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似非ケインジアンに告ぐⅡⅩⅢ

2014年01月13日 | 政治経済
 1935年に『雇用利子及びお金の一般理論』は書かれました。はっきりいって、難しい数式が登場してよく内容が分かりません。
それでは仕方が無いので簡単にテーマだけでも考えてみましょう。経済全体の働ける人間の数はどういった仕組みで決まるのでしょう。
なるべくたくさんの人が働けた方が良いですよね。働きたいと思っている人がみんな働ける状態、これを『完全雇用』といいます。
現実社会では『完全雇用』に全く達せず、『不完全雇用』が一般的になっている状態だとケインズは言います。「これをどうにかしなければいけないのだ」と。
『完全雇用』にするための様々な処方箋を検討すべきです。ヴィクセルは「自然利子率と中央銀行が操作する利子率が一般的にはずれている」といっていました。
ケインズはこの同様なことを雇用に持ち込んでいるのです。経済の大きさを100とするとそれに対する雇用の量が決まってきます。
その量の決まり方をクルーグマンが数式で示しました。簡単に言うと、まず「人は何のためにお金を持つのか」をケインズは考えます。
現金の他に貯金をするのは何故でしょう?。将来現金化して使うためですよね。『流動性』とは今すぐ使うために現金を持っていなければいけないことです。
現金が最も流動性が高いという意味です。たとえば定期貯金は流動性が低いということです。
でもわざわざ流動性の低い貯金をする理由は金利が付くことを期待しているためです。現金をたくさん持ちたいか否かに応じて金利の上下が決まってきます。
金利はお金を借りるときにも同様にかかってきます。金利が高いとお金が借りにくい仕組みです。
何かの事業をする場合、『期待収益』より金利の方が高かったらその事業を始める人はいないでしょう。
逆に低かったら返済が楽だから多くの人はその事業を始めるでしょう。事業の『期待収益率』を『資本の限界効率』といいます。
この大小でどのくらい追加投資をするかが決まってきます。投資が分かると世界全体でどれほどの所得があってどれほど消費するかが決まってくるのです。
つまり投資さえ分かれば不思議なことに経済全体で動くお金が分かるのです。消費しない部分は貯金に回ります。貯金されたお金は銀行が貸し出すのです。

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営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。

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