安城市緑町 ミドリペットクリニック0566-77-6047

目標毎日更新
動物病院の日常、広報、呟き
午前9:00-12:00 午後4:00-7:00
休診:日曜祭日、水午後

森の文明と日本ⅡⅩⅤ

2016年11月03日 | 歴史
 その途端に「土偶はそれじゃないのか!?」、胎児埋葬儀礼と関係あるんじゃないかと思ったのです。
調べてみると明治20年代に福島県で同様に母親の腹を切った事件がありました。
その時も妊婦が死にました。時の風習に従ってある人がその妊婦の腹を切って、
妊婦と胎児とこしらえた人形を葬ったという事件です。
その人形が土偶と同じ意味を持っっているのではないかと考えました。
土偶は妊婦だから腹が大きいのです。
土偶はこの世の人じゃないような顔をしていのは、死んだ人だからではないでしょうか。
死霊の顔です。そして目はうつろです。遮光器土偶のような大きな目をしていてもうつろで、目は瞑っています。
アイヌの言うには目のある死体は再生可能です。再生はするけど死んでいます。
なぜバラバラにしたのでしょうか。死者に供えるものは皆バラバラにする習慣が今でもあります。
それはこの世で完全なものはあの世で不完全、あの世で完全なものはこの世で不完全という思想によるものです。
死者に供える茶碗などはばらばらにしていっしょに埋葬する風習があります。
これらは妊婦埋葬の葬送儀礼と大きく関係するのではないでしょうか。

☆10月のお知らせ:

当院では一緒に働いてくださる動物看護師さんを1名募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。