昔勤めていたころ、始業前の30分ほどで、読売、朝日、毎日、日経、産経、赤旗、北日本、富山の各紙にざっと眼を通して、仕事と関係のある記事をチェック、コピーしていました。この時は、記事の内容は見ないで(こんなことをしていると半日かかってしまう)、見出しのキーワードだけを探していました。そうすると、パソコンで検索をかけるように、自然にキーワードの記事のところが眼に飛び込んできます。
これと同じことを虫探しなどでもやっているのかなと思います。この日、公園の池では、トンボの羽化殻と羽化したトンボをキーワードに、キショウブやカキツバタ、ショウブ、ガマなどの茎や葉にキーワードがとまっていないかに神経を集中して探していました。
キショウブの葉に違和感を感じ、近づいて見ると、どうやら最近お世話になっている『日本の昆虫1400➀チョウ・バッタ・セミ』で表紙を飾ってるウンモンスズメのようです。濃い緑色の模様のジェット機のような蛾で、一度見てみたいと思っていました。でも、残念ながら羽化に失敗した個体のようで、左の翅がうまく伸びていません。今度は正常な状態のウンモンスズメにお目にかかりたいと思っています。
《キショウブの葉で翅を伸ばすウンモンスズメ 2016/05/24》
《キショウブの葉で翅を伸ばすウンモンスズメ 2016/05/24》