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国体論と戦後日本ⅧⅩⅣ

2016年06月19日 | 歴史
 自衛隊には入隊時に自己犠牲の可能性を宣誓する機会があります。しかしその自衛隊にも何のために自己犠牲までする必要があるのかを追及する教育が欠落しています。
日露戦争において、ロシア軍の従軍記者のエコージン・マッカラーが手記に日本人の戦いざまを書いています。
「何たる超人間的な猛勇だろう。何たる超自然的な不撓不屈だろう。日本人ほど恐ろしい物はこの世にない。
 このような人種に対して我々も英国人もフランス人も人間たる物から何らなすべき策はない。
 彼らの死という概念は我々が夕立に遭って困るほどにもないのではなかろうか」。
どこからこの不撓不屈の精神が出てきたのでしょうか。これは正に死生観の問題で、個人・物質として人間を規定している限り、絶対にこの力は出て来ません。
連綿として生命の継承が民族の中に伝わるという、国体の原理、それを前提にして戦ったからこの勢いが出てきたのです。
これは世界中の近代軍の課題で有り、軍人に対して死生観をどのように兵士に提供するのか、近代科学では答えがありません。
だから西洋の軍隊では牧師という職業が軍隊の中に有り、政教分離原則があるとは言え、聖職者が死生観の安心を与える働きをしています。
日本では戦後、自衛隊における精神論は全て否定され、かつ、聖職者はいません。死生観をどう克服するかは個人で考えなさいとされています。
平和安全法もできたので、この問題の解決を喫緊に必要とするのは自衛官で、彼らに国体思想、民族の連綿性を教育しないと力が出て来ないでしょう。

☆6月のお知らせ:フィラリア予防を開始しましょう。
来る6月18日(土)は獣医師不在のため診療不可です。ご迷惑おかけします。なお、スタッフは在勤しております。可能なサービスはお問い合わせください。

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