昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第11戦~第15戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時30分01秒 | '76全日本プロレス
第11戦 11月30日(火)宮城県スポーツセンター 観衆4000人
UNヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(1-1)ビル・ロビンソン
①鶴田(30分50秒片エビ固め)
場外に落ちたロビンソンがエプロンに上がってきたところへ鶴田がドロップキック。さらにリングへ戻ってきたロビンソンを鶴田がロープへ振り、頭部へドロップキックを決めフォール。
②ロビンソン(2分8秒片エビ固め)
ロビンソンは鶴田の水平チョップをかいくぐってバックを取り、ワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。
③(5分27秒両者リングアウト)
ロビンソンが鶴田のバックを取りロープに押し込んで後方回転エビを狙ったが、鶴田はロープを掴んでロビンソンを自爆させ、ロビンソンが起き上がったところへタックルへ行くが、両者もつれるように場外に落ちダウンしてリングへ戻れず。
※鶴田がタイトル初防衛に成功。
鶴田のコメント
「勝ちたかったんですが、やはりロビンソンはうまいし強い。しかし圧迫感は感じなかった。もう一度やったら勝てると思います。」
ロビンソンのコメント
「鶴田は初めて対戦した時よりもうまくなっているし、手ごたえがあった。スープレックスをかけられて、あわくったのが勝ちを逃した原因だろう。今度やったら必ず2フォールを奪ってみせる。とにかくやりがいのある相手だった。」

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&デストロイヤー(1-0)ブッチャー&テーラー
①馬場(12分45秒リングアウト)テーラー

30分1本勝負
ディック・マードック(10分24秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)スピリット&バーク
①大木(13分40秒体固め)バーク

30分1本勝負
グレート小鹿(10分50秒体固め)スチーブ・ストロング
ミスター・ヒト(12分44秒反則勝ち)大熊元司

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(13分35秒片エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&伊藤
①ヒライ(16分52秒体固め)伊藤

15分1本勝負
金光植(9分11秒首固め)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第12戦 12月1日(水)群馬県スポーツセンター 観衆2700人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&小鹿(2-1)ブッチャー&バーク
①ブッチャー(15分52秒体固め)小鹿
②小鹿(6分20秒リングアウト)ブッチャー
③小鹿(2分18秒エビ固め)バーク

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)デストロイヤー&高千穂
①テーラー(20分5秒体固め)高千穂

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(2分25秒両者リングアウト)ザ・スピリット
大木金太郎(9分10秒体固め)スチーブ・ストロング
ディック・マードック(9分17秒体固め)大熊元司

タッグマッチ20分1本勝負
ドク&ヒト(1-0)クツワダ&肥後
①ヒト(17分58秒体固め)肥後

20分1本勝負
ミスター林(11分23秒体固め)百田光雄
ミツ・ヒライ(7分59秒体固め)金光植

15分1本勝負
伊藤正男(6分44秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第13戦 12月2日(木)川崎市体育館 観衆3500人
ジャンボ鶴田・試練の十番勝負第7戦 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(2-1)クリス・テーラー
①鶴田(11分20秒体固め)
テーラーは鶴田をコーナーに振り体当たり。これをかわした鶴田は、コーナーへ激突しふらつくテーラーへコーナー最上段からのミサイルキックを決めてフォール。
②テーラー(3分7秒体固め)
テーラーは鶴田をロープに振り体当たり、ボディスラムで叩きつけた後にボディプレスを決めフォール。
③鶴田(3分26秒リングアウト)
両者もつれて場外に落ち、場外でテーラーが鶴田へボディスラムからボディプレス。これをかわした鶴田が先にリングへ戻りリングアウト勝ち。
※鶴田試練の十番勝負7戦3勝1敗3分。
鶴田のコメント
「初めてこんな大きいのと戦ったので迷いました。反省すべき点はいっぱいあります。3本目は自分でも失敗だと思います。」
馬場のコメント
「ズバリ言って2、3本目のジャンボは、攻めるどころか逃げてる感じだった。フォールできそうにないから場外でリングアウト勝ちを狙う、こんな消極策じゃ物足りんよ。勝つという事よりも、いかにして大勝負を乗り切っていいファイトをやるか。その事をジャンボによーくわかってもらいたい。」

NWA・PWF賞争奪スーパーヘビー級バトルロイヤル(15人参加)
参加選手=ジャイアント馬場、ビル・ロビンソン、ザ・デストロイヤー、アブドーラ・ザ・ブッチャー、大木金太郎、ディック・マードック、キム・ドク、ザ・スピリット、高千穂明久、レオ・バーク、サムソン・クツワダ、スチーブ・ストロング、グレート小鹿、ミスター・ヒト、大熊元司
決勝、ロビンソン(15分53秒体固め)ヒト
①スピリットが覆面に凶器を入れ大木へヘッドバット2連発。倒れたところを大勢で押さえ込み、大木退場。
②ドクがスピリットの覆面に凶器が入っているとアピール。レフリーがスピリットの覆面をチェックしている時、ドクが後から足を取ってひっくり倒し、そこを大勢で押さえ込み、スピリット退場。
③日本勢の応援を受けながらブッチャーへ攻撃していたマードックへドクが襲い掛かるが、日本勢により袋叩き状態で押さえ込まれ、ドク退場。
④バークへマードックがアトミックドロップを決め押さえ込み、バーク退場。
⑤ストロングへ大熊、クツワダ、小鹿が連続攻撃を加えて押さえ、ストロング退場。
⑥ロビンソンとマードックが極道コンビをリング中央で鉢合わせし、すかさず大熊をロビンソンがエビ固めでフォールし、大熊退場。
⑦クツワダが外人勢の標的となり押さえ込まれ、クツワダ退場。
⑧馬場がブッチャーへ水平チョップ。堪えるブッチャーの背後に高千穂が回り込み足元にうずくまると、そこへ馬場が16文キック。高千穂につまずいてひっくり返ったところを大勢で押さえ、ブッチャー退場。
⑨マードックが馬場へアトミックドロップを決め大勢で押さえ、馬場退場。
⑩ロビンソンがショルダー・ネックブリーカーを決めて押さえ、小鹿退場。
⑪マードックがブレーンバスターを決めて押さえ、高千穂退場。
⑫マードックがデストロイヤーにアトミックドロップを仕掛けたが、着地の瞬間デストロイヤーはマードックの足を取って倒し4の字固め。ここでロビンソンとヒトが両者を押さえ込み、デストロイヤーとマードック退場。
(決勝)ヒトがロビンソンをボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段からダイビング・ボディプレス。これをロビンソンがかわし、すかさずワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。
※ロビンソンが優勝し、NWA・PWF賞(4000ドル)を獲得。

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&小鹿(1-0)ブッチャー&ストロング
①小鹿(12分38秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ディック・マードック(9分47秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&バーク
①大木(17分35秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(13分30秒両者リングアウト)ザ・スピリット
大熊元司(12分39秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)クツワダ&肥後
①林(19分2秒片エビ固め)肥後

20分1本勝負
百田光雄(11分32秒回転エビ固め)伊藤正男

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第14戦 12月3日(金)江南市民体育館 観衆2000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー&鶴田(2-1)ロビンソン&テーラー&バーク
①ロビンソン(15分3秒逆さ押さえ込み)デストロイヤー
②デストロイヤー(5分23秒リングアウト)テーラー
③デストロイヤー(7分52秒4の字固め)バーク

30分1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(5分58秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)スピリット&ストロング
①大木(18分35秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ディック・マードック(12分8秒体固め)サムソン・クツワダ
グレート小鹿(11分49秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

20分1本勝負
大熊元司(12分11秒首固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ組(12分50秒反則勝ち)百田組

15分1本勝負
金光植(12分22秒片エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第15戦 12月4日(土)下関市体育館 観衆4000人
タッグマッチ30分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)大木&ドク
①馬場組(11分44秒反則勝ち)大木組

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)ブッチャー&バーク
①ロビンソン(11分12秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(6分5秒4の字固め)スチーブ・ストロング
ディック・マードック(11分34秒体固め)高千穂明久
ザ・スピリット(7分45秒片エビ固め)サムソン・クツワダ
ミスター・ヒト(10分23秒逆エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)ヒライ&林
①時間切れ

20分1本勝負
百田光雄(11分47秒回転エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(時間切れ)金光植

(試合開始18時30分)

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