静 夜 思

挙頭望西峰 傾杯忘憂酒

≪ 今朝の2題 ≫  コロナ禍が炙り出した「政治」の国民生活への影響実感       小室夫婦会見はSNS誹謗中傷を抑えるか?

2021-10-30 07:49:11 | トーク・ネットTalk Net
◆ 此の2年近くに及ぶコロナウイルス感染が炙り出したものは?;

・ 大きく一言で捉えるなら、政府内部/医学界との不協和音+政府と地方自治体との不調和な関係であり、自治体間の対応格差に見えた首長の資質の差だろう。
  具体的には、ワクチン調達&配布のモタツキ。感染対応のスピード差。報告体制の遅れとバラつき。医師会と首長の連携。そして政権中枢部の無能さが出た。

・ もっと大きく言えば「政治(家)」の能力・資質がマトモに国民生活を左右する鮮明な実例を国民皆が等しく2年間に体験した;これは大きい。
  『「政治」には何も期待しないから選挙に行かない』と日頃いう人達も例外なく同じ影響を被り、不安な2年を過ごした。其の自覚/恨み/無念さを忘れず、投票に活かして欲しい!

◆ 去る26日の小室夫婦結婚発表会見スピーチが国民に投げかけたものは?

・ 27日の本コラムで私は・・(≪ 日本国民は1人のプリンセスを外国に放り出した! ≫ 若い二人が暮らせない日本という国をどう変えていくのか)のタイトルで書いた。
  今朝の毎日新聞に<「異例の言葉、挑戦にひかれた」 話し方のプロが見た眞子さん会見>と言う記事があり、スピーチライターの千葉佳織さんが会見での二人の言葉について的確な
  スピーチ話法分析をしている事を紹介しておきたい。同紙購読者以外はWeb で読めないのが遺憾である。

・ 接客を仕事の重要な部分にしている人は是非とも一読を薦めたい分析だが、実務上の利便とは別に、大方の国民が抱いていた二人へのイメージは次の一節で鮮やかに打ち消された。

★「心を守りながら生きることに困難を感じ傷ついている方が、たくさんいらっしゃると思います。周囲の人の温かい助けや支えによって、より多くの人が、心を大切に守りながら
  生きていける社会となることを、心から願っております」
  ⇒ これは心を病む人への一般的呼びかけの体裁を採っているが、小室真子さんが言う「心」とは抽象的ではない≪独りの個人として普通に自由に生きてゆく状態≫を指す。

  それは、皇位継承とは無縁の皇女に生まれたばかりに背負わされる不自由さ、それと引き換えのように皇族以外の男性と結婚するしか道が無い理不尽さに加え、匿名に隠れた
  誹謗にまで付きまとわれる社会の姿全体へ「これで良いのか?」と問う「挑戦」でもあるのだ。過去の皇女達3人とは違い、泣き寝入りせず日本を捨てる。
  一見、ひ弱そうな小室真子さんの顔つきや話し方とは裏腹に、実に意志強靭な女性であることを見事に示す、天晴れな去り際。私は万感の想いで拍手を送りたい。。。
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