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デフレからの脱却・・・まずはそこからⅨ

2012年05月28日 | 政治経済
財政出動と金融緩和
「財政政策は効果がないので金融政策でやるべきだ」という意見があります。
当然金融政策はやるべきです。特に最近、金融政策の要、日銀が叩かれています。
しかし、金融政策だけでやるのはリスクがとても大きいのです。
ケインズ主義の経済学者だけでなく、近代経済学のカリスマ小宮隆太郎氏もおっしゃっていました。
『紐では押せない』
つまり、「インフレになったら金利を上げて退治することができるが、デフレになった場合には金利を下げたり
量的緩和すれば退治できるかというと、必ずしもそうではない」。
なぜなら資金需要がないのがデフレであるため、いくらお金を供給しても貯蓄に回ってしまうのです。
あるいは原油とか食料の高騰を引き起こす投機マネーと化してしまうわけです。
お金の行き先がないので海外に流れるということになるのです。
株式に流れて株価は上がるかもしれないけど労働者の賃金は上がらないのです。
実際そうなったのです。2008年前半原油高食料高がありました。
あれは2007年にサブプライム危機があったのでFRBのグリンスパン議長が金利を引き下げました。
その結果、お金が原油と食料の投機に回ってしまいました。

ITバブルが崩壊したのが2000年初頭、慌てたグリンスパンは金利を下げて一応デフレを阻止しました。
その代わり住宅でバブルが起きちゃったのです。ITのバブルを住宅に付け替えただけという結果に終わったのです。
リーマンショックはグリンスパンが作り出した住宅バブルのせいなのです。
このように金融だけでやろうとするとお金の行き先をコントロールできません。

 現在、金融をジャブジャブにしてますが、本当に今お金がどこに必要なのでしょうか?
東北です。
東北の復興のためには低利で長期の融資がいるのです。
それにはお金をジャブジャブにしただけで行くわけがないのです。
お金は一番儲かる所に行ってしまいます。
儲けではなく、国民に必要な所にお金を回すためには、
国債でそのジャブジャブにしたお金を吸い上げて公共投資で人工的に落とすしかないのです。
つづく
☆お知らせ
営業日の午後12時~午後4時は、手術、治療業務のため留守番電話にしている場合があります。
フィラリアの予防を開始しましょう、できれば5月中にね。
ワンちゃんたちの狂犬病ワクチン接種の時期です。できれば6月30日までにお願います。

6月の予定
6月9日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。
6月23日(土)学会出席のため獣医師全日不在です。スタッフは常駐しております。詳しくはおたずねください。

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