みんなで学ぼう！バルカン半島ⅡⅩⅡⅩ

　オデッサ領事飯島亀太郎氏が小村寿太郎に公電で事件の報告をしています。
　日露戦争直前にバルカンで大事件がありました。
クーデターを起こした陸軍士官によってセルビア国王アレクサンドルⅠ世が王妃とともに惨殺されたのです。
ヨーロッパ人は昔から敵に対して誠に残虐なやり方で対抗します。
90年代のユーゴ紛争の時、セルビアがヨーロッパでとても嫌われました。
ヨーロッパ人は数百年前の自分達の姿を投影してしまい、見たくないのです。

　歴史学者エドガー・ヘッシュ「1903年6月、露は極東問題によってクーデター事件に介入できなかった」

　アレクサンドル王はそれまでハプスブルクと組んで親オーストリアでした。
ではこの事件の裏には誰が居るのでしょうか？･･･。

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