馬場(12分45秒リングアウト)テーラー

30分1本勝負
ディック・マードック(10分24秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)スピリット&バーク
①大木(13分40秒体固め)バーク

30分1本勝負
グレート小鹿(10分50秒体固め)スチーブ・ストロング
ミスター・ヒト(12分44秒反則勝ち)大熊元司

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(13分35秒片エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&伊藤
①ヒライ(16分52秒体固め)伊藤

15分1本勝負
金光植(9分11秒首固め)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第12戦 12月1日(水)群馬県スポーツセンター 観衆2700人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&小鹿(2-1)ブッチャー&バーク
①ブッチャー(15分52秒体固め)小鹿
②小鹿(6分20秒リングアウト)ブッチャー
③小鹿(2分18秒エビ固め)バーク

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)デストロイヤー&高千穂
①テーラー(20分5秒体固め)高千穂

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(2分25秒両者リングアウト)ザ・スピリット
大木金太郎(9分10秒体固め)スチーブ・ストロング
ディック・マードック(9分17秒体固め)大熊元司

タッグマッチ20分1本勝負
ドク&ヒト(1-0)クツワダ&肥後
①ヒト(17分58秒体固め)肥後

20分1本勝負
ミスター林(11分23秒体固め)百田光雄
ミツ・ヒライ(7分59秒体固め)金光植

15分1本勝負
伊藤正男(6分44秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第13戦 12月2日(木)川崎市体育館 観衆3500人
ジャンボ鶴田・試練の十番勝負第7戦 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(2-1)クリス・テーラー
①鶴田(11分20秒体固め)
テーラーは鶴田をコーナーに振り体当たり。これをかわした鶴田は、コーナーへ激突しふらつくテーラーへコーナー最上段からのミサイルキックを決めてフォール。
②テーラー(3分7秒体固め)
テーラーは鶴田をロープに振り体当たり、ボディスラムで叩きつけた後にボディプレスを決めフォール。
③鶴田(3分26秒リングアウト)
両者もつれて場外に落ち、場外でテーラーが鶴田へボディスラムからボディプレス。これをかわした鶴田が先にリングへ戻りリングアウト勝ち。
※鶴田試練の十番勝負7戦3勝1敗3分。
鶴田のコメント
「初めてこんな大きいのと戦ったので迷いました。反省すべき点はいっぱいあります。3本目は自分でも失敗だと思います。」
馬場のコメント
「ズバリ言って2、3本目のジャンボは、攻めるどころか逃げてる感じだった。フォールできそうにないから場外でリングアウト勝ちを狙う、こんな消極策じゃ物足りんよ。勝つという事よりも、いかにして大勝負を乗り切っていいファイトをやるか。その事をジャンボによーくわかってもらいたい。」

NWA・PWF賞争奪スーパーヘビー級バトルロイヤル(15人参加)
参加選手=ジャイアント馬場、ビル・ロビンソン、ザ・デストロイヤー、アブドーラ・ザ・ブッチャー、大木金太郎、ディック・マードック、キム・ドク、ザ・スピリット、高千穂明久、レオ・バーク、サムソン・クツワダ、スチーブ・ストロング、グレート小鹿、ミスター・ヒト、大熊元司
決勝、ロビンソン(15分53秒体固め)ヒト
①スピリットが覆面に凶器を入れ大木へヘッドバット2連発。倒れたところを大勢で押さえ込み、大木退場。
②ドクがスピリットの覆面に凶器が入っているとアピール。レフリーがスピリットの覆面をチェックしている時、ドクが後から足を取ってひっくり倒し、そこを大勢で押さえ込み、スピリット退場。
③日本勢の応援を受けながらブッチャーへ攻撃していたマードックへドクが襲い掛かるが、日本勢により袋叩き状態で押さえ込まれ、ドク退場。
④バークへマードックがアトミックドロップを決め押さえ込み、バーク退場。
⑤ストロングへ大熊、クツワダ、小鹿が連続攻撃を加えて押さえ、ストロング退場。
⑥ロビンソンとマードックが極道コンビをリング中央で鉢合わせし、すかさず大熊をロビンソンがエビ固めでフォールし、大熊退場。
⑦クツワダが外人勢の標的となり押さえ込まれ、クツワダ退場。
⑧馬場がブッチャーへ水平チョップ。堪えるブッチャーの背後に高千穂が回り込み足元にうずくまると、そこへ馬場が16文キック。高千穂につまずいてひっくり返ったところを大勢で押さえ、ブッチャー退場。
⑨マードックが馬場へアトミックドロップを決め大勢で押さえ、馬場退場。
⑩ロビンソンがショルダー・ネックブリーカーを決めて押さえ、小鹿退場。
⑪マードックがブレーンバスターを決めて押さえ、高千穂退場。
⑫マードックがデストロイヤーにアトミックドロップを仕掛けたが、着地の瞬間デストロイヤーはマードックの足を取って倒し4の字固め。ここでロビンソンとヒトが両者を押さえ込み、デストロイヤーとマードック退場。
(決勝)ヒトがロビンソンをボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段からダイビング・ボディプレス。これをロビンソンがかわし、すかさずワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。
※ロビンソンが優勝し、NWA・PWF賞(4000ドル)を獲得。

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&小鹿(1-0)ブッチャー&ストロング
①小鹿(12分38秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ディック・マードック(9分47秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&バーク
①大木(17分35秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(13分30秒両者リングアウト)ザ・スピリット
大熊元司(12分39秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)クツワダ&肥後
①林(19分2秒片エビ固め)肥後

20分1本勝負
百田光雄(11分32秒回転エビ固め)伊藤正男

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第14戦 12月3日(金)江南市民体育館 観衆2000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー&鶴田(2-1)ロビンソン&テーラー&バーク
①ロビンソン(15分3秒逆さ押さえ込み)デストロイヤー
②デストロイヤー(5分23秒リングアウト)テーラー
③デストロイヤー(7分52秒4の字固め)バーク

30分1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(5分58秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)スピリット&ストロング
①大木(18分35秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ディック・マードック(12分8秒体固め)サムソン・クツワダ
グレート小鹿(11分49秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

20分1本勝負
大熊元司(12分11秒首固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ組(12分50秒反則勝ち)百田組

15分1本勝負
金光植(12分22秒片エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第15戦 12月4日(土)下関市体育館 観衆4000人
タッグマッチ30分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)大木&ドク
①馬場組(11分44秒反則勝ち)大木組

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)ブッチャー&バーク
①ロビンソン(11分12秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(6分5秒4の字固め)スチーブ・ストロング
ディック・マードック(11分34秒体固め)高千穂明久
ザ・スピリット(7分45秒片エビ固め)サムソン・クツワダ
ミスター・ヒト(10分23秒逆エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)ヒライ&林
①時間切れ

20分1本勝負
百田光雄(11分47秒回転エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(時間切れ)金光植

(試合開始18時30分)

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第16戦~第20戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時20分33秒 | '76全日本プロレス
第16戦 12月5日(日)川内市体育館 観衆2300人
6人タッグマッチ60分3本勝負 
馬場&鶴田&高千穂(2-1)ブッチャー&スピリット&バーク
①スピリット(9分49秒体固め)高千穂
②馬場(3分21秒体固め)スピリット
③高千穂(1分59秒コブラツイスト)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分29秒両者リングアウト)ビル・ロビンソン
ディック・マードック(18分22秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)小鹿&大熊
①大木(18分22秒体固め)大熊

30分1本勝負
クリス・テーラー(3分50秒体固め)肥後宗典
ミスター・ヒト(12分11秒首固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&伊藤
①ヒライ(18分22秒体固め)伊藤

15分1本勝負
淵正信(時間切れ)金光植

(試合開始15時)

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第17戦 12月6日(月)熊本・水前寺体育館 観衆4400人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブッチャー&バーク
①日本組(10分40秒反則勝ち)外人組
②鶴田(4分43秒片エビ固め)バーク

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(15分2秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&ストロング
①大木(17分56秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(14分26秒両者リングアウト)ザ・スピリット
クリス・テーラー(9分8秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒト&肥後
①大熊(14分7秒体固め)肥後

20分1本勝負
ミスター林(10分54秒体固め)百田光雄
ミツ・ヒライ(8分45秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
金光植(8分18秒首固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第18戦 12月7日(火)福岡九電記念体育館 観衆6200人
PWFヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)ザ・スピリット
①馬場(12分35秒首固め)
スピリットがブレーンバスターを決めようとした瞬間、馬場は首固めに丸め込み先制。
②スピリット(2分38秒反則勝ち)
馬場は脳天チョップの連打から、スピリットのマスクを剥ぎ取り反則負け。
③馬場(2分7秒体固め)
素顔となったスピリットは馬場へ凶器攻撃からボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段へ。しかし素早く立ち上がった馬場は、スピリットを捕まえてデッドリー・ドライブで叩きつけ、ボディスラムからコーナーに上りアトミック・ボムズアウェーを決めフォール。
※馬場がタイトル33度目の防衛に成功。

30分1本勝負
大木金太郎(9分45秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ビル・ロビンソン(時間切れ)ディック・マードック

タッグマッチ30分1本勝負
テーラー&バーク(1-0)鶴田&高千穂
①テーラー(14分3秒体固め)高千穂

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(10分45秒4の字固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
ドク&ヒト(1-0)小鹿&大熊
①ドク組(21分反則勝ち)小鹿組

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)クツワダ&肥後
①林(16分24秒片エビ固め)肥後

20分1本勝負
百田光雄(8分9秒片エビ固め)金光植

15分1本勝負
伊藤正男(7分32秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第19戦 12月8日(水)岐阜市民センター 観衆2600人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-1)ロビンソン&テーラー
①テーラー(13分14秒体固め)デストロイヤー
②デストロイヤー(7分32秒リングアウト)テーラー
③デストロイヤー(3分33秒体固め)テーラー

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&コックス
①大木(12分34秒体固め)コックス
※前日の試合でマスクを取られたスピリットは、素顔のキラー・カール・コックスとして出場。

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&高千穂(1-0)ブッチャー&バーク
①高千穂(9分5秒体固め)バーク

30分1本勝負
グレート小鹿(10分13秒体固め)スチーブ・ストロング
ミスター・ヒト(12分19秒反則勝ち)大熊元司

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(12分4秒体固め)伊藤正男
ミスター林(12分19秒片エビ固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(10分5秒体固め)百田光雄

15分1本勝負
金光植(10分44秒首固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第20戦(最終戦) 12月9日(木)東京・日大講堂 観衆12000人
インターナショナル・タッグ選手権 60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)大木&ドク
①大木(11分38秒体固め)鶴田
大木とドクは鶴田を2人がかりのボディスラムで叩きつけ、大木が鶴田を押さえたところへドクがコーナー最上段からフライング・ニードロップ。さらに大木がセカンドロープへ足をかけジャンプしてヘッドバットを決めフォール。
②鶴田(3分18秒リングアウト)ドク
ドクが鶴田をボディスラムで叩きつけコーナー最上段へ上がろうとしたところへ、馬場がエプロンからチョップでドクを場外に落とし、追いかけてストンピング攻撃。その間も大木は鶴田へ執拗に攻撃を続けるが、馬場のカットで場外へ。大木はリング下でうずくまるドクをリングへ戻そうとしたが、間に合わずのリングアウト負け。
③鶴田(2分38秒体固め)ドク
ドクへ鶴田がドロップキック(カウント2)から馬場と2人がかりのブレーンバスターを決めフォール。
※馬場・鶴田組が、タイトルを奪回。
馬場のコメント
「タイトルを取り戻してホッとした。ジャンボがエキサイトしすぎて相手のペースにはまったが、3本目にタッチワークがうまくいって戸口を料理できた。向こうは前チャンピオンだから、再戦はいつでも受ける用意がある。」
鶴田のコメント
「頭にきた。急所を狙ってくるなんて卑怯じゃないか。」
大木のコメント
「今は何もしゃべりたくない。悔しいだけだ。」
ドクのコメント
「もう一度必ず挑戦する。」

メインの試合前、髪の毛をカットし全日本プロレスのジャージを着た天竜がリングに登場しファンに紹介された。

60分1本勝負
ビル・ロビンソン(0-0)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①(7分2秒両者リングアウト)
ロビンソンはドロップキックで場外に落ちたブッチャーを追いかけ場外戦になるが、ブッチャーを机に叩きつけリングへ。しかしエプロンに上がってきたブッチャーへ、再度ドロップキックを決め場外に落とし、再び追いかけて客席後方まで行っての乱闘を続け場外ドロー。

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(14分57秒4の字固め)レオ・バーク
ディック・マードック(20分26秒無効試合)キラー・カール・コックス
試合開始5分頃、コーナーの二人を分けようとしたレフリーがコックスに突き飛ばされてダウン、さらにキックを浴びせた為レフリーはゴングを要請。ここでゴングが鳴らされたが、リングアナから「この試合は、反則決着は無し」とアナウンスがされ試合続行。
場外戦でマードックを流血させたコックスは、リングに上がってもメリケンサックを使ってのパンチ攻撃。マードックも頭部へのパンチ攻撃でコックスの額を割り、殴り合いに。コックスをコーナーに詰めて攻撃するマードックへレフリーが注意すると、マードックはレフリーを場外へ投げ落とし、再び殴り合いに。セコンドがリングに入り二人を分けようとするが、殴り合いを続けた為ノーコンテスト。

天竜断髪式

リング中央に置かれたイスに羽織袴姿の天龍が座り、日本プロレスの役員で元小結の九州山が介添役を務めて断髪式が行われた。
まずは天竜の後援会会長の福田一衆議院議員の挨拶に続き、関係者37名が大たぶさに鋏を入れた後、芳の里日プロ代表、吉原国際社長、ロード・ブレアースPWF会長、天竜の父親の嶋田源吾氏と続き、最後に馬場代表がバッサリと髷を切り落とした。
断髪式を終えた天龍は、四方にお辞儀をした後リングを下りた。
天竜のコメント
「力が抜けたような感じでした。イスに腰かけていなかったら、ガクガクと座り込んでしまったかもしれない。」

30分1本勝負
クリス・テーラー(6分29秒体固め)サムソン・クツワダ
高千穂明久(9分54秒体固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒト&肥後
①大熊(17分38秒体固め)肥後

12月5日に亡くなった井上博東京スポーツ新聞社社長の冥福を祈り、高橋典義東京スポーツ事業局長が遺影を持ち、選手・関係者がリングを囲んで並び10カウントゴングが鳴らされた。

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・断髪式を行うため一時帰国していた天龍源一郎は、12月20日再びアメリカでの修行の為渡米。

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