野鳥の園に通じる管理用車道を歩いていると、下草に白っぽい蛾がとまっていました。一目見た感じで、ユウマダラエダシャクの仲間だと思っていました。
帰宅して写真を確認しましたが、『ポケット図鑑日本の昆虫1400』にも、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/エダシャク亜科』の成虫縮小画像一覧の画像にもピッタリくるものは見つかりませんでした。
思い直して写した写真をよく見ると、前翅の先端が尖り、後方に向けて鉤状に折れ曲がるカギバガの雰囲気があります。そこで、『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/カギバガ科』の成虫縮小画像一覧成虫縮小画像一覧の画像を最初から順に見ていくと、よく似た写真がありました。ヒトツメカギバです。
ヒトツメカギバは、前翅・後翅ともに地色は白色で、所々に灰色の模様が見られ、前翅には名前の由来どおり中央付近に大きな黄土色の眼状紋があり、紋の中には白色の短線と小黒点が3列綺麗に並んでいます。幼虫の食樹はミズキ科のミズキやクマノミズキなどです。(ウェブサイト『こんちゅう探偵団/ヒトツメカギバ』2019/07/05参照)
《下草にとまっていたヒトツメカギバ 2019/06/23》
《下草にとまっていたヒトツメカギバ 2019/06/23》
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