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似非ケインジアンに告ぐⅩⅣ

2014年01月04日 | 政治経済
 経済学の父、アルフレッドマーシャルは新古典派経済学を作った人物です。
マーシャル以前のケンブリッジ大は経済学の教官になるためには道徳哲学の試験を受けないとなれませんでした。マーシャルはそれを分離した人物です。
経済学をパスするだけで経済学の教官になれるようにします。それの最初のモデルケースがケインズなのです。
マーシャルがいなかったらおそらくケインズは世に出ることは無かったでしょう。
彼がいなかったらケインズは冴えない官僚にでもなって愚痴を言いつつ終わっていたでしょう。
マーシャルは新古典派経済学というよりも経済学を今日の形に作り上げた偉大な人物です。
マーシャルは老け顔に似合わず情熱的な人物で、新古典派経済学というと「市場に任せればそれで良い」ということだと思われていますが、
マーシャルの思想は「市場では救えない貧しい人々をどうすべきか」がテーマでなのです。
 「市場も重要だけれどそれ以外の部分も重要だ。そのために市場をうまく設計してさらに政府の介入の仕方も設計せよ」というのが新古典派経済学です。
ケインズはマーシャルに研究者として誘われますが始めはインド拓務省の官僚になります。
拓務省は大蔵省に次ぐトップ官庁でしたが、本人は自分を天才と思っているため仕事がつまらなくなって辞めてしまいます。三島由紀夫とよく似ていますね。
数学が得意だったので確率論の論文を書きます。これでケンブリッジに残るための資格を得ることになります。研究者や経済評論活動をしていく。
そしてエコノミックジャーナルの編集者になることによって一段とステータスが上がります。
これによって経済学会はケインズのお眼鏡にかなわなければ一流になれなくなっていくのです。そこで多くの弟子を得ることになります。
彼の最初の経済論文はインド拓務省時代に唯一興味を持ったインドの通貨問題です。またケンブリッジで最初に教えたのが金融論です。
ケインズはそもそも金融経済学がメインなのです。
インドの通貨が不安定化している。それを国際的に信頼性を持たせ安定化させるためにどうすべきかという話です。

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