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民俗情報工学ⅡⅩⅥ

2022年06月17日 | 歴史
 みずみずしいものと人間の身体の境界もだんだん危うくなってきます。昔、境界を祀ることが大変重要視されました。
神祭り、まつりごと。境界を越えてやってくるもの、それが神です。
”熊”という漢字、「向こうの山に月が出て、ひが出てひが出てクマが出た♪」というCMが昔ありましたね。
熊という漢字には下に列火が付きます。列火を取ると”能”です。これはのう、あたう、わざ、など多くの訓読みがあります。
神が降りてくるものが能です。象形文字としての”熊”はクマが上を向いて口を開けている様子から作られています。
日本に入ってきたときに「あたう」という訓を当てました。与えられている、機能、神の力が与えられているという意味です。
能力のある人を「あの人は能がある」といいますね。能は神が降りてくるその場所、境界を示すのです。
日本の古典芸術の能も境界を表します。神が降りてくる神社ではなく能舞台なのです。
人に対してあの世のものが何か伝えたいときに降りてくる場所です。
亡者、生霊、死んだはずの人が出てきたり、境界から外は脅かしてはいけない場所です。
森は見える境界であり、見えない境界とは、この”時間”は絶対にそこに行ってはいけない、
つまり野生動物が活性化している時間帯だったり、そう決められていました。

☆6月のお知らせ
下記カレンダーをご参照ください。
フィラリア予防の季節です。
当院では一緒に働いてくださる方を募集しています。詳細はメール等でご連絡ください。








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