昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第16戦~第20戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時20分33秒 | '76全日本プロレス
第16戦 12月5日(日)川内市体育館 観衆2300人
6人タッグマッチ60分3本勝負 
馬場&鶴田&高千穂(2-1)ブッチャー&スピリット&バーク
①スピリット(9分49秒体固め)高千穂
②馬場(3分21秒体固め)スピリット
③高千穂(1分59秒コブラツイスト)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分29秒両者リングアウト)ビル・ロビンソン
ディック・マードック(18分22秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)小鹿&大熊
①大木(18分22秒体固め)大熊

30分1本勝負
クリス・テーラー(3分50秒体固め)肥後宗典
ミスター・ヒト(12分11秒首固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&伊藤
①ヒライ(18分22秒体固め)伊藤

15分1本勝負
淵正信(時間切れ)金光植

(試合開始15時)

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第17戦 12月6日(月)熊本・水前寺体育館 観衆4400人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブッチャー&バーク
①日本組(10分40秒反則勝ち)外人組
②鶴田(4分43秒片エビ固め)バーク

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(15分2秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&ストロング
①大木(17分56秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(14分26秒両者リングアウト)ザ・スピリット
クリス・テーラー(9分8秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒト&肥後
①大熊(14分7秒体固め)肥後

20分1本勝負
ミスター林(10分54秒体固め)百田光雄
ミツ・ヒライ(8分45秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
金光植(8分18秒首固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第18戦 12月7日(火)福岡九電記念体育館 観衆6200人
PWFヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)ザ・スピリット
①馬場(12分35秒首固め)
スピリットがブレーンバスターを決めようとした瞬間、馬場は首固めに丸め込み先制。
②スピリット(2分38秒反則勝ち)
馬場は脳天チョップの連打から、スピリットのマスクを剥ぎ取り反則負け。
③馬場(2分7秒体固め)
素顔となったスピリットは馬場へ凶器攻撃からボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段へ。しかし素早く立ち上がった馬場は、スピリットを捕まえてデッドリー・ドライブで叩きつけ、ボディスラムからコーナーに上りアトミック・ボムズアウェーを決めフォール。
※馬場がタイトル33度目の防衛に成功。

30分1本勝負
大木金太郎(9分45秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ビル・ロビンソン(時間切れ)ディック・マードック

タッグマッチ30分1本勝負
テーラー&バーク(1-0)鶴田&高千穂
①テーラー(14分3秒体固め)高千穂

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(10分45秒4の字固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
ドク&ヒト(1-0)小鹿&大熊
①ドク組(21分反則勝ち)小鹿組

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)クツワダ&肥後
①林(16分24秒片エビ固め)肥後

20分1本勝負
百田光雄(8分9秒片エビ固め)金光植

15分1本勝負
伊藤正男(7分32秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第19戦 12月8日(水)岐阜市民センター 観衆2600人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-1)ロビンソン&テーラー
①テーラー(13分14秒体固め)デストロイヤー
②デストロイヤー(7分32秒リングアウト)テーラー
③デストロイヤー(3分33秒体固め)テーラー

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&コックス
①大木(12分34秒体固め)コックス
※前日の試合でマスクを取られたスピリットは、素顔のキラー・カール・コックスとして出場。

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&高千穂(1-0)ブッチャー&バーク
①高千穂(9分5秒体固め)バーク

30分1本勝負
グレート小鹿(10分13秒体固め)スチーブ・ストロング
ミスター・ヒト(12分19秒反則勝ち)大熊元司

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(12分4秒体固め)伊藤正男
ミスター林(12分19秒片エビ固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(10分5秒体固め)百田光雄

15分1本勝負
金光植(10分44秒首固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第20戦(最終戦) 12月9日(木)東京・日大講堂 観衆12000人
インターナショナル・タッグ選手権 60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)大木&ドク
①大木(11分38秒体固め)鶴田
大木とドクは鶴田を2人がかりのボディスラムで叩きつけ、大木が鶴田を押さえたところへドクがコーナー最上段からフライング・ニードロップ。さらに大木がセカンドロープへ足をかけジャンプしてヘッドバットを決めフォール。
②鶴田(3分18秒リングアウト)ドク
ドクが鶴田をボディスラムで叩きつけコーナー最上段へ上がろうとしたところへ、馬場がエプロンからチョップでドクを場外に落とし、追いかけてストンピング攻撃。その間も大木は鶴田へ執拗に攻撃を続けるが、馬場のカットで場外へ。大木はリング下でうずくまるドクをリングへ戻そうとしたが、間に合わずのリングアウト負け。
③鶴田(2分38秒体固め)ドク
ドクへ鶴田がドロップキック(カウント2)から馬場と2人がかりのブレーンバスターを決めフォール。
※馬場・鶴田組が、タイトルを奪回。
馬場のコメント
「タイトルを取り戻してホッとした。ジャンボがエキサイトしすぎて相手のペースにはまったが、3本目にタッチワークがうまくいって戸口を料理できた。向こうは前チャンピオンだから、再戦はいつでも受ける用意がある。」
鶴田のコメント
「頭にきた。急所を狙ってくるなんて卑怯じゃないか。」
大木のコメント
「今は何もしゃべりたくない。悔しいだけだ。」
ドクのコメント
「もう一度必ず挑戦する。」

メインの試合前、髪の毛をカットし全日本プロレスのジャージを着た天竜がリングに登場しファンに紹介された。

60分1本勝負
ビル・ロビンソン(0-0)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①(7分2秒両者リングアウト)
ロビンソンはドロップキックで場外に落ちたブッチャーを追いかけ場外戦になるが、ブッチャーを机に叩きつけリングへ。しかしエプロンに上がってきたブッチャーへ、再度ドロップキックを決め場外に落とし、再び追いかけて客席後方まで行っての乱闘を続け場外ドロー。

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(14分57秒4の字固め)レオ・バーク
ディック・マードック(20分26秒無効試合)キラー・カール・コックス
試合開始5分頃、コーナーの二人を分けようとしたレフリーがコックスに突き飛ばされてダウン、さらにキックを浴びせた為レフリーはゴングを要請。ここでゴングが鳴らされたが、リングアナから「この試合は、反則決着は無し」とアナウンスがされ試合続行。
場外戦でマードックを流血させたコックスは、リングに上がってもメリケンサックを使ってのパンチ攻撃。マードックも頭部へのパンチ攻撃でコックスの額を割り、殴り合いに。コックスをコーナーに詰めて攻撃するマードックへレフリーが注意すると、マードックはレフリーを場外へ投げ落とし、再び殴り合いに。セコンドがリングに入り二人を分けようとするが、殴り合いを続けた為ノーコンテスト。

天竜断髪式

リング中央に置かれたイスに羽織袴姿の天龍が座り、日本プロレスの役員で元小結の九州山が介添役を務めて断髪式が行われた。
まずは天竜の後援会会長の福田一衆議院議員の挨拶に続き、関係者37名が大たぶさに鋏を入れた後、芳の里日プロ代表、吉原国際社長、ロード・ブレアースPWF会長、天竜の父親の嶋田源吾氏と続き、最後に馬場代表がバッサリと髷を切り落とした。
断髪式を終えた天龍は、四方にお辞儀をした後リングを下りた。
天竜のコメント
「力が抜けたような感じでした。イスに腰かけていなかったら、ガクガクと座り込んでしまったかもしれない。」

30分1本勝負
クリス・テーラー(6分29秒体固め)サムソン・クツワダ
高千穂明久(9分54秒体固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒト&肥後
①大熊(17分38秒体固め)肥後

12月5日に亡くなった井上博東京スポーツ新聞社社長の冥福を祈り、高橋典義東京スポーツ事業局長が遺影を持ち、選手・関係者がリングを囲んで並び10カウントゴングが鳴らされた。

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・断髪式を行うため一時帰国していた天龍源一郎は、12月20日再びアメリカでの修行の為渡米。

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