2003~2009年に、富山県中央植物園で見かけた生きものを、紹介しています。
今回は、コサギより大きな白いサギです。ダイサギ、チュウダイサギ、オオダイサギ、チュウサギ。名前を聞いただけでも混乱してよくわかりません。
ウェブサイト『日本野鳥の会 東京/身近な野鳥の識別口座①シラサギ3種の識別』を参考にすると、
〈オオダイサギ〉 ダイサギの亜種で、単にダイサギとも呼ばれ、日本国内では冬鳥。
〈チユウダイサギ〉 ダイサギの亜種で、日本国内では夏鳥で、一部は越冬。
そうなると、次は、ダイサギとチュウサギの見分けです。
大きさ ダイサギ>チュウサギ
くちばしの色 ダイサギ、チュウサギとも、夏‥黒色、冬‥黄色
口角 ダイサギ‥眼より後方に伸びている チュウサギ‥眼の下で終わる
見られる時期 ダイサギ‥周年 チュウサギ‥夏鳥として4月頃~11月
指の色 ダイサギ、チュウサギ‥周年黒色(コサギ‥非繁殖期は黄色、繁殖期はピンクや橙色味)
以上を参考に、ダイサギだと思われるものを紹介します。
《ダイサギ 2007/06/28》
《ダイサギ 2007/06/28》
《ダイサギ 2008/12/10》
ところが、夏にもかかわらず、くちばしの黄色いものがいました。いろいろなウェブサイトを見ていくと、『ZUKAN/ダイサギ』に、次のように説明されていました。
【幼鳥】 全身純白な点は成鳥と変わりはない‥嘴は黄色である。
【第1回冬羽】 幼鳥は8月~11月に体羽だけを換羽して第1回冬羽‥この羽衣は成鳥冬羽と酷似‥。
ひょっとして、チュウサギは?と、同じウエブサイトを見ると、
【幼鳥】 ‥嘴は黄色。
とありました。
これでは区別できませんが、口角をみると「眼より後方に伸びている」ように見えるので、ダイサギの幼鳥ではないかと思います。
《ダイサギの幼鳥? 2008/08/27》
※ 2月の中央植物園(2) 18年ほど昔の写真なので、状況は変わっていると思います。
《スイセン属カンタブリクス 2006/02/17》
《シクラメン(アルピタム) 2006/02/17》
《バイカオウレン 2006/02/17》
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