毎日💛 熱血!与良政談 「伯仲」でも政治は変わる (専門編集委員) <全文転載> 付け加える事無し!!
報道各社の事前調査によれば、今回の衆院選は与野党候補が大接戦となっている小選挙区がいつになく多くなっている。小泉純一郎政権時代の「郵政選挙」(2005年)以来、与野党のどちらかが
大勝する衆院選が続いてきたことを思えば、これは大きな変化である。
極端に議席数の差が出るのは小選挙区を軸とする選挙制度がもたらした結果でもある。今回、激戦区が増えたのは、立憲民主党と共産党が小選挙区候補の一本化を進めた効果と認めていいだろう。
ところが、そんな接戦であるにもかかわらず、相変わらず「私が投票しても政治は変わらない」といった声を聞く。それは若者に限らない。大人も同じだ。 本当に変わらないのか。
仮に立憲を中心とする野党に政権が交代すれば、政治が大きく動くのは誰でも分かるだろう。しかし野党が過半数を取らなくても、一定数を増やすだけで政治はかなり変わっていくのだ。
重要な目安が「絶対安定多数」だ。与党が国会の常任委員会で委員長ポストを独占し、なお過半数を握る数(261議席)を言う。
法案の可否はまず委員会で決める。仮に与党が絶対安定多数を割り込んで、たとえ一つの委員会だけでも「数の力」で法案を通せなくなるとすれば、今の自公政権の国会対応はもう少し謙虚になる
のではないだろうか。実際、絶対安定多数を取れなければ、12年の第2次安倍政権の発足以降、自公政権では初めてとなるのだから。
衆院に小選挙区比例代表並立制が導入されて以来、すっかり「死語」になってしまった言葉の一つに「与野党伯仲」がある。衆院選は政権を取るか、取らないかの争いだ。
そこには、勝つか負けるかしかなく、「伯仲」と言っても、あまり意味はない……。実は私もそう考えてきた。
でも国会がまるで首相官邸の下請けであるかのようになってしまった今、伯仲状況を作り出すのも有効な選択肢だと痛切に思う。
小選挙区で、そして比例代表でみなさんが、どう投票するかによって政治は動く。棄権するのはもったいない。投票日は31日。
翌朝の新聞で久しぶりに「与野党伯仲」という見出しが躍るかどうかが、今度の焦点だと私は思っている。【与良正男】
報道各社の事前調査によれば、今回の衆院選は与野党候補が大接戦となっている小選挙区がいつになく多くなっている。小泉純一郎政権時代の「郵政選挙」(2005年)以来、与野党のどちらかが
大勝する衆院選が続いてきたことを思えば、これは大きな変化である。
極端に議席数の差が出るのは小選挙区を軸とする選挙制度がもたらした結果でもある。今回、激戦区が増えたのは、立憲民主党と共産党が小選挙区候補の一本化を進めた効果と認めていいだろう。
ところが、そんな接戦であるにもかかわらず、相変わらず「私が投票しても政治は変わらない」といった声を聞く。それは若者に限らない。大人も同じだ。 本当に変わらないのか。
仮に立憲を中心とする野党に政権が交代すれば、政治が大きく動くのは誰でも分かるだろう。しかし野党が過半数を取らなくても、一定数を増やすだけで政治はかなり変わっていくのだ。
重要な目安が「絶対安定多数」だ。与党が国会の常任委員会で委員長ポストを独占し、なお過半数を握る数(261議席)を言う。
法案の可否はまず委員会で決める。仮に与党が絶対安定多数を割り込んで、たとえ一つの委員会だけでも「数の力」で法案を通せなくなるとすれば、今の自公政権の国会対応はもう少し謙虚になる
のではないだろうか。実際、絶対安定多数を取れなければ、12年の第2次安倍政権の発足以降、自公政権では初めてとなるのだから。
衆院に小選挙区比例代表並立制が導入されて以来、すっかり「死語」になってしまった言葉の一つに「与野党伯仲」がある。衆院選は政権を取るか、取らないかの争いだ。
そこには、勝つか負けるかしかなく、「伯仲」と言っても、あまり意味はない……。実は私もそう考えてきた。
でも国会がまるで首相官邸の下請けであるかのようになってしまった今、伯仲状況を作り出すのも有効な選択肢だと痛切に思う。
小選挙区で、そして比例代表でみなさんが、どう投票するかによって政治は動く。棄権するのはもったいない。投票日は31日。
翌朝の新聞で久しぶりに「与野党伯仲」という見出しが躍るかどうかが、今度の焦点だと私は思っている。【与良正男】
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